ナルトの巻   作:村椿征

2 / 8
はいっ!!
とってもとってもお待たせいたしました!
久しぶりの征でございます!
入試が終わったので、こうして投稿できることになりました!
とても期間が空いていて、なおかつ新しい作品なので戸惑いもあると思われますが、決して妖生謳歌を忘れているわけではありませんのでご安心ください。
前置きはこれぐらいにして、どうぞ!


班の巻
身の上の巻


俺はうずまきナルト。どこにでもいるただの人柱力であり、完璧主義者だ。

今から尊い俺の身の上話を聞いてもらおう。

俺は生後から二年経ってようやく、自分は転生していたことに気づく。

ここから始まったと言っても過言ではない。今からその自分の身の上話を聞かせてやろう。

 

 

 

俺は忍者学校に入って一ヶ月で悟った。

いじめられ、蹴られ、石を投げられ、穴に落とされ。そして自分は底知れぬ憎しみと怒りと恐怖を思い知った。

そんな俺は幼いながらに思った。"なんで俺はこんなことをされている?"と。

何も俺が悪いわけではない。しかし悪いのは俺だというように感情を抑制していない剥き出しの悪意にさらされ続ける。

可笑しいだろう。

でも、それは俺の中に『何か』いることが原因の主な、というよりそれが原因だ。

 

 

俺は忍者学校に入ってから一ヶ月と数日で学ぶ。

自分は落ちこぼれのフリさえしてればそれで皆満足なのだろう。

俺はどうやらみんなの敵らしい。その敵がさらに弱かったとしたら、周りの奴らは調子に乗って俺を痛めつけにくるだろう。

俺は判断力がよく、観察力と洞察力も良い。

なので、木ノ葉の暗部にも俺は気づいた。

木ノ葉の暗部がいると言うことは、俺は監視されている。

これは下手に優秀なところを見せてしまったら、人生の落とし穴へ真っ逆さまだろう。

 

 

俺は忍者学校に入ってから二ヶ月で想起する。

これは修行のチャンスだと言うことだ。

先も語った通り俺は落ちこぼれだと思われている。奴らは俺が監視していること気づいていないとお思いだろうが、貴様らの隠遁を見破るなど造作もないことである。

しかし、奴らもそこまで馬鹿ではないだろう。

家で行ってきますからただいままで監視している変態ストーカーの方々だ。俺が不審な行動をとった場合、即座に対策を練り俺を殺しにくるだろう。

甘いな!

いかんせん、俺は出来るやつだった。その考えに至ったのは必然と言える。

影分身である。影分身を使うことにより、変態ストーカーたちの気をそいつに寄せてもらい、本体つまりはオリジナルが修行できると言う寸法だ。

これは見事に成功を収めた。自分と分身のチャクラ量を同じにし、監視されていると悟る前の自分と同じ行動。

ここまで行くと、俺は完璧主義の領域だろう。事実俺は完璧だが。

 

 

俺は忍者学校に入ってから二ヶ月と二週間もかかってようやく探し当てた。

俺の中の原因、それは九尾というやつらしい。

らしいというのも、上忍の会話を丁寧に盗聴……もとい立ち聞き。

うむ、簡単に探せるとか思って高括っていたら、全然見つけられなくて少し悲しい気持ちになった。

だが、それも今日で終わりだ。今からその大元に会って話し合ってこようではないか。

 

 

俺は忍者学校に入ってから二ヶ月と二週間と三日で会話する。

そう、九尾(九喇嘛と呼称するらしい)との会話が初だ。まさか奴に初めてを奪われるとは、なかなかどうして世界というものは狭すぎるのだろう。

奴は言った。

 

《俺はチャクラの塊だ。そして憎しみの塊でもある》

 

…………いきなり言われてもわからないうえに、貴様のせいで俺もその憎しみを一身に背負っているのだと、何時間もかけて話し合いをしたかったがそれは置いて。

 

「それがどうした。貴様はそんなことで腑抜ける弱者であったのか?」

 

と、そんな相手の心中察さない言葉を投げかけて心を抉ってみる。

 

《小僧ォォオ!貴様に何がわかる!?俺様は生まれて以来、人間たちに兵器として道具として!!使われてきたぁぁあ!その痛みがわかるか!!?お前に!そう、たかだか里の者に邪険にされたお前如きにィィイ!!!》

 

……それはもう恐ろしい形相で、お叱りをくれた。ーーーー狐の分際でだ。

こうなったら徹底的に反撃したくなった。俺は完璧主義であり、狙った獲物は逃しはしない。

さてと、口撃開始とでも言葉を溢そう。

 

「あーそういう姑の嫉妬みたいに怒り狂うのはやめろください耳が痛くなるしなおかつ不幸な自慢なんてほんと聞いている本人にとって苦痛でしかないからね?いやそう言いたい気持ちもわかるようんでもそれはうざったいし面倒いうえにうんこ臭いわそもそも貴様は貴様なりに憎まれ俺は俺なりに憎まれているだからそれはお前と貴様が同じ穴の狢であることと同義だから力を貸せこの馬鹿たれが」

 

息継ぎもなしに言った口撃で場が固まり凍りつき。あの狐の顔は鳩が豆鉄砲を食ったようにおかしな顔になっていた。

 

