ハイスクールD×D−正義の味方−   作:蒼月無銘

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はじめまして

勢いで始めたので気に食わなかったらスルーしてください。
自分に自信がないのでアドバイスしてくれると嬉しいです。


プロローグ

彼は現在学校のグラウンドで異様な光景を目の当たりにしている。

 

黒と白の二振りの双剣持つ男と紅い槍を持つ男の激しい戦闘姿だ。

双剣を持つ男の後ろには赤いコートを羽織った女性、遠坂凛の姿があった。

異様でありながらこの光景から目を離せないでいる彼、衛宮士郎。

 

本来なら直ぐにでも逃げなくてはいけない彼だったが逃げ出せずにいたのは、戦闘があまりにも美しく一瞬見惚れていたからである。

 

我に返りその場から逃げようとした時に不意に物音を立ててしまい一斉に三者が士郎を見た。

 

一人は何故この場に人が居るのか驚き…

一人は女性の指示を待ち…

一人は新たな獲物を見つけたかの様に睨みつけた…

 

士郎の背筋は一気に冷え、その場から離れる為に全力で駆け出した。

 

「この場に居合わせた自分の不運を恨みな…」

 

校内を走る士郎の背後から心臓を一突きされ床に倒れる。

 

(こんな所で死ぬのか…まだ何も出来てない…まだ終われない)

 

士郎は床に伏したまま自分の最後を感じながらもその状況に納得が出来ず足掻こうとしていた。

 

もう倒れて居る士郎以外居ないはずの廊下に見たことの無い制服の女性が目の前に立っていた。

 

「生きたい?」

 

士郎に問いかける女性の髪は赤よりも紅く凛とした表情で見ている。

 

「俺には…やらなきゃいけない…ある…」

 

士郎は紅髪の女性に掠れた声で必死に訴えかける。

 

「わかったわ…これから貴方はあku……」

 

紅髪の女性の言葉の最中に士郎は力尽きる。

 

 

ーーー

 

翌日の朝

 

「…ここは?」

 

目覚めるとそこは見知らぬ天井。廊下で倒れたはずであり何故自分がベットで寝ているのか不思議で、上半身を起こし胸の辺りを確認すると刺されたはずの胸にはきずあとはなくなっていた。

 

「おはよう。起きたのね…体に違和感とかはないかしら。」

 

「………えっ」

 

士郎が寝ているベットの横には昨日最後に話した紅髪の女性が椅子に座っていた。

 

「はじめまして私はリアス・グレモリー。よろしく……えっと名前教えてもらっても良いかしら?」

 

「衛宮士郎…なんで俺はこんな所に居るんだ?確か廊下で……」

 

士郎は昨日の槍で貫かれ倒れる後の記憶がおぼろげにしかない為、自分が今生きている事に不思議に感じている。そして目の前にいるリアスという女性との接点が思い付かず不意に質問してしまう。

 

「シロウね。簡単に説明しましょうか……貴方は魔術師たちの儀式に巻き込まれて死んでしまったの。それを転生悪魔として生き返らせたのが私…理解できたかしら?」

 

リアスは笑みを浮かべながら組んでいた脚を組み直しまっすぐな目でこちらを見ている。語っていた言葉に嘘がないと理解するのにさほど時間はかからなかった。

 

「えっ…悪魔になった?ということは貴女は…」

 

「もちろん悪魔よ。飲み込みが早いのね…理解の早い子は好きよ。」

 

言うと同時にリアスの背中からコウモリの翼の様なものが背中から出てきて自分たちは悪魔であると証明するかのようであった。

もちろん、そんな物を見せられては士郎も信じるしかなくなり軽くため息を吐く。

 

「これから私は貴方のご主人様よ…よろしくしシロウ」

 

「はぁ…よろしく。てか俺の服は?」

 

色々と話が落ち着き士郎はこの時初めて自分が裸であると気付き顔を少し赤くしながらも平静を装いながら話し、リアスが服の方向を指すと目当ての制服を見つけ恥ずかしながらも着る。

 

「シロウって肝が据わっているのね。目の前で堂々と着替えるなんて。」

 

「ここじゃアレだし場所を移しましょうか…」

 

そう言うとリアスは部屋のドアを開け客間目指して廊下を歩き始める。シロウは数歩後ろをついて行く形で歩いており、その間いくつもの扉を素通りして行く。

 

(かなり広い屋敷みたいだな悪魔って言ってたけど一体何者なんだ…)

 

士郎は屋敷の広さに驚きつつも目的の客間に着くとリアスはソファーに座ると対面側にあるソファーに座る様に促す。