次の日でも良かったのですがとくにこだわりはなかったので中途半端な時間に投稿します。
それではどうぞ。
場面は変わり楽屋裏そこにはパスパレのメンバーと伶花がいた。
「申し訳ない、機材トラブルで台無しにしてしまった。」
「私達これからどうなるんですか…」
彩を始めとする5人は心配した顔で伶花を見る。
イベントは途中で中止、おまけには演奏してないことがバレてしまったのだ。
このまま何事もなく事が終わるわけはない。
「お前達には残された道は2つだ。1つはこのまま解散する。」
「そんなぁ…」
「2つ目はこれから本気で楽器を練習して1ヶ月後に再お披露目ライブを行う。私はどちらでも構わん。お前らで選べ。」
5人は黙る。
「よく考えろ。今日は休め。じゃあ私は対応に戻る。」
その素っ気なさに千聖は違和感を覚える。
これでも千聖は4年間、伶花の事務所で世話になってきたのだ。
伶花のことはちょっとは分かってきている。
そもそもこの社長がそんなミスをするのか?ましてやこんな簡単に謝罪などこれまで見てきた伶花には考えられなかった。
「みんなごめんなさい。ちょっと話をしてくるわ。」
そう言って千聖は伶花の後を追う。
「社長!話があります。」
「ん?白鷺か。どうした。」
千聖はその対応に気づく。
「社長、もしかして全部仕組んでたんですか?」
「どうしてそう思う?」
伶花が悪い笑みを浮かべながらそう聞き返す。
「社長がこの程度のミスを想定してないわけないでしょう。それだけではなく、重大だと言う割には社長は全く焦ってない。それに加えてその余裕です。どうですか?」
「ほう…なかなかの推理だな。で?全て私が仕組んだこととしてそんなことをして私に得があるのか?」
千聖は考える。
たしかに社長には得はない。むしろマイナスになっている。
「……話題作りですか?」
「話題作りだけのためにどんだけの損失を出さねばならんのだ。」
千聖は言葉に詰まる。たしかにそうだ。
「ふん。まだまだ青いな白鷺。それだからお前は成長出来んのだ。」
「時間切れだ。またな、白鷺。」
そう言って伶花は去っていった。
真実を知らないまま千聖は楽屋に戻ることになった。
楽屋に戻った千聖か見たものはまさにお通夜状態。
誰も何も発しない、ただただ空気が悪い。
「みんな、黙っててもしょうがないわ。一晩考えて答えを出しましょう。」
「千聖ちゃんはどうするの?」
「分からないわ。私も私でしっかり考えるから。今日のところはお疲れ様、お先に失礼するわね。」
そう言って千聖は荷物をまとめて帰宅する。
千聖は楽屋を出ながらとある人物にラインを入れる。
相談があるの。その一言を。
とあるカフェの個室に千聖は来ていた。
個室の理由はもちろん人目を避けるためだ。
そこに呼び出した相手が到着する。
「よう、どうした。」
「どうした、じゃないわよ。今の状況分かってるんでしょ?」
呼び出した相手は十花である。
こんな時に話が出来るのなんて十花以外にはいない。
千聖は今の状況、伶花に与えられた選択肢について話をする。
その話を聞き終わり、十花は口を開く。
「で、お前はどうしたいんだ?千聖。」
「私はこのままPastel*Palettesを去ろうと思うわ。」
「へ〜。決めてるならわざわざ俺を呼び出して話をする必要もなくないか?」
「私はあなたの意見を聞きたいの。」
「お前は俺の言葉でコロコロ意見を変える尻軽女なのか?」
「なんですって…!?」
千聖は十花に怒りをぶつける。
「せっかくこういう仕事をもらえたのにすぐ手放すのか?それともなんだ?逃げてるだけか?私には何も出来ませんって。」
十花の言葉に千聖は何も返せない。
「なぁ、千聖よぉ。ちょっと頭冷やして考えろよ。この状況でお前だけ抜けたら完全にお前に批判が集まるぞ。伶花は選択肢を与えたが実質選択肢は1つしかない。進むしかないんだよ。」
千聖は十花を見る。
すると十花は微笑み千聖の頭を撫でる。
「何するのよ…」
「安心しろよ。何も心配することねえよ。お前は前だけ向いてろ。きっと上手くいく。」
なぜか分からないが十花の言葉には安心できた。
千聖を送って帰り道、十花にまたラインが入る。
十花はそのラインを確認する。
「まあ、しょうがねえなぁ。天才が一肌脱いでやるか!」
文字数増やした方がいいのかいつも迷うんですよね。
個人的に長いの読むのだるいなぁと思いだいたいこの長さで投稿してます。
今回はどうでしたでしょうか?
メインヒロイン彩ちゃんなのにまじで全く出てこないの本当にやばいと思います。
この作品のスピンオフ的な作品の連載も始めたのでよかったらそっちもどうぞ。
ではまた次回!!今回もありがとうございました。