《……………………憎しみの塊でもある俺がこう言うのもなんだが、お前も同類に入るのか?しかし、甘いな小僧。餡子のように甘いぞ。儂は約二千年もの間その憎しみを身に背負って喰らってきた。だが、その根性と性根は父と母の血を引き継いでると見た。お前が困った時、儂は貴様に力を貸してやろう。儂はお前より長く生きてきた分、人生の大先輩ってところだ。安心しろ、悪いようにはしない。だが、その志違えばその時は容赦しない》

 

と身の程も弁えずこうおっしゃりやがったもんだから、俺は堪らずこういった。こいつと対等な関係を望みたいと思ってしまったがために。

 

「なら、貴様と俺は今日から友達だってばよ!!貴様の憎しみ、俺が背負ってやる。だからお前は俺の憎しみを背負え!」

 

これははっきり暴論だ。我儘だ。子供だ。

だが!これは俺の完璧故の行き着いた答え。完璧故の過ち。そこに何の憂いがあるのだろう。いいや、あるわけがない。

反語を披露しつつ、この俺と貴様が組んだら最高のタッグだ!さぁ、答えを聞こう!!

 

《……へっ!バカなことを言う奴だ。他の人柱力達はそんなこといってなかった。お前が初めてだ。何故かお前は他と違う感じがする。そうであるはずなんだ。……まぁ、なんだこれからは友だ。友ならば俺の名前を知る権利がある。俺は九喇嘛だ。さぁ、拳を合わせろ。それが俺と小僧、ナルトとの契りだ!》

 

無言で頷く俺。後は語らず、無言で拳を交わし合わせた。

 

俺は忍者学校に入って三ヶ月で思い至る。

九尾チャクラモードの難度の高さだ。

どうしても軽い尾獣化をしてしまい、毎回九喇嘛に止められる。暗部にバレないか心配はしたが、それよりも友を頼ってしかできないことに歯嚙みをしてしまう。

まず九尾チャクラを練ることから始めなければならいない。俺は膨大なチャクラ量があり、生半可な気持ちで使おうものなら木ノ葉隠れの里なぞ一撃で壊滅必至だ。

これを踏まえて、どうすれば良いのだろか考えたら案外思いついた。

俺の中で九尾チャクラと通常のチャクラを混ぜるのではなく分けて使う。

瞬時に変換を行いそこから九尾チャクラを練って九尾チャクラモードになる。

そうして解決策を思いついたら後は簡単。それを実行すればいいのみだ。

……え?それができたら苦労はしない?俺は完璧主義者だぞ。そのぐらいのことできないで何が完璧か。理解力があり、素晴らしい発想力まで兼ね備えているのだぞ?完璧と言わざるを得ないだろうな。

 

 

俺は忍者学校四年間でふてぶてしくも、素敵に成長した。他は特に語ることなどほとんどない。青春の一ページ?そんなものはとうに母の腹のなかに置いてきた。

後の三年と七ヶ月はそこまで濃い内容でもない。

飛雷神の術の成功。苦無は父と同じものを使用していて、父と遜色ないというよりほぼ抜きでて早く動けるようになった。

父を四代目火影と断定できたのは似過ぎている容姿からだろう。多分誰がどう見てもこれは血の繋がりがあると断定できる。多分気づかなかったのが恥ずかしくなるぐらいには似ているな。

後は螺旋丸の成功。形態変化をものにするのには一日と三十分という、何とも長い時間を使ってしまったが、まぁ万事解決だろう。

 

 

 

待ちに待ってなどいないが、班決めだ。これはとても重要な役割を担っているといっても過言ではない。イルカ先生から言葉が出て行く。

 

「よし、次第七班だ!……えぇと、春野サクラ!……うちはサスケ!……うずまきナルト!以上の三名だ!」

 

うむ。悪くない組み合わせだ。最高に立ち位置がよく、この二人は適度に俺のことを見下してくれている節があるから演じやすい。

まぁ、担当上忍にも軽く流すぐらいな程度を御覧じて差し上げましょうか?

 

ーー二時間経過ーー

 

おい、どうしたことか担当上忍来る気配すらないじゃないか!バカにしているのか?もうバカなフリしないよ?ほんとだよー?怒ってるよー?いや、まだ待つか。それから考えよう。

 

ーー三時間経過ーー

 

ガラッと小気味の良い音を立てて、忍者学校の立て付けの悪い扉が開く。

顔を覗かせたのは、コピー忍者のカカシ(白い牙のカカシだったり、写輪眼のカカシだったりと、奴の渾名はその三つが基本だ)。上忍の中でも指折りの実力者であり、その名前は忍界にも知れ渡っている。

そんな奴が担当上忍とは……。なかなか三代目様も考えたものだ。

これは楽しみだな。何を言って来るのかわからない以上、厄介であるのにはやはり変わりはないのだけれど、それでも今はその厄介ですら楽しめる気分だ。

 

「…………じゃ、屋上に上がってから自己紹介ね〜」

 

 

 

 

 

 

 

うん、うん?

 

 

 

 

 

 

 

……………うん、なんだってばねぇぇぇええ!

 

 

 

 

 

 

予想した意味がなくなる!!

くっ!仕方がない。あのコピー忍者に付き合ってやるとするか。←ツンデレのつもりで言っても気持ち悪いから、考えないようにはしている。

俺はいつも通りだらけきった顔で、自慢の三つの線の入った頰を悩ませる風にしながら歩いて行く。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。