ここからだんだんオリジナル展開(予定)。
タグをもう少ししたら増やします。
その頃、Aクラス
正直間に合わないかなぁなんて思ってたけど、どうにか間に合った。
僕がAクラスにはいると驚きの目線を送られる。しょうがないとは思ってたけどさー
苗字順って訳でもないらしく適当な席に座ることになった。
三人してなるべく脱走しやすい位置に陣取ったのはもう、完璧な癖なんだよね。
僕らの前に座っていた明るい黄緑色のボーイッシュな女の子がこちらを向いた。
「こんにちは、ボクの名前は工藤愛子。よろしくね」
「よろしく、工藤さん」
「君は? 何か皆が注目してるけど………」
あれ? 僕のこと知らない?
「もしかして、可愛い双子はべらしてるからかなぁ?」
それ違うよ。
「工藤よ、ワシは男じゃ!」
「ええっ?! ごめんね、てっきり女の子かと思ったよ。じゃあそっちの子も男の子?」
「あたしは女よ。失礼ね」
「あれ? ごめんね」
「これからHRを始めます」
あ、先生が入ってきた。Aクラスは高橋先生かー。高橋先生はメガネをかけた知的な感じで人気の先生だ。先生の号令とともに自己紹介が始まるふぁー……ねむい…寝るか。
☆
自己紹介があたしたちの方に来た。ふと横を見れば明久君がすやすやと眠っていた。
………いつもながらお気楽よねぇ、じゃないわよ。
「明久君、起きて、起きて!」
「んぅ?」
う、可愛い。じゃない、もうすぐそこなのに!
「木下優子さん」
「は、はい! 木下優子です。一つ隣に居るのは
ちらりと横を見れば明久君はまだ起きていなかった。
もう、知らない!
「吉井さん」
「………ふぁい……吉井…明久です。よろしくお願いします」
本当にそれだけ言うとまた眠った。こういう時はいつも眠そうにしてるわね。
「吉井さんは本人の努力でここまで上り詰めました。皆さんも努力を怠らないようにしましょう」
高橋先生が補足を入れてくれて、みんなの目が反れた。よかった、みんなの目が痛くてしょうがないのよ。
「木下秀吉さん」
「ワシは木下秀吉、演劇部に所属しておる。こう見えてワシは男じゃ」
男子の制服を着た可愛い女子にしか見えない(友人談)の弟がそう言うと教室中が騒がしくなった。
諦めようかしら。一年間であたしよりラブレターの枚数が多いって…………。
そんなこんなで自己紹介は終了した。
そこに嵐が舞い込んだ。