それ逝けあんちんマン!   作:アビャア

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かなり遅れてしまってすみません。

仕事が落ち着いたと思ったら、用事やら何やらで追われてしまいスランプ状態に陥り投稿が遅れてしまいました。

そうしている間に、仮面ライダージオウの最終回で驚愕したり、ゼロワンの面白さと明るいながらも平成初期に似た重さが1話ごとに襲ってきたり、FGOだと忠犬ガレスや戦闘がギャグテイストなイアンソン、一人だけ遊戯王(生け贄的な意味で)の陣宮といった個性ある鯖がフレポガチャで実装されたり、夏イベの水着北斎と水着メルトリリス、水着沖田の破壊力。
姉なる者がメガ進化()したり7章がアニメ化され放送されたりと色々ありましたね。



そんなこんなで最新話です。

それではどうぞm(__)m














七の歩み 女神と雷光、時々あんちん

3馬鹿 月kingdom日 『意外な結末』

天気:晴れ

 

 

 

なんとか生き残れた。

 

しかし身体中が痛い。メディアがそこら辺の薬草と魔術で精製した傷薬。それと回復魔術のお陰でどうにかなっているが身体中の至る所で悲鳴を上げ続けている。

 

昨日、戦ったバーサーカーなのだが今は牛の仮面を外し座っていて、とある女神がその膝に座ってニヤニヤ笑いながら此方を見ている。

というか、あれほど傷を負っていたのにメディアが俺と同じ処方をしただけで、傷口が半日足らずで完全に塞がり今は普通に動ける状態だ。

 

 

 

俺も動こうと思えば動けるがメディアとキャットに怒られるのでじっとしている。傷はかすり傷程度で霊核が無事なのだが、激しい動きをした代償で身体はボロボロ。

 

通常なら激しく動けば霊核にダメージが入る状態なのに普通に動ける俺の生命力にメディアは『貴方本当に人間?』と疑われる位に呆れていた。

 

その為、この日記も身体に収納した状態で書いているのだ。心の中でこうして呟けば、ほんの僅かな魔力を消費して日記に記されるから便利である。

 

取り敢えずどうしてこうなったか書き記しておこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前日の日記を書き終えた後、俺は雲斬りを背中にある鞘に収め、左腰にある刀を手に取った。

この刀は生前、俺が非常用の武器として所持していた武器の一つで『千代丸』という刀だ。

 

 

こいつは平安時代では基本的だった直刀タイプの刀だが直刀の弱点である引き斬り対策に刃渡りが少し分厚くして、ほんのちょっとだけだが反りがあるのがこの千代丸だ。

 

この刀に用いた玉鋼は、魔術を用いて純度が高い玉鋼を精錬したり鍛錬をした結果、鬼の重い攻撃に対して折れずにいなせる程の頑丈さを誇り、相手を刀ごと斬り捨ててもその切れ味が損なわれることはない魔剣になった。

 

その領域に至る為に材料探しや試行錯誤をした結果、三ヶ月分暮らせるお金が吹き飛んだり、完成しても使い所があんまりなく清姫と結婚するまで箪笥の肥やしになってしまい、白雪に白い目で見られたのは良い思い出だ。

 

 

俺は千代丸を構え『破ァッ!』の力を気を送る要領で刀身に宿しながら息を整え動かずに呼吸をする。その時の俺の頭は恐ろしい程に冴え五感が鋭くなりその一秒一秒が長く感じられた。

 

相手は俺に纏っていた雰囲気が変わったことに気付き、俺を注意深く観察していたが余りにも俺が動かなかったので痺れを切らし、咆哮を上げながら突進してくる。

 

その瞬間、俺は一気に息を吸って身体全身に空気を行き渡らせ、震脚で両足に力を一気に入れ縮地を用いて一気に跳躍し、すれ違い様に相手の腕を斬る。浅い傷しか入らなかったが傷口から煙を上げ相手は苦痛の声を上げる。

