ワンパンマンにトラウマ格ゲーボスの力はどこまで通用するのだろうか? 作:三角定規の角
病院から退院した次の日、タツマキさんから今後の相談とこの間の事についてのお礼という事で急遽、私の家(タツマキさんが吹き飛ばした跡地に立て直したプレハブ小屋)に集まる事になりました。
「パーティーなら…鍋にしましょうか」
「「賛成!」」
と言うわけで早速買い出し…なんですが。
何故かタツマキさんがついてくる、いつもなら「私達は机の整理とかやっとくわ」って言って家でフブキさんと遊んでいるのに…あれですかね?親離れじゃなくて妹離れ?そんなものまだまだ先でいいでしょうに。今だけですよ、兄弟仲がいいのは。
……って彼女らは姉妹ですからまた違うのかもしれませんが。
よくよく彼女を観察すると顔が赤い、挙動不審など…あれ?
「…どうしました?もし体調が優れないのでしたら先に家まで連れ帰りますけど」
「…なんでもないわよ、私野菜見てくるから」
タツマキはキッと彼を睨むと、スタスタと先に行ってしまった
彼はポリポリと頭を掻きながら彼女の背中を見送った後、自分も鍋の具材を探しに行きながら先程の彼女の行動の理由を考えていた
何故か不機嫌に…はて、私何か気に障るような事言いましたっけ…
それとも何でしょう、既に不機嫌だったところに私が声をかけたせいでしょうか…う〜ん、わかりませんなぁ…おや、あれは長谷川さんでは?
お、あちらも気づいたようですね。
「いやぁ〜アルバート君、こんな所で会うなんて奇遇だね。今日は1人かい?」
「いえ、タツマキさんと一緒ですよ…先程怒られて彼女とは離れてしまいましたけど」
「喧嘩でもしたのか?どれ、おじさんに話してみなさい!」
こういう所では頼もしい人なんですが…どうも普段は幸薄ですよね長谷川さん。
元々は政府役人だったらしいのですが事情で退職して、今じゃフリーター紛いの事をやって生活してますし。
因みに、自作携帯を作った理由が長谷川さんからの依頼です。
作ってなかったら…タツマキさんにまた迷惑かけたかもしれませんね、あの人なら勝手に私の分の携帯も買ってきてしまいそうです。
「どしたのボーッとして、もしかして話しにくい内容?なら無理には聞かないけど」
彼は、少しの間言うべきか考えていたがすぐに先程の出来事を包み隠さず全て話した。長谷川は暫くウンウンと相づちを打ちながら話を聞いていた。
そして、彼が話し終えると同情を向けるかの様な表情を浮かべていた。
「どうしたんですか?」
「…いや、うん、まぁ…さ。君達がどうのこうのするのは俺には関係ないけどね?その反応はあまりにもタマツキちゃんが可愛そうだよ…うん」
「…どういうことです?あと、彼女の名前はタツマキです」
「お礼言いたかったんじゃないの?彼女」
「なる程…」
その考えはありませんでしたね…いや、確かに体張って頑張りましたけど。
別に二度目の人生ですし、死んだら死んだときの事だと思って行動してましたし…。
ま、お礼ぐらいなら言われても良いかな?
ん、待てよ?既に病院でお礼言われましたし…あれぇ?
頭を撚るバカ二人であった。