十二大戦〜断罪兄弟・兄になってしまった俺〜   作:シオンズ

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人生ってのはなぁ、生まれた時から積んでるんだぜ?

何故、俺と弟が目配せで行動に移れたかと言うと、事前に作戦会議しておいたからだ。

 

とりあえず狙い目は俺が足元。

弟が顔。

 

俺は足元を凍らせ、動きを封じ、弟はその内に舌を噛み切る前に頭を燃やし尽くして殺す。

 

憂城はネクロマンサー、誰かが殺される前にしっかりと殺さないと後々面倒だ。

それに此処が二次元時空なら、死ぬ間際でもピンチの復活とかありそう。

 

大抵ゾンビ映画では最終的に自分をゾンビにするのは、ありきたりだしな。

 

っていうか自分の手は汚さず、弟にやらせる俺って...ゲスかもしれない(今更)

 

なんて考えていると、憂城の両手から剣が落ちる。

少しホッとしたものの、油断せずそのまま俺たち二人は攻撃し続ける。

 

そして、憂城の頭皮がハゲになり、下半身全てが凍った時に一旦ストップし、距離を取る。

 

すると砂粒は、まるで信じられない、とでも言った風な顔になり、距離を取りつつ叫ぶ。

 

「こんな...酷い。剣が落ちた時には既に彼は死んでいたはずよ!」

「それは違うぜ!」

 

某推理物アドベンチャーの主人公並みに断言する。

結末、もといネタバレを知っているが故に、俺はこと設定や能力に関した事は誰よりも知っている。

 

だから俺は、コイツが自分をゾンビ化できることも知っている。

故に宣言する。

 

「こいつはな、自分をゾンビ化することも出来るんだよ」

「えっ? どういう事⁉︎」

「コイツがネクロマンチストなのは知ってると思うが、コイツは他人だけでは無く自分もゾンビに出来るんだ。だからあの時点では演技の可能性もあった」

 

そんな俺の言葉を聞いて、砂粒は驚く。

 

卯の戦士が......ネクロマンチスト⁉︎ そんな⁉︎

 

だよな。流石に自分をゾンビ化出来るとは誰も思わな......ん?

今、何て?

 

「え? 憂城がネクロマンサーなのは知ってるだろ?」

「いや知らなかったけど......」

 

......はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ⁉︎

 

なんでぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ⁉︎

 

「にっ、鶏から情報を聞いたから地下から出てきたんだろ⁉︎」

「たっ、確かに聞いたけど...これは聞いていないわ⁉︎ というか君がなんでそれを⁉︎ 」

「ウルセェ! どうでも良いだろそんなこと!」

 

えっ? どういう事だ?

鶏が砂粒に会って情報を渡した。そこまではあってるが、この情報を渡してないと言うことは......

 

まっ、まさか...俺が余計なことしたから原作から逸れすぎた⁉︎

 

最悪だぁぁぁ。

やらかしたぁぁぁ。

 

これ詰むわー、もう無理ー、絶対他も違くなってるじゃん。

 

確定で死んだのが異能肉しかいないってどういうことだよ!

まてよ待てよ!

 

ということは、つまり鶏は、情報を渡してない→会話時間が短い→つまり丑の戦士と会ってないから死んでない確率が高い。

そして丑は、俺、または憂城の評価を改めた→警戒して行動が多少変わる。

 

少なくともこんな風にはなる。

原作の修正力さん。どうか私を助けてくださいぃぃ!

 

 

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