一方の俺は止まる事なく風の魔術を身体に纏わせ、無理矢理減速したり向きを変えながら高速で地面を駆けたり壁蹴りをしながら高速で三次元機動を繰り出し、すれ違い様に刀を振るい攻撃を与える戦法をとっていた。

 

こういった純粋な力を持つ怪物相手に防御に徹したらスタミナ切れで不利になることは、大江山の鬼娘共の戦いで嫌に成る程経験した故に編み出した戦法の一つだ。

 

当たらなければどうということはない。を体現したそれは、高速で移動しながら相手を翻弄し『破ァッ』を纏わせた武器で斬りつけて徐々に相手を弱らせて確実に仕留めるというちょっとえげつない戦法だが、戦いに汚いも糞もないから問題ない。

 

しかし此が本当に辛い。魔術で負担を軽減しているが襲い掛かる加速による重圧はきつく三半規管が狂いそうになる。

呼吸を乱れてしまえば過呼吸によって動きが止まれば相手に確実に仕留めれる時間を充分に与えてしまう。かといって高速移動を維持しても、その移動中に攻撃を喰らえば一溜まりもなかった。

 

最初の方は四方八方飛び跳ねるように移動し相手を翻弄しながら着実にダメージを与えられていたのだが、相手は悪名とはいえ神秘が高く古代ギリシャ時代で名を残した英雄。目が俺の速さに慣れてきたのか次第に与えるダメージが少なくなるし、目が慣れてきたのか俺が行く方向に合わせて攻撃をしてくる。

 

それを刀でいなしたり回避をするのだが相手の怪力によって木の葉のように吹き飛ばされ、転がりながらも魔術と体術でどうにか体勢を整えようとするが、行動する暇もなく電光石火の如く急接近しその斧を振るいそれの対処をするはめになったりと苦戦を強いられていた。

 

そんな戦闘が続けば確実に負けてしまうのだが、相手は僅かにだが動きが鈍くなり息を荒くしている。斬りつけた際に流し込んだ『破ァッ!』が徐々に効いてきたのだ。

 

其を確認すると俺は攻撃すると見せ掛けて相手に攻撃を振らせてそれを回避、すれ違い様に千代丸に風を纏わせて縮地で近付くと刀を振るい鎌鼬を発生させて右太ももに深く斬りつける。

 

相手は呻き声を上げると片膝をつくと、後ろ向きで捻りを加えながら跳躍、相手が被っている仮面目掛けて気を込めて発頸を込めた踵落としを放つ。

仮面は割れなかったが、脚に込められた内発頸によって仮面はバチで叩かれた銅鑼のように激しく揺れ、一方の俺は蹴った時の反動を利用してバク転して相手から距離を離し地面に着地する。

 

一方の相手は脳震盪を起こしたのか、片腕に持っていた斧を捨ててそのまま頭を押さえながら悶えているのを確認すると、刀を両腕で持ちながら腕を引き切っ先で相手を見定めながら突きの構えを取った。

 

 

身体を脱力してリラックスしながらも刀は相手を捉えるように静止、息は獲物を狙う狼が如く静かに吸い、両足は地面に深く根付くように力強く踏みしめる。

 

 

狙う場所は喉元の一番柔らかい部位。そこを深く突き刺した状態でまだ纏った状態である風を一気に解放して鎌鼬を起こせば抉れる形で首を斬り倒せる筈。

 

俺は相手の喉元目掛けて風を纏った千代丸で突きを放とうと縮地をしようとした瞬間、其処で第三者の『そこまで!』という凛とした少女の声に疑問に思い、その声が聞こえた方角を見るとそこには白いドレスにギリシャ神話の女神要素とオーラを纏う少女と、何故かキャットとメディアがいたのだ。

 

思わず心の中で軽くケンジャキ状態になったのも束の間、身体に無茶をした代償と魔力の枯渇で直立したまま白眼を剥いて気絶して今に至るわけだ。

 

本当なら少女やら戦ったミノタウロスについても詳しく書きたいのだが、たったいま目眩がしてきて気分が悪いので今日は此処で日記を記すのを止めようと思う。

明日には動けるようになればいいのだが。

 

