それ逝けあんちんマン!   作:アビャア

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唐突に閃いたとはいえ他の作品があるのに何やってんだ私は....

基本息抜き作品の為更新は遅いかもです





爆誕!安珍マン
一鐘 安珍という男 名無し篇


安珍・清姫伝説はご存知だろうか

 

 

 

 

 

簡単に話すと、紀州道成寺にまつわる伝説で、928年の平安時代、思いを寄せた美形の僧の安珍に裏切られた少女の清姫が激怒のあまり蛇に変化し、道成寺で鐘ごと安珍を焼き殺すという話である。

 

 

 

 

現代でいうヤンデレという分類だが、今では焼き殺した清姫が嘘つき焼き殺すウーマンとしてソーシャルゲーム『Fate/GrandOrder』で爆発的な人気を誇っている。

 

 

その舞台となる世界も結構ややこしい世界なのだ。

 

 

 

そんな魔術とか魔法とかややこしい事に定評のある型月世界に型月知識ゼロの男が転生する。

 

 

その男は清姫伝説も知らない、目が死んだ只の三十路の男だ。

 

 

最近特撮にはまった位でオタク知識は一般人よりやや知っているが、fateと聞くと「あぁ、英雄が願いを叶えるためバトロワするゲームでしょ。」位の知識しかない。

 

 

そんな知識あんまりzeroな男が生きることが難しい世界で頑張る話でもある。

 

 

 

さあIFの話を始めよう。これは不思議な力を持ち自分に起こる悲劇も知らない『安珍』が拳と破ァ!でどうにか乗り越えようと頑張る話である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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×月×日 『日記つけよう 』

 

天気 雨

 

自分は大体10歳のヤサグレ少年であるまだ名前はないというより忘れた。自分は前世の記憶を持ったまま転生という不思議な体験をした男であるまぁそれも頭痛が起きるまで忘れていたけど。

前世は彼女いない歴=年齢三十路の目が死んだサラリーマンとして働いていた。

趣味は特撮に嵌まった影響でボクシングジムに週二で通ったり、深夜のヒーロー系や流行りのアニメ、癒し系を録画して見る位のややオタク野郎だった。

 

会社の帰りに心臓が苦しくなって意識を無くしたから心臓系の病で亡くなったのだろう意外とあっけない最期だった。

因みにこの日記は目を瞑って集中すれば頭に思い浮かんだ内容が書かれるのだ。しかも他人にはこの日記を見る事が出来ないし一人の時にしか日記がこの世界に出て来ない素敵使用だ。

思い出した影響で頭がまだ痛いので取り敢えず安心して寝れる場所を探そう。

 

 

 

◇月▽日 『記憶整理 』

天気 雨時々曇り

 

取り敢えず頭の痛みが引いたので記憶を整理することにする。

平安時代に記憶を無くしたまま赤子として転生したのだがまぁ大変だった。

まず百姓で家は貧しく8歳の時に両親は飢餓で亡くなるわ。明日生きているかどうか分からない瀬戸際で数えきれない位の盗みを働いてそれがバレて必死に逃げたりと本当に大変だった。

後、顔が美しいという理由で誘拐されかけた。そのまま誘拐されたらヤバかったと思う。追いかけてた男達目がマジで野獣先輩だったもん!!

記憶が戻るまで腹を満たす為に地面に貯まった雨水を飲んでた。糞不味くて中身までリバースしたけど。

そのせいで10歳なのにツルピカになり死んだ魚の目をした顔になった。何処の一撃男だよ!!

このまま生活を続けたら不味いと思い、取り敢えずお寺に行って坊主になろうと思う。その方が生存率高いと思うし!

えっ理由?この世界何故か妖怪ウヨウヨいるんだよ!実際に餓鬼が死んだ人肉貪ってたの見たし。よし行こう!この距離なら3日位で着くだろ。

 

 

 

丸月々日『アイエェェ!』

天気 雨

移動してから2日目順調だったのに突然背後に襲われ気絶したら洞窟の中にいた。

アイエェェ!いつも自分を拐おうとする人達とその雇い主であろう貴族がいる。ナンデ!キゾクナンデ!!

『早くわしの男になれ!!』ってヤバいヤツやん!昔の武将とか中世の貴族はそっちの趣味があると聞いたけどマジだったのかよ!?

あっ妖怪が来て貴族食い殺した次いでにその他大勢も襲われている。よっしゃラッキー!今のうちに逃げるんだよぉ~スモォーキィィ!!ってスモーキー居ないんだった。

 

 

 

 

 

 

¥月#日『最悪』

天気 大雨

 

洞窟を抜け後ろを見ずに逃げまくった結果お寺の長い階段に辿り着くのに5日も掛かった最悪だ。録な睡眠と食事をとれず逃げ続けた3日間どしゃ降りだった為風邪を引いた。

それで長い階段を登る最中少しだけ雨宿り出来るちょうど良い木があったのでそこに移動し休憩がてら日記をつけていたのだが寺に辿り着こうにも雨で体力はもうないし自分がいる地方奥州つまり東北地方だからマジで凍え死ぬ。追い討ちでマトモな飯を食ってないのでもう限界である。

何故日記はマトモに書けるのは私にも分からん。

あともう少しなのにちくせう盗んだりした悪行の罰が当たったか...あぁ勇者名無しの冒険はこれで終わりか。

延長戦短かっ....

 

途中で途切れている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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奥州白河後の福島県白河市で産まれた安珍の幼少期は寺の坊主になるまで過酷なものだった。

両親は百姓だったのだが凶作が続き安珍を残し餓死、その後は食料を盗んで生活するという日々だった。

ストレスで髪の毛が全部抜け落ちてしまったが、顔は幼少期から美形だった為、そういった美貌目当てや貴族に売り付ける人拐いや野盗に襲われながらも逃げ続けた。

お寺に保護されてからは一切そのようなことは青年になるまで無くなった。

保護された際の安珍は餓死寸前で酷い風邪を患っており三週間の生死をさ迷った。

 

因みにそのお寺は鎌倉時代に取り壊されており、その600年後、豊臣秀吉が天下を取った時代に石碑が置かれ現在はちょっとしたパワースポットになっている。

 

 

 

 

『安珍見聞録』

 

 

 

 




追記(12/1)

安珍が持っている日記について

・安珍の持っているのはスタンドみたいな物。

・一人になったときスタンドみたいに出すことが出来る逆も可。

・見て書くことが出来るのは安珍だけ

・書く内容を思うだけでもが書く事が出来る

・前世の記憶が戻ったときに手にしてたので身体の一部として認識している。その為この異常な現象に気付いていない

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