IFもしも、ラインハルトに双子の妹がいたら。 作:アラセイトウ
俺の名前は、レオン。レオン・フォン・ツァーベルだ。
下級貴族の両親から生まれた。
ちなみに俺は5人兄弟の真ん中。三男だ。
俺が、ラインハルトとクラウディアと出会ったのは学校だった。
初めは何もかも持っている不満は無いと言ったような顔がイラついて取り巻きを使って虐めた。
なのに、ラインハルトはあっさりと撃退。
次に、クラウディアを虐めた。何も反応が無くてイラつきさらに酷くしたのに顔は能面のように動かない。
これは俺が虐める前からで調べて見たら女子からさらに酷い虐めを受けていた。
そこから俺は、ラインハルトだけをいじめる事にした。あの人を見下すような視線が嫌いだったから。
だが、ある日の事俺はクラウディアに完膚なきまでにやられた。
理由は………。誰にも知られていないと思っていた秘密をバラされたから。
まさか!と思った。
一晩考えて、こいつは敵に回したらヤバイ奴だと結論に至った。
クラウディアに翌朝、聞いてみたらさらにヤバイ秘密を知られていて、白旗を揚げることにした。
それから、ラインハルトとクラウディアをもっと観察して見たら、どうしようもなく惹かれた。
見下していると思っていた顔は泣くのを我慢している様に見え始め、
能面のようだと思った顔は時折、小さな笑顔を見せるのを。
磁石のN極がS極に惹かれるようにあいつらの下町の家を訪ねた。
学校に来なくなって俺の趣味を奪うなという半ば逆ギレに近い様な心情だった。
お気に入りのおもちゃを取られた様なそんな感じ。
ラインハルトやクラウディアと行くたびにいろんな意見を交わし始めた。
最初はただのきまぐれだった。たまーに行く親戚の家の様な感じで。
なのに、時を重ねるごとに行く回数が増えていった。
それからの13年間はあっという間だった。
いろいろと事件もあったし、お前、そんな性格だったか?と問いたくなる事や聞いているだけで恥ずかしくなる恋愛沙汰。
たくさんの友が出来た。
クラウディアは、俺とジークに頼んだ。
俺たちにラインハルトの枷になれと鎖になってくれと。
気を抜いてしまったらすぐに飛んで行ってしまうからと言っていた。
あいつは言っていた。
皆が幸せになれる世界を作りたい。と
始めは馬鹿かこいつと思っていた。
だが、カタリナ公爵領がどんどん立派になっていくのを見て、ラインハルトとクラウディアを観察し始めた頃の感情が倍になって溢れ出てきた。
こいつらはどこまで行くのだろう?
道の先を見てみたい。
そう、願ってしまうほど。
こいつらならやれると思った。
なのに、どっかのバカがクラウディアを植物状態にしやがった。
ラインハルトの事を見ているのも面白い。
だが、2人が揃って、ジークやティアナ、ヒルダが一緒にいる時の方がもっと面白い。
まあ、わからない感情が最近いや、いつものメンバーでいると溢れ出す。
いつもは感情をコントロール出来るのに。
ジークとラインハルトといる時も素の自分をさらけ出している様に感じる。
6人で茶会を開いた時の写真が今でも残っている。
クラウディアが真ん中に座って、ティアナとヒルダがお前の隣に座って、俺がヒルダの背後にジークがティアナの背後にラインハルトがクラウディアの背後に。
みんな、満面の笑みで笑って。
胸のロケットペンダントにクラウディアが眠ってしまった時からずっと。
あの時の様な思いはしたく無い。
もう、誰かを喪いたくない。
だから、ラインハルトを皇帝にする。
そうしたら、多分だが、失わなくて済むはずだ。
あいつが、皇帝になるのは確定事項だしな。
あとは、クラウディアが起きれば完璧なんだ。
だからさ、
待っているから早く目を覚ませよ。
クラウディア。
もう、ヒルダが、ラインハルトがジークがティアナが泣いているのは見たく無いんだ。
お前が目覚めたら久しぶりにロイエンタール提督とアンネローゼ姉さんを入れて茶会を開くのだから。
ヒルダが久しぶりにお前と政治や経済の話をしたいと望んでいるのだから。
もちろん、ラインハルトやティアナ、ジーク、俺もな。