 

 

 

 

 

 

『不破』月『ポテチ』日『女神と雷光』

天気:晴れ

 

普通に動けるようになった。北欧魔術ってすごい。

 

けど、身体中が軽い筋肉痛で辛い。明日には治る感じだが地味に痛い。

俺の霊基は他のサーヴァントと比べて治るのがちょっと遅い。理由は自分の最大の武器である『破ァッ!』が霊基の修復を阻害しているからだ。

生前ならあり得ないことだが、サーヴァントは構成されているものは違えど幽霊みたいなもの。それ故に『破ァッ!』が誤認してこのような現象が起きてしまう。

 

『破ァッ!』を使うと自分の霊基にも一寸だけダメージを喰らってしまうのも此が原因である。マスターがいたら魔力供給とかでどうにか誤魔化せるのだが、無い物ねだりしても仕方ないだろう。

 

話が変わるが昨日書けなかった女神と大男についての彼是を書くことにする。

 

 

 

先ず、最初に大男についてだがその正体はミノタウロス....なのだがそれは異名。真名は『アステリオス』で雷光と呼ばれたクレタ島の王、ミノスの息子である。因みにクラスはバーサーカーである。

 

普段は牛の頭蓋骨を用いて作られた仮面を被っているがその素顔と性格は成長途中の少年である。

 

獣のような白髪と黒い角、白眼が黒く赤い瞳という普通の人が見ればその巨体も相まって恐れる風貌をしている。

しかし、迷宮の中に住み生け贄として捧げられた子供や若い女性を喰らう残虐で恐ろしい怪物という人物像とはかけ離れた優しさを彼は持っていた。

 

彼の出生はかなりえげつない。息子なのだからミノス王とその后パシパエの間に産まれた訳ではない。

 

その理由なのだが、ミノス王がポセイドンの命で捧げ物として牛を生け贄にしていたのだがある日、ある一匹の白い雄牛を気に入ってしまい其を誤魔化してしまう。

それに激怒したポセイドンが、パシパエにその白い雄牛に欲情する呪いを掛けてしまったのだ。

ミノス王ではなく白い雄牛に欲情に駆られたパシパエは後にミノタウロスの迷宮を作ることになるダイダロスというギリシャ神話の大名工に自分が入れる雌牛の模型を作るように要求。

 

その牛の模型にパシパエは入り紆余曲折あって白い雄牛と繋がって孕み、出来た子供がアステリオスという誕生秘話があり彼を倒した英雄テセウスが討伐後、その真実を知り深い後悔に襲われた程だ。

彼の戦い方は荒々しかったものの何かを護るような理性的な所がありそのお陰で生き残れた。もしも彼が怪物として戦っていたら死んでたかもしれない。

そう思うと、今いる優しい彼が本当の姿で彼が成長する中でミノス王や色んな人に蔑まれ怖れられた結果、『ミノタウロス』という怪物になってしまったのだろう。

このことを知らなかったとはいえ、魑魅魍魎にとっては毒である『破ァッ!』を流してしまった俺に対して怪我を負わせたことを謝っていたし、本当に心が痛んだ。

 

 

一方の女神だが、真名は『エウリュアレ』。クラスはアーチャー。

 

此方もギリシャ神話では名高いゴルゴン三姉妹の次女で『偶像』と『理想の少女』として生まれ落ちた女神だ。彼女含む三姉妹は元々、オリュンポスの神々よりも古い土着の神で、大地に関係の深い地母神だった。

 

 

しかし、三女のメデューサがある出来事(ポセイドン絡み)で女神アテネの怒りを買い、其をかばってことで三姉妹とも怪物にさせられ形なき島と呼ばれる島で過ごすことになり、彼女とステンノは不死である故に、メデューサが討伐されてもペルテウスに討伐されなかった逸話を持っているが、彼女の会話から察するにどうも史実とは違うらしい。

討伐はされてはないが死ななかった訳ではないらしいのだがここら辺ははぐらかされた。

 

