Θ月Δ日 『復活ッッ!!』
天気 晴れ
目が覚めたらお布団の中にいた。久々のお布団に酔いしれていたら初老の住職が現れた。話を聞くと瀕死の自分を見つけて住職の知り合いの薬屋協力のもと三週間看病してくれたらしい。
何故此処までしてくれた事に警戒したがどうやら薬屋は自分の身体を調べたら驚いてたらしく、「それで薬はタダで提供するだから助けろ、そして私の所に連れてこい。」と住職の肩を掴んで揺らしてたらしい。
何かよく分からんが有り難う名も知らない薬屋よ。
明日自分の事について色々聞くからゆっくり休めと言われ部屋を出ていった。確かに身体の節々が痛いので休む事にする。
ps,録な食べ物しか取ってなかったので、玄米のお粥と漬物美味しすぎて涙出た。
( OwO)月ウェーイ日 『あ ん ち ん 』
天気 晴れ
今日は此方に来るまでの経緯を住職に話した。住職はとても好い人だ。自分の話を聞いた後涙をこぼし、この寺で坊主として修行しても良いと言われた。や っ た ぜ
それと名無しは不便なので名前も付けて貰った。
『
その前に明日、薬屋に行くらしい。まぁもしかしたら自分に隠された力的な何かを知ることが出来るかもしれないので行くことにする。変な人じゃないよね?
( OMO)月サンッ!日 『僧侶安珍は破ァLv1を覚えた』
天気 曇り時々晴れ
行く前に変な力の一辺を知ることが出来た。
昨晩、殺されて悪霊になった貴族(ホモ)とその従者共々が現れ、その無数の手で掴んで自分の体から魂を引っ張ろうとしてきた。
恐怖の余り叫んだがその時何を考えたのか分からないが『破ァ!』と叫んだら光がブワァッとなって悪霊共々叫び声をあげながら消滅し、襖から雪崩れ込むように住職やこの寺にいる強そうなお坊さん数名が来た。
どうやら自分の部屋から邪気を感じ必死に開けようとしだが悪霊の力が強く襖を開けれなかったらしい。
何が起きたか状況を説明し、自分が成仏させたと言うとどうやらあの悪霊達の強さは熟練クラス数人で成仏させるレベルの悪霊だったらしい。嘘やん.....
そろそろ行くので夜に続きを書こうと思う。
( OMO)月サンッ!日 『薬屋に行った後の続き』
昼頃に薬屋に行った彼が住んでいる家はやや大きいが質素な家だった。薬屋の名前はジョージ・ハンジ、赤毛の外国人で魔術師という職業だったが、東洋の神秘に引かれて此処に来て『半治 丈児』という名前で薬屋を始め今では地元では腕がたつと評判が良いらしい。
ジョージさんは魔術の腕は凄く30分位で調べ終わった。調べた結果、属性というものは虚数属性と微量の火,風,水の属性、起源というその人の本能というか決められたシステム的存在は『変換/放出』らしい。
苦い顔をしていたので理由を聞くと、何でも虚数というのがとてもレアな属性らしく基本の五属性とは全く異なる何かを扱う未知の属性で他の魔術師にとってはURクラスらしい。
悪霊も掛け声で消滅したのは虚数のこの世に存在しないエネルギーが言霊に変換、放出した結果悪霊の身体が分解及び消滅このような結果になったらしい。
目覚めたばかりなのでコントロールが不安定なせいで下手したら身体にある日突然過剰負荷が掛かりその反動で死ぬ。虚数目当ての魔術師等に研究材料として狙われる可能性があるので、ジョージさんに薬を習う体で魔術の勉強と力のコントロール、終わったらお寺の勉強等というハードスケジュールになった....つらいのだ...。
でもこの世の中で生きるために必要不可欠な力と考えれば平気な筈、前世のサラリーマン生活と違って確実に休みの日もあるし明日から頑張るぞー(やっつけ)!!
力手に入れたぜヒャッホーと内心テンション上がった昨晩の自分を殴りたい。世の中甘くないなぁ.....
見聞録で度々出てくる薬屋の丈児とは初めて会って以降、とても仲が良かったらしく薬草の選別や処方薬の作り方を教えて貰いそれを安珍は習得し12の頃には彼の補助をするほどの腕前になっていた。
安珍が休み日には自分のお金で買った茶菓子を持って友人として遊びに行き、時々タダで身体に良い生薬を貰う程であった。
そして安珍は坊主になってから不思議な力を宿したと言う伝説がある。多くの文献は記されていないが彼には成仏の言霊を宿していると言われており、本格的に拳も用いて魑魅魍魎を祓っていた15歳の前は、数多くの悪霊をその言霊で祓ってきた。12歳の頃には熟練の除霊師程の力をその言霊に宿していた程であった。