次回からは妖生の方をあげます!
では、どうぞ!
彼女は何処から探すところからか。
九喇嘛、彼女の少しだけ不安と思う心を感知してくれ。
《お安い御用さ。それよりも、ナルトよぉ。俺の出番はいつなんだ?》
俺がきつくなったら必ずお前も戦闘に関わることになる。俺たちは二人で一人。それは今も昔もかわらねぇ。
《そうかよ。じゃ、俺は胡座かいて待ってるとするか》
そう言って、俺の周りから九喇嘛の気配が消える。
春野の不安は感知できたようだ。それを伝えてから気配を消すとは。多分、九喇嘛は律儀な性格なのだろう。
こうして、俺は気配を消して春野に近づく。
「…………っ、誰」
「俺だよ、ナルトだ。春野、頼みたい事がある」
「サクラでいい。…………藪から棒になに?」
「じゃあ、サクラちゃん。あの担当上忍の鈴を取るぞ。あわよくば、あの脳天に一発くれてやりたいのさ」
「でも、鈴は二つ。貴方、自分を犠牲にするつもり?」
「へっ!わかってたのかよ。…………うちはくん、近くにいるんだろ?そう言う事だ。俺たちの三人での連携を見せてやろうぜ?」
そうして、草から出てきた変態ストーカーばりの怪しさの男(うちはサスケ)ならびにサクラちゃん。
その三人で話し合いが行われ、その作戦は完成することになる。
「まだかなぁ、あいつら。というか、もう三十分くらい経ってるんだよね。来るならもうそろそろのはずなんだけど」
俺とうちはくんがコピー忍者の前に出現。その出現してから5秒後に、飛雷神の苦無と通常苦無をばらつかせ投げる。
コピー忍者はハッと、気づいた顔をしていた。
(あ、あれは先生の苦無!?何故ナルトが持っているんだ!?だとしたらあの苦無には何の意味があるんだ!!くそっ!こうなったら徹底的に避けるしかない!)
「なかなかやるじゃない!でも、俺はこんな苦無は聞かないよ!!」
「やっと、ふざけた口調じゃなくなったってばよ。やっと普通に俺を見据えたな。見据えてしまったな。これでーーーーどうだ!」
飛雷神苦無は飛んでいき、それを"カカシ"は苦無で弾く。飛雷神苦無は上へ弾かれ、俺は技を発動する。
「飛雷神の術 ニの段、そしてこれがーー螺旋丸だ!」
「っ!!?なに、サクラだと!?まさか上か!!!?ぐはっ!!」
苦無を投げたのはサクラちゃん。ボンと音を立てて変化を解き、ニヤリとカカシに向かって笑みを浮かべる。
尽かさず、くらったと同時に下へ体を下げて、最小限のダメージに抑える。さすが畑カカシだ。しかし、気づいちゃいないんじゃないか?今、うちはくんがいないことを!
苦無に変化していたうちはくんが術を解き、本来の姿に戻る。そうして意表を突かれたカカシは対処ができない。うちはくんが左に手を動かす素振りを見せたと同時に、カカシはそちらにガードを集中させる。しかし、甘い。
うちはくんはハナから左でなく右に意識を込めていた。懐に入り込み、溜めた左手でなく意識下に置いてあった右に全てを委ね、鈴へと到達したその右手は、果たして、取れた。
「…………サスケ、ナルト、サクラ。お前ら、なにしたよ。こんな見事に、しかも鈴まで取ちまって。ナルトの飛雷神、サスケの最初の苦無。あれは、ナルトの変化影分身。そして苦無の二つに変化したお前ら二人は、機を伺いそして鈴を取った。初めてだよ。俺の演習の真意に気づいた奴らは」
「……ナルトとサクラがいなかったらやってない。何故か安心して任せれた。作戦はサクラ。俺とナルトは実働隊。わかりやすいだろ」
「ああ、わかりやすい。でもね、自分の長所を理解している奴は、お前たちほどいない。それをわかりなさい」
「…………」
あとは無言だった。俺ら四人に訪れた静寂。だがそれすらも今は心地が良い。ああ、こんな時に酒が飲めたら楽しいのだろう。おっと、未成年としてあるまじきことを言ったな。でも、それぐらいに完璧にできたことは大きい。
明日から、任務開始だという。
まだやってきていないことにワクワクしながら、俺は歩みを進めた。