彼女は上記で書かれているように優雅で上品さを持ち、男にとっては『理想の女性像』そのもの。しかし、その本質は女神特有の残酷さと冷酷さを持ち、人間が自分たちに翻弄。困惑して破滅する様が大好きなドSである。

 

ちなみに性格は違えど、長女であるステンノと姿や趣味が一緒という情報をキャットから教わった。何でも第二特異点であるローマのとある島で、オルレアンで出会ったアイドル?系エリベートと一緒に長女であるステンノに仕えていたらしい。

 

そんなどSなエウリュアレなのだが、アステリオスに対して従者のように扱っていると思いきやなんやかんや言いながら弟を思う姉のような優しさがチラチラと見える。

彼もまた自分の三女であるメデューサと同じく経緯は違えどポセイドンによって人生を狂わせられた存在。彼女としては何か思う所はあるのだろう。不機嫌そうな顔をしながらも心なしか優しい笑みを見せているし、其処を突っ込むのは野暮だろう。

 

 

そんなわけでメディア達が何故エウリュアレと一緒にいたのかそれについて書いておこう。

俺が迷宮に迷い混みアステリオスと戦闘を開始した頃、彼女達がどうすべきか考えている最中にエウリュアレが現れた。

ギリシャ神話の神様の厄介さと面倒臭さを嫌と言うほどに知っているメディアは警戒するが、一方のキャットは彼女をステンノだと勘違いして接したらしい。

 

確かに長女と姿と声が一緒だとはいえ、神様に対してあまりにもゆるゆるな感じできたせいでエウリュアレとメディアは困惑。どうにか神様としての体勢を維持しようとするが、キャットが持つコミュ力高めのカオス話術によって見事に崩され、ぐだぐだで紆余曲折があり、俺らをエウリュアレの従者にする形で仲間になった。

 

 

....そのぐだぐだで紆余曲折を知りたいのだが、カオスの権化獣ともいえるキャットは今を生きる獣タイプ。彼女から全容を聞くのは至難の技な為とも言える。頭の良いメディアでさえ理解出来ず、いつの間にかこうなってたと頭を抱えていたからな。

 

...まぁキャットだから仕方ないよな。

 

 

 

ちなみに彼女は追われている理由は語られていなかったが、『黒髭』と呼ばれるサーヴァントとその一味に狙われているとのことだ。逃げる道中にこの島にたどり着きそこにある迷宮でアステリオスと遭遇、匿ってもらう次いでに護衛役としたとのことだ。

 

しかし、黒髭か。それが黒髭の名を借りた偽物ではなく、本物の『エドワード・ティーチ』なら本当に厄介だ。

彼はカリブ海と北アメリカの東海岸で悪逆非道の限りを尽くし、力を持ってして金や財宝を手に入れその名を轟かせた海賊界の大物。その残虐性はかなりのもので、神様であるエウリュアレでさえ彼を思い出させるだけで震え上がらせる程だ。それほど恐ろしい男なのだろう。

 

いち早くカルデアのマスターと合流して対策を立てないといけないな。今は黒髭がこの島に来ないことを祈っておこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






オマケ

千代丸

京都での修行時代。安珍が酒呑と茨木童子との死闘で破壊された無銘と破戒の代用で作った刀。平安時代ではごく普通だった直刀タイプの刀だが、若干反りがあり通常の刀より分厚い。
魔術を用いて精製した純度が高い玉鋼を使い作り上げた刀で、その鍛錬する過程でも魔術を利用して鍛えたこのもあって鬼の攻撃に耐えれる程の頑丈さと普通の刀であれば、刀ごとその持ち主を切り捨てる鋭さを持つ魔剣と化した。
しかし、その時には破壊された二つの武器を一つにして改修した白銘が出来上る三週間だったことや、雲斬りが主体だったこともあってか使い所はあんまりなく、試行錯誤などの材料費で3ヶ月暮らせる金を消費したにも関わらず結婚するまで箪笥の肥やしになっていた不遇武器である。







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