担任の先生(福原先生と言うらしい)は内線の電話を受けてこちらへ向き直る。
「えーっと、職員会議で決まったことなのですが、ここにいらっしゃるFクラスの皆さんと後数名をGクラスという新たなクラスにすることになりました」
いきなり何?!
「あの覆面集団はあまりにも酷いということで西村先生直属のクラスにすることになりまして……」
「ここに居るお前らは俺がクラス担当することになった」
あ、陽炎先生。陽炎先生は昔から交流がある先生でウチの部活の顧問担当、つかみっちゃんを除けばほぼ部活メンバーじゃんここ。
福原先生は出て行き、ぼくらだけが教室に残る。
「宮坂先生なら安心だな」
「教室の設備はどうするんですかー」
「ん? 面倒からここのままだぜ?」
「広くないですか?」
「良いんじゃねーか?特別措置だろうし」
「お前ら全員の成績面を鑑みての措置だ。島田は数学がB、姫路は学年次席、明奈は国語は学年一、明葉は英語と国語はAクラス上位、坂本は理数系学年一後の二人も同じような成績を保有するからな」
「先生、従来通り掃除は?」
「かまわねーぜ。つか、生活環境のためにもやれ」
「「「りょうかーい」」」
ぼくらは立ち上がって教室を片すためにちゃぶ台を持ち上げた。
「あ、あの わたしも!」
「ウチも手伝うわよ」
「いいの、女の子は座布団やって」
「姉ちゃん、その論理だと姉ちゃんもだぞ」
明葉にちゃぶ台を取られた。あ
「ぼくはいいの、慣れてるし」
「いいから」
「はーい」
ぼくもみっちゃんと美波に混ざって座布団を片付ける。
男二人なんだし手伝った方が……と思ったが見れば明葉が召喚獣を出して一気に六台片付けていた。なるほど
「あれ?召喚獣って物を持てましたっけ?」
「明葉とぼくとお兄ちゃんは別だよ。ちょっと特殊なんだ」
馬鹿の代名詞こと「観察処分者」 名前のせいでそんな風に呼ばれるようになったけど本来は別の理由がある。ぼくら全員の腕輪や召喚獣自体がちょっと特殊なのだ。特に顕著なのはお兄ちゃんなのだがぼくの召喚獣の説明をしよう。点数消費もせずに様々なものを呼び出す能力「
「凄いですね」
「凄くなんかないよ。みっちゃんの方が凄いじゃん、学年次席でしょ。昔から努力派だもんねー」
「そ、そんなことないですよ」
そこに誰かが入ってくる音がした。
見ればそこには顔馴染みの魔剣士と犯罪ギリギリの趣味を持つ友人だった。
「よー、須川、土屋」
「亮君、ムッツリーニ、久しぶり」
「よ、久しぶり」
「……久しぶり」
ここに前代未聞の少人数クラスGクラスが誕生した。