ワンパンマンにトラウマ格ゲーボスの力はどこまで通用するのだろうか?   作:三角定規の角

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第一部、完ッ!
続きはまた書き貯めが貯まるまでしばらくお待ちください。


十六撃目 後日談 第1部 完

あの後、私が意識を手放して病院に連れて行かれた後の話を致しましょうか。

ますブラストさんですが…いつの間にか何処かに消えてしまいました…

私もタツマキさんも、勿論フブキさんも知らないらしいです。

 

次にタツマキさん。

私が助けに行った理由を尋ねられたので、「友人を助ける為」と答えたら全治5ヶ月だった私の怪我が全治6ヶ月になりました。

その事についても謝られたので別にいいんですけど…

今は小学校に入学する為に私が勉強を教えています、中々に飲み込みが早いですよ。

 

そしてフブキさんは…私の元にすっ飛んで来ました。

今は色々とお世話してくれてます。とてもカワイイ。

服を持ってきてくれたり、本を持ってきてくれたりと…有り難いでs…痛い。

 

「タツマキさん…だから超能力で手当り次第に物投げつけるの止めてくれません?」

 

「…うっさいわね、ほらさっさと教えてよ」

 

 

…まぁこんな感じでやっています。

研究機関は壊滅、そこら辺の遺体ごと大爆発したらしいです。

ニュースでやってただけなので…詳しい事はわかりませんが。

それにしても…やっと平穏に過ごせますよ…。

 

「…ル、アル、アル!」

 

「っ!はい、何でしょうか?」

 

急に話しかけられるとびっくりしますよ…

…妙に顔が赤いですね、風邪でもひいているのでしょうか?

 

「…私達の為にこんな怪我までして、助けてくれて…その、あ、ありがとう」

 

…明日は台風?それとも大雪?

もしかすると大地震や富士山の噴火が起こるかもしれませんね。

大事件です、彼女が素直にお礼を…しかも私に言うだなんて。

ですが、その照れ顔は反則じゃあありませんか?私には劇薬なんですが。

 

「…何黙ってるの?少しは反応しなさいよ」

 

「……いえいえ、とんでもない…私は貴方の友人ですから。私が貴女を助けるのは当たり前ですよ。それこそ一生守ります」

 

「っ!?何言ってんのよバカァ!」

 

痛い痛い痛い!腕にあたってますから!

そっちの腕、今粉砕骨折してますから!

消火器は投げるものじゃありませんよ!?痛っ…

……タツマキさん、ベッドは投げちゃ駄目ってわかってますよね?

 

「それ投げたらどうなるか…わかってるならその浮かせているベッドを元の位置に戻しましょうか」

 

「わかってるわよ?そんな事」

 

サラッと言わないで下さいよ…それと目が笑ってないです。

全く少しはフブキさんを見習っt…

…なんで更に浮いたベッドの数が増えてるんですか?

 

「アンタが私に…その、あんなこと言うから…」

 

「……は?」

 

「このウスノロ馬鹿野郎ォォォォ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あら…ゲーニッツ君、足の骨も折れてるね。コレは全治8ヶ月に延長だね」

 

「…マジですか」

 

タツマキさん…もう少し考えてくれたって、いいんじゃないんですか?


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