それ逝けあんちんマン!   作:アビャア

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ぐだぐだイベントに長尾景虎(cv水樹奈々)がとんでもねぇキャラで突き刺さった作者です。

あの笑みは恐ろしけどとても惹かれるじゃ(畏怖)。
あと魔王信長のかっこよさよ.....。

仕事のあれこれで投稿が遅れた影響で約半年書けずにいた新章オケアノス編。どうか楽な気持ちで読んでくれると幸いですm(__)m。








六の歩み 猫?と剣士?の島渡り

「ニァッ!!」

 

 

 

「フンッ!」

 

 

 

 

 

とある小さな島の一つにある砂浜。波の騒ぎたつ音と海鳥達の鳴き声が響く中、一人の剣士とメイド服を来た人?がお互いの得物を巧みに扱い戦っていた。

意味不明な言葉を発するメイド服を来た女性は、ピンク色の髪にメイドが着ける白いカチューシャと大きな赤いリボンで一纏めにし短いスカートを履いたメイド喫茶にいそうな姿をしているが狐の耳と尻尾を生やし、手足は人間のより一回り大きめの犬の姿。首には猫が着ける赤い首輪に大きめの鈴と珍妙な出で立ちだ。

 

 

 

「うー.....ニァオッ!」

 

 

 

 

「....っ。」

 

 

 

 

 

 

そのメイドが放つ攻撃は、犬の手に隠した鋭い爪で引っ掻いたり、3つ包丁を巧みに扱ったりと相手を引っ掻き回す野生染みた行動を取りながらも時折、理にかなった攻撃をしたりと人が持つ理性と獣が持つ野生がごちゃ混ぜになった予測不可能な攻撃を繰り出す。

 

 

 

「なますスラッシャー!!」

 

 

 

 

「シャァオラァ!!」

 

 

 

 

 

もう片方の男の容姿は白い着物に赤い袴、紅白に彩られた仁王襷と歌舞伎に出てきそうな出で立ちだが、足袋を模した黒い軍靴と赤と黒を主体としたグローブ、革のベルトといった西洋の装飾品が隠れる形で散りばめられていた。

顔に至っては目の縁に赤い装飾が施された狐の面を被り、仮面に装着された紅色の獅子の頭を揺らす。

 

その姿は舞を披露する歌舞伎役者のようであり、予測不可能な相手の攻撃を天狗のように華麗に避け続け、近代的な形状をした大振りの斬馬刀を片手で振るうと斬撃と共に風が鋭い刃となって相手に襲い掛かっていた。

 

容姿が不規則なメイドと戦う仮面を被った斬馬刀の剣士。珍妙なものだが衝撃で常に砂浜が飛び散るその光景は、まるで狂暴な猛獣とそれを退治しに来た戦士のようであった。

 

「乱切り、斜め切り!微塵切り!!」

 

 

「うぉ!?」

 

 

メイドの鋭い爪と剣士の刀がぶつかり火花を散らし鍔競り合いになり、その後何度もお互いの得物を振るい攻撃を続ける。

メイドの連撃を凌いでいた剣士だったが、最後の攻撃で放たれた鋭い爪が顔面に迫り、剣士は首を反らしながらギリギリの所で回避するが、仮面の表面を鋭い爪がで力強く削がれ、その反動により剣士に僅かな隙が生まれてしまう。

 

 

「とった!肉球.....ラッ!」

 

「フンッ!」

 

 

「ギニヤァ!?まさか目潰しアンブッシュとは!見た目は正義の剣士なのに、勝つために手法を選ばないその姿勢、このキャットの目でも読めなんだワン!」

 

 

 

「すまんなキャット。戦いに綺麗事はないって知り合いの病弱剣士が言ってたもんだからな。」

 

 

メイドはその隙を逃さず攻撃を仕掛けようとするが、剣士は地面をおもいっきり蹴りつけると爆発が起きたかのように砂が飛び散り相手の顔面に砂がかかりメイドが怯んでいる隙に剣士は蹴った反動を利用し後ろに跳びながら距離を離れ相手を見ながら体勢を立て直すとまだ慣れてないのか首を捻りながら傷付いた仮面を外しながら、上半身に着けていた衣服を脱ぎてる。

