感謝という名目で完全に自己満で番外編作りました。
自己満なんて今に始まったことじゃないから好き勝手やってもいいよね…?
それではどうぞ。
-番外編- ちょっと先の話
「師匠もう疲れた~~~」
「何を言ってるんすか!あと3曲残ってるっすよ。」
「もうやだ。疲れた。寝たい。帰りたい。」
「いいからレコーディングしますよ。」
「休憩ぐらいいいじゃん。」
「もうそんなこと言ってたらほんとに終わんないっすはやくはやく。」
そんなこんなでレコーディングが終わったのはそれから2時間後であった。
「あ~~本当に疲れた。」
「十彩(とあ)がちゃんとやればあと3時間は早く終わりましたよ!!
何時間やったと思ってるんすか!!」
「あ~怒るとしわが増えちゃうよ麻弥おばちゃん。」
「十彩それは言っちゃダメなやつです。」
「現実から目を背けちゃだめだよ師匠。もう来年40なんだよ?現実見なよ。
このまま機材と共に朽ち果てるの?」
「で、でもまだ周りは…。」
「行き遅れクソババアと真黒ちゃんでしょ?一緒にしたらだめだよ。
行き遅れクソババアに至っては会うたびに『十彩。あなたのお母さんはいつ離婚するの?』
って聞いてくるんだよ?さすがにきついってあれは。」
「千聖さんまだそんなことを…。」
「真黒ちゃんに至ってはあれ年取るの?昔の写真見たけど全く変わってないじゃん。
もうあんなんチートじゃん。魔女じゃん。この地球で女子高生に見えるアラフォー
なんてあの人だけだよ。16歳の私と並んでも同学年に見えるもん。」
「その意見には同意っす。」
「それより師匠はさ、いつになったらその言葉使いが普通になるの?」
「十彩が彩さんとそっくりすぎてついつい…ね。」
「あ!!それは言わないでって言ってるじゃん!!さすがの私も怒るよ!!」
「ごめん、ごめん。」
レコーディングスタジオで話をしているのは大和麻弥と一式十彩(いっしきとあ)。
一式十彩は十花と彩の娘である。
容姿は彩の生き写しのごとくそっくりである。
ただ違う点があるとすれば髪を黒く染めて彩よりもショートヘアだということだろうか。
十彩のコンプレックスそれは母親と容姿がそっくりだということだ。
その反骨精神からか髪も染めている。
女の子はかわいくなきゃという彩の育てで身に着ける服はふわふわしたもの、
しまいには14歳の時には母のコネを最大限に生かされアイドルデビューをさせられたのだ。
そんな相談を真黒にしていた十彩。
そんなとき真黒からとあるジャンルの音楽を勧めてもらう。
"スクリーモ"と呼ばれるジャンルだ。
真黒はソロ活動でスクリーモバンドをやっていたのだ。
するとうっぷんがたまっていた十彩はドはまりした。
次の日には父親の弟子に弟子にしてくださいと頼みに行っていた。
音楽の才能は父親譲りだったのか麻弥の教えをすぐのみこみ、
一月後には十花のもとに作ったデモを持っていきアイドルやめてこっちで生きていきたいと直談判。
彩は十彩にお願いだから可愛く生きてという泣きながらのお願いも聞かずに
その2か月後には再デビュー。そこからはとんとん拍子に進んでいき今に至る。
今や国内で一式十彩を知らない若者はいないだろう。
「師匠、今日家寄っていってよ。母さんも喜ぶし。」
「最近彩さんとも会ってないですしそうしますか。…その前にこの作業が終わってからですけどね。」
マスタリングを行いながら麻弥は言う。
「え~そんなん明日でよくない?」
「納期が今日までなんですって!!」
「師匠今日までなにしてたの…?夏休みの宿題やらない小学生と同じだよ?」
「誰のせいですか!!誰の!!!」
「わかったよ~隣の部屋で曲作ってるから終わったら来てね。」
「了解です。」
「もう9時ですか…時間かけすぎちゃいましたね。」
隣の部屋に行く。
そこには必死に練習してる十彩がいた。
その光景が麻弥にはいつの日かの彩に重なる。
「努力家なのは母親譲りですね。」
麻弥は自然と笑みがこぼれる。
「師匠終わったんなら早く声かけてよ。もうおなかペコペコだよ。」
「そうですね、帰りますか。」
こうして子弟は帰路につく。
彩ちゃんが黒髪にしても絶対かわいいよなあ?ということで娘を登場させていくスタイル。
麻弥の登場率はんぱないなと思うこの頃。
あれ?麻弥がメインだったっけ?笑
次回の番外編はお気に入り200ですかねえ…
また十彩のはなしが書きたいなあ…
需要あるなら続けていきたいですね。(本編をかけ)
次回は新章行きます。
よろしくお願いします。