問題児たちと管理者が異世界から来るそうですよ? 作:幻影さん
ミラ「未来は仲良くなった分死んだ事を割りきれなかったよ」
シリウス「あいつら死んでから100年は経ってるのにな」
慰安旅行は異世界です
……ザクザクザク
雪を踏みしめる音だけが響く
雪がパラパラと降るなか傘をさした女の子が1人
どこかに向かって歩いていた
『なぁ…本当に行くのか?』
少女1人しかいないのにどこからか女性の声がする
普通の人にはホラーでも少女は慣れているのか
「…うん……行くよ…お別れくらい、いいでしょ?」
どこに向かっているのか定かではない足取りは少し…否。かなり不安になる
見えない女性も不安になったらしく
『いや…ほら、その…あれだよ!ほら…今度、また500年くらい経ったら来ようぜ!な?』
……なにか言っている事がおかしい
少女もそれに気づいたのか苦笑しながら
「500年経ったら無くなっちゃうよ?」
と言い……って!ちょっとまて!
500年も生きられる訳ない!
とか言うツッコミは!?
『……あ、そっか…』
コイツらに常識は通用しないらしい
そうこうしているうちに目的地に着いたらしく道から逸れた場所に向かう
そこは
墓地だった
そして少し進んだ場所にある3つの墓石の前で立ち止まる
すると墓石にかかっていた雪が一瞬で溶ける
それを確認するとどこからともなく菊系統の花束を3つ取りだし墓前に添える
「………ひさしぶり」
少女は一言だけ言うと目を閉じた
『…………』
女性の声は何も言わずただ黙っていた
30分程経つと少女はやっと目を開いた
「………行こっか」
『…ああ…そだな』
少女は去って行く
少女が花を添えた墓石にはそれぞれ
『高町』『テスタロッサ』『八神』
と刻まれていた
「……家に帰るの…ひさしぶりだね」
少女が呟くそれを聞き女性の声は
『確かに…そうだな』
と感慨深い声を出した
……何年帰って無かったんだ?
『……お?おお?』
突然女性の声が驚いたような声になる
「…どうしたの?」
女性はそんな少女のいぶかしげな顔を無視して何か喜んでいる
『おいおい!ポスト見てみろよ!手紙が入ってるぜ!』
なんだそんなことか…と思ったのは私だけらしい
「……うそ…なんで!?」
少女もこれぞ驚愕と言う顔をしている
そんなに驚くか?
『ほらほら!はやく開けろよ!』
「『開錠』!」
少女が叫ぶと蔦が張り巡らされた廃墟が新品…と言えなくもない家に変わる
魔法か!?
『よっ!これが手紙ねぇ」
かけ声をあげると声を出していた女性が現れる
女性と言うには若い…精々高校生くらいな見た目だ
少女が女性に確認するように聞く
「開ける?」
「何か変な感じするな…まぁ、時間止めてある家に投函したんだから当たり前か」
なんと!家は時間停止されていたらしい!
「ま、いいや開ける貸して」
「と言うかお前宛だぞ」
そう言って女性は手紙を少女に渡す
開くとそこにはこう書かれていた
「『悩み多し異才を持つ少年少女に告げる
その才能を試すことを望むのならば、
己の家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨てて
我らの“箱庭”に来られたし』?」
意味がわからない
突然なんだこの偉そうな手紙は
「……なんだこりゃ」
「…さぁ?」
「と言うか…お前が少女って……プクク」
女性が笑っているが少女だろう
どう見ても
だが少女は意味がわかっているのかとってもいい笑顔で女性の肩をガシッと掴み『何か』をしようとした瞬間
異世界の上空4000m地点に放り出された
が!そんなことは露ほども気にせず
「歯ぁ食いしばれぇ!!」
頭突きをくらわせた
何度も言うが上空4000mで