 

すると、鍛え抜かれた筋肉が露になり太陽によって、つるぴか頭が一瞬輝くと、剣士は中腰の姿勢のまま斬馬刀を両手に持つと右肩に乗せ相手を見る。剣士にタマモキャットと呼ばれたメイドは身震いをして身体に掛かった砂を落としながら、剣士のことを安珍と呼びながら再び爪を出し両手を地面に置き、獣のような姿勢で睨み付ける。

 

 

 

 

 

「ふむ!考えればそうだな安珍!流石はオリジナルから色んな意味で恐れられたことだけはあるナ!」

 

「...タマモキャット。今の俺の真名は鐘丸ということになってるのだが。」

 

 

 

 

「その顔とスキンヘッドの状態で鐘丸と読んでも違和感があるのでな!気にするな安珍!色々と気にしていると禿げるぞ!」

 

 

「えぇ...。」

 

 

 

安珍と呼ばれた剣士はこの戦闘が始まって以降、一度も鐘丸というセイバークラスでの真名を呼ばれてないことにちょっとだけ落ち込むも、直ぐ様気持ちを切り替え対峙する。

 

 

 

「さて、第二ラウンドといこうか!私の奥義は百八式あるからナ!充分に楽しむが良い!!」

 

 

「俺も奥義を持って応えるとしよう。さぁこい!」

 

 

 

「では、遠慮なくいこう!手加減は無しだ!!」

 

 

「応!!」

 

 

 

その掛け合いと共に再び二人の戦闘が始まり、お互いの得物が当たり火花を散らす。1573年、あらゆる海域と小島で形成され封鎖海域となった第三特異点オケアノス。

 

その内の名前のない小さな島で起きた出来事である。

 

 

 

 

 

「ヴゥゥゥゥ......ワン!!」

 

 

「いや待て、どうやって口からビーム出した!?」

 

 

 

ちなみにこの戦いは休憩を挟んで2日程掛かったという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『アナザー』月『影山』日「タマモキャット」

天気:快晴で猛暑

 

 

2日半(休憩込み)の戦いの末、メイド服のバーサーカー『タマモ・キャット』が仲間になった。

 

最初の出会いは2日前の日記を書き終えた直後に後ろの茂みからの奇襲でそのまま戦闘。最後は青春マンガみたいに地面に大の字になって俺ら二人は倒れながら、謎の友情が芽生えて仲間になり今に当たる。

 

...自分でも書いててよく分からないな。

 

それで仲間になったタマモキャットなんだが、狐の耳と尾だが犬の手足にメイドインジャパンなメイド服。語尾はワンで大好物は人参というよく分からん英霊だ。

 

その正体はある目的を成し遂げる為に千年の鍛錬で九尾となった英霊『玉藻の前』が目的を果たした後、膨大過ぎる力を切り離して一尾となったのだが、切り離された残り八つの尾が『分け御魂』としてそれぞれの神格を得た英霊となった存在達が『タマモナイン』と呼ばれ、その一人がタマモキャットとのことだ。

 

そういえば小雪も妖狐の尾には膨大な妖力が宿るとか言っていたな。

それに玉藻の前自体、九尾の狐として有名で、その九尾決定的な一撃を与えた俺の娘とは因縁があり、今はクラスの関係上持っていないが白銘という点においては間接的に俺も玉藻の前と関わりがある。

 

最初はそれで襲われたのではと思っていたのだが、どうやら彼女のオリジナルは生前、全盛期だった頃の俺と出会ってたらしく、それ以降色んな意味で恐れてたので興味を持ち俺に勝負を挑んだ訳だ。

 

...俺、生前で人間だった頃の玉藻の前らしき人物と会った事はないし、何処で出会ったんだ?

 

そんな生前、玉藻の前に会ったことがあるという新たな謎が生まれた訳だがその謎を頭の隅に置いておくことにして取り敢えず今は俺のクラスについて纏めようと思う。

 

今、俺の真名は『鐘丸(安珍)』クラスはセイバーである。

この鐘丸は俺の死後、誰かが俺が体験した実話をベースに作り上げた平安時代では珍しい冒険活劇系の小説『鐘丸討魔伝』に出てくる天狗に育てられた主人公。

ちなみに髪の毛はフサフサだ(血涙)。

 

 

唐から流れ着いた斬馬刀を手に取り人に化けれる相棒の妖狐と共に妖怪や悪人を倒しながら旅をする話で、

主人公の破天荒な活躍は歌舞伎と相性が良かったらしく有名な演目の一つとして親しまれているらしい。

 

 

しかし、鐘丸はこの世には存在しない架空の人物。

それを補う形で俺は鐘丸という存在を『演じる』という形で召喚されている。それ故に服装や動きが歌舞伎調になっている。

 

スキルは、天狗の動きを模倣出来る『天狗の兵法(C)』。討魔伝の中で出てくる逸話等に出てくる武具の召喚と己の技術再現する『破天荒目録(B+)』がある。欠点は霊基自体が鐘丸をベースになってるせいか、『破ァッ!』が拳や武器に纏わせる技法しか使えず、回復系の『癒シィ!』は何とか使えるレベル。

 

宝具はランサーと同じなのだが俺のメイン武器である白銘が使えず、『●●の呪い』と『明鏡止水』以外の固有スキルが使用不可能になったりと『安珍』という面においては弱体化を喰らうという本末転倒なクラスである。

 

まぁ単純な力という武術面の強化されているのはタマモキャットとの戦いの中で把握した。

生前粉々にへし折れるまで使っていた平安時代感ゼロの造形をした近未来風の刀擬き『雲・絶斬刀』が『雲斬り』という斬馬刀として復活し手元に戻ってきたし、『破天荒目録』も『龍ヶ我流奥義』より威力は低い燃費が良く応用か効きやすく、今まで難しかった魔力を温存しながら戦う方法がしやすくなったのはとても嬉しいことだ。

 

明日はキャットの奇襲で中断していた島の探索をしつつ、この特異点で起きている異変を探ることにする。

英霊の座から得た情報だと今の時代は1573年で船での貿易や海賊が暴れていた大航海時代。

 

しかし、この特異点になった地はギリシャ神話に出てくる海神でもあり、大河にして大洋のオケアノス。

時代は神秘が減りつつある1573年なのに、神秘溢れる古代ギリシャ時代の存在が健在である異常自体に俺も困惑している。

 

その証拠に微かにだが神霊的オーラが数km辺りに存在する島から感じられる。

敵か味方かは不明だが、俺の勘が其処に行くしかないと囁くので、先ずはどうやってそこまで行くかも考えないとな。

 

波のうねりが異常でまるで色んな海域の波をごちゃ混ぜにしたかのような荒ぶり方をしているし、海を渡るにはちゃんとした船ではないと不可能。

 

 

 

 

これどうすれば良いんだ?

......もしかして詰んだとかないよね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『タロウ』月『jr.』日『魔女が仲間になった』

天気:晴れ

 

朝、キャットが作った料理を食べ探索を再開した。

しかし、キャットがあんなにも料理が上手いとは思わなかった。

早朝、俺が狩って捌いたワイバーンのだがキャットはエプロンのポケットから調味料や調理器具を取り出して調理を始めた。

こいつ自身、口からビームを出したり一際大きい洋風料理を自分の真上に召喚しそれを投げつけ何かに接触した瞬間爆発したり何でもありの存在。バーサーカーだから是非もないネ!!で考えることを放棄している。

 

 

しかし、彼女が調理をする様は高級ホテルに勤めるプロの料理人の領域でその味はプロ顔負けのレベル。

料理漫画の世界なら口からビームが出たり、服がはだけるレベルの旨さで思わず感激した。

 

....オルレアンで食べたエミヤの料理もとても美味しかったし今度あったら食べ比べたいな。

 

 

 

取り敢えず島に生息する猛獣や魔獣を蹴散らしながら探索していると小さな洞窟を見つけた。

一見するとごく普通の洞窟に見えるが、内部は既に神殿化され、洞窟の周囲に至っては自然に溶け込む形で高度な関知系やトラップ系の魔術が巧妙に隠されていた。こういった罠には慣れいている俺ですらこれ等の罠に掛かる寸前で気付けなかったほどのレベルた。

 

それらの事を踏まえて神話関連のキャスターでギリシャ神話に関連する英霊の類いだと予想した。

 

相手の僅かな気配から感じるに敵ではないのだが、近付くのなら容赦はしないという殺意が感じられる。ここはそっとしておくのが得策だが現状、キャスターの魔術じゃないとあの荒海を渡れる気がしない。

 

俺はキャットとどうやって仲間に引き入れるか話し合ったりして考えること二分。キャットが閃いた方法でやってみることにした。

作戦は簡単。キャットがタッパと七輪を取り出してタッパの中で漬け込んでいたタレ付きワイバーンの胸肉を七輪の上に置いて焼き、俺は破天荒目録を用いて召喚した天狗の団扇で洞窟目掛けて扇ぐだけ。

天狗の団扇自体、本来は所持してない存在な為かランクC-と低い贋作だが風を操るという面においてはかなりのもので、頑張りようによっては神殿内に張り巡らされた罠が感知されない僅かな隙間を通らせる芸当が出来る代物だ。

 

そんな高等な技術の無駄遣いしてまで決行し初めて5分後、タレに漬け込んだ肉の香ばしさと旨味の匂いに耐えきれなかったのかキャスターがキレながら竜牙兵を連れて洞窟から出てきた。

 

そのキャスターの真名は『メディア』。キルケーと呼ばれる魔法薬を得意とする名高き魔女の姉弟子で彼女の故郷コルキスで家族や民に愛されていたのだが、とある女神の呪いによってアルゴー号の船長であったイアイソンに妄信的な恋させられてしまい、彼の指示の元悪逆非道な行い最終的に『裏切りの魔女』と呼ばれ、呪いのせいだとはいえ愛していた彼ですら裏切られ全てを失った彼女は魔女に墜ち最終的にイアイソンに復讐を果たした英霊である。

 

メディアが怒り心頭の余り戦闘になりそうになったがどうにかなった。

 

というより時折賢い一面を見せるキャット特有のトークにメディアが翻弄され次第に毒気が薄れ、最終的に渋々仲間になった感じである。

仲間になった後、メディアに『匂いを届けさせる為に高度な技術を使うな。』と睨まれながら凄い小言を言われたけど。

 

 

目的地である島に行く方法だが、ワイバーンを捕獲してメディアが魔術を用いて洗脳し従順にさせ、そのワイバーンに乗って嵐を避けながら空から行くことになった。

 

取り敢えず三人乗れても平気な大きいワイバーンの首を絞めて気絶させて持ってきたらメディアにドン引きされたが移動手段であるワイバーンを手に入れた事だし気にすることはないだろう。

 

キャットに『安珍は変な所で可笑しい。』とマジトーンで言われたのがちょっと解せないが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

@月c日『あかんやつ』

天気:晴れ

 

とんでもないないことになった。

 

今の状況なら日記を書くのもアレなんだが、心臓を落ち着かせる為に書いている。

 

事の発端は遡ると、昨日ワイバーン(洗脳済み)に俺が騎手として操りながら三人一緒乗って空を飛び目的地に辿り着いた。そこで探索したのだが、砦とかの人工物があるのに人が一人もいないが異質な気配が常時漂っている不気味過ぎる状況だった。

キャットは毛を逆立てながら警戒し、メディアは何か心当たりがあるのか顎に手を当てながら考え俺は武器を持ちながらその気配を探っていた。

その不気味な気配の元を辿ると岩山にある洞窟に辿り着く。

確実に敵の罠があるのは100%。しかし、調べれる所は此処しかなく悩み洞窟の側にある壁に手を置いた瞬間、白い大理石で出来たギリシャ神話風の迷宮の中に俺だけ迷い混んでしまった。

 

突然の出来事に俺は困惑したが、地響きと共に現れた存在に俺は狐の仮面を深く被り冷や汗をかいた。

 

 

3m近くある巨体に赤い角と獣のような長い白髪と、牛の頭蓋骨を加工した仮面。自分と同じ大きさを誇る処刑人の斧を二つ持ち、足枷についた鉄球をものともしない姿。

 

まさしくというより確実にあのギリシャ神話に出てくる怪物『ミノタウロス』だった。

 

そいつは片言で殺す発言をすると雄叫びを上げて急接近し斧を振り下ろし俺はそれを回避するのだが、もう本当にヤバい。かすっただけでも致命傷になるレベル。壁にぶつかっても自慢の怪力で粉砕しながら振りまわすのだから下手な鬼よりとても厄介だ。

そして皮膚が硬い。思いっきり斬りつけないと対したダメージが入らないし、やろうにもそれをする隙がない。

 

 

体勢を整え直す為、メディアから貰った小石を顔目掛けて投げると強烈な閃光が走り相手がその光で怯んでいる隙に脱兎の如く逃げ今に至る訳だ。

 

 

俺も鬼といった純粋な力で勝負する化物と何度か戦った身だが、彼処まで突き抜けた相手をしたことがない。流石は神秘が濃いギリシャ神話出身と言った所だろうか。

 

 

しかし、このままだとじり貧だ。応援が欲しいがこの迷宮に入れば合流するのも難しい。むしろ入らない方が懸命だ。

 

メディアも俺が壁に手を置いた時、何かに気付いて止めようとしていたことからこいつの正体を知っている筈。

援護しようにも部が悪すぎる。

 

なら俺一人であのミノタウロスを倒すしかない。アイツを倒さない限り迷宮を脱出は現状不可能だし、いつ見つかっても可笑しくない状況だ。それなら倒した方が手っ取り早い。それに風斬り以外にも使える武器や手段もある。

 

 

よし、気合いを入れろ俺。俺だって悪名高い大江山の鬼二人に何度も戦って生き延びた男だ。冷静にそして正確に狙い続ければ倒せる筈だ。

 

相手がどんな怪物だろうが構わない、天狗の兵法を見せつけてやる。

 

 

 

......実際の所、天狗に教えられた訳ではないけどな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






オマケ

鐘丸(安珍)
クラス:セイバー
安珍の逸話から出来上がった著者不明の小説『鐘丸討魔伝』の主人公。
天狗に育てられた主人公鐘丸が、唐から流れ着いた斬馬刀を手に取り人に化けれる相棒の妖狐と共に妖怪や悪人を倒しながら旅をする冒険活劇物。
主人公の破天荒な活躍は歌舞伎と相性が良かったらしく現在でと有名な演目の一つとして親しまれている。

しかし、鐘丸自体この世に存在しない人物の為この小説のベースとなった安珍が"演じている"という変わったケースの英霊。

鐘丸としてのステータスやスキルを取得出来たが、鐘丸としての霊基に寄せているせいか『安珍』としての能力やスキルや宝具の一部が使用不可若しくは弱体化してしまっている。


容姿は白い着物に赤い袴、紅白に彩られた仁王襷と歌舞伎だが、足袋を模した黒い軍靴と赤と黒を主体としたグローブ、革のベルトといった西洋の装飾品が隠れる形で散りばめられている。
顔には、目の縁に赤い装飾を施した狐の仮面に紅色の獅子の頭が装着している。

真名は鐘丸だが、基本的に安珍と呼ばれるのがちょっとした悩み。



破天荒目録(B+)
小説に出てくる鐘丸の武具の召喚。若しくは技術を模倣するスキル。
鐘丸本人ではないためか一部を除いて宝具ランクは低い。


雲斬り
鐘丸が用いる唐から来た斬馬刀。その切れ味は妖術で出来た霧や雲さえも綺麗に斬り払う程に鋭い。
生前、安珍が持っていた得物がベースとなっているらしい。








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