しかしこっちのネタを出したい時に限って新作のネタばかり出てきてしまう。
そんな訳でふとしたネタから広がった新作小説、「最強無勝の武偵」近日投稿します。といってもこっメインなので月一更新になりそうですが・・・
「セージュンさ、もうチョイ割のいいバイトねぇのか?いい加減金稼ぎの為に倒れるなんて本末転倒だろ。そういう役割はクソ守銭奴の役目だから。っは!?まさかセージュン、シロジロのキャラを今のうちに奪おうとしてるな!汚ねぇ!流石副会長、汚ねぇ!シロジロから守銭奴キャラを抜いたらただハイディ側にいるだけの無表情野郎じゃねぇか!!畜生爆発しろ!」
忘れ物を取りに青雷亭に着いた時、正純が店主から貰ったパンを食べている所にいきなり現れ、喋りだしたのだった。
「ユーリ、お前いつにもましてテンション高いな。一体どうしたと言うんだ?後、後半ただシロジロの悪口言ってるだけだぞ」
「ああ、気にしないであげて正純さん。この子、忘れ物が見つかってテンション上がってるだけだから」
「おいおい、正解言っちまうの早過ぎじゃねーか!?俺だって今日色々あってストレスマッハなんだからセージュン弄り位やらせてくれよ!」
「今日何があったのかは知らないが、多分ユーリの自業自得じゃないか?」
「んなことねぇし。トーリの馬鹿がエロゲ買った後、皆にコクり宣言するって飛び出したのが悪いんだし」
ユーリの言い訳じみた言葉を聞きながら正純は思った。一緒にエロゲ買うために授業サボったのは触れないのか………と。
と、話を聞いていた店主が、
「トーリがコクるのって、もしかしてP-01sかい?」
隣で正純が動揺した声を出すのを無視して、店主がやっぱりね、と口にした。
「トーリが去年から毎朝来るのに、家で飯食わないでパン買って行くだけだから怪しいとは思ってたんだけど…その辺、アンタはどうなのよユーリ?」
「別に。振られたなら笑い飛ばすし、成功したらテンゾー達とボッコボコにするだけだから」
その言葉に正純は疑問を感じた。確か二人とも姓は葵だったはずだ。なら兄弟、家族の告白なら相手がどうあれ興味がないはずは
「ああ、そう言えばセージュンには言ってなかったな」
と、さっきの独り言を聞いていたユーリが説明する。
「元々俺は葵性じゃなかったんだよ。背中の羽で分かる通り『M.H.R.R.』から亡命してきた。その時色々なんやかんやで両親が死に、天涯孤独な俺を葵家が拾ってくれて養子になった訳だ」
そんな秘密にする話じゃねェから言ってたと思ったと、彼は笑いながら話してくれたが、私はとても笑う気になれなかった。少なくとも、未だに過去に囚われている私には考えられない。そう考えていると、
「そろそろ教導院に戻るわ。財布も見つかったし、トーリのコクリで盛り上がってる筈だから便乗してくるわ」
と言い残してさっさと出て行ってしまった。
「………彼は凄いですね。過去を過去として話せるなんて」
気が付けば正純は、意識せず呟いていた。その言葉を聞いた店主は、笑いながら否定の言葉を口にした。
「ありゃそんなカッコいいもんじゃないよ。ただ強がってるだけで、過去なんか一つも振り切れていないさ。父親が薄着だったからって寒いの苦手な癖して薄着して、財布には母親の形見の簪があって、ほら全然振り切れてない!」
店主がそれに、と言葉を続けた時、母が昔を思い出して聞かせてくれた時もそんな顔をしてたな、と正純はそんなことを思い出していた。
「っと。これ以上は正純さんが自分で気づかなきゃね」
と、いたずらっ子のような表情を見せた。どういうことか聞こうとした。
すると、
「皆と、特にユーリともっと親しくなりたいとおもうならさ 」
「‘
と、話題になっているユーリは、
「ぶぇっくしょい!!テンゾーもげろ」
「ユーリ君いきなりくしゃみしないでくれないか?ビックリするから」
「スマンスマン、今度からは気をつける」
ちゃっかりトーリたちが行っている生徒会兼総長連合会議に出席していた。
「い、いや待つで御座るよ!?今自分くしゃみに紛れて罵倒されなかったで御座るか!?」
「(おいトーリ、さっきの話と違うじゃねぇかよ。テンゾー最近ソフトMに目覚めたから罵倒し放題って言われて楽しみにしてたのに)」
「(あれー?おっかしーな。前まで攻略してたテンゾー担当の金髪巨乳キャラが、三人続けてSっ気のあるキャラだったからMに目覚めてると思ったんだけどなー)」
「おいそこの葵兄弟!聞こえるひそひそ話しはひそひそとはいえないので御座るよ!!あ、後、ソフトSキャラが続いたのは偶然で御座るから」
と突っ込んでいた。
で、なんだかんだいつもの様に点蔵が弄られたり、喜美が暴走したりした結果
「おっぱいは、揉んでみないと、解らない・・・・季語どうしよ?」
「桜咲くでいいんじゃね?」
おっぱいで上の句を読み、季語を考える天使がいた。そして運の悪いことに校舎の入り口から、
「----?こんなところに座り込んで何してるんですの?」
ミトツダイラと酒井学長が現れた。
トーリと酒井学長が話しているやりとりをぼんやりと見つめていると、いつの間にかユーリの後ろへ回り込んでいた喜美に話しかけられた。
「家の愚弟はホライゾンからもう逃げないって決めたっぽいけど、愚弟2号はどうするの?」
「どうするって、何が?」
ユーリの答えにため息で返すと、
「ホライゾンから逃げるにしても逃げないにしても、筋を通さなきゃいけない子達がいるでしょ」
と喜美に怒った声で言う。
だけど、その怒っているのは声だけで、気づかない振りをしてはいるが、本当は喜美がしているのは怒りでなく期待と信用だ。それは梅組皆がそうなのも、その中の二人は心配もしてくれている事も。だから
「ま、期待しててよ姉さん。せめて
ユーリの返答に満足した顔を見せ、
「愚弟2号にしては中々の答えじゃないかしら?精々期待してるわよ。お二人の返事も含めて、ね」
その後、
「じゃ、遠慮無く」
「遠慮するところなんか見たこと無いけど」
と、二人が声をかけてネイトの胸を揉むと、
「………そうか」
「………なるほど」
ユーリもトーリも先のようなシリアスを展開したと思えば、皆に親指を立てて見せ、
「「ノーブラだった!!」」
皆がおお、とどよめく中、トーリがミトツダイラの方へさわやかな笑顔で
「感謝するぜネイト!おかげで、俺、---大丈夫だ!」
右の親指を立てた。
「全く駄目ですわよこの馬鹿あーーーー!!」
叫びと共に右の裏拳がトーリに最初当たり、その反動でユーリはトーリとは逆のほうへ吹っ飛ばされた。
ミトツダイラは目尻に溜まった涙を指で拭い去ると、
「----明日、フられてしまえばいいんですわ!!」
ちなみに、トーリはボケ術式がある為その場だけの痛みで済んだが、ボケ術式を持っていないユーリは運よく肋骨が折れたと錯覚するほどのダメージを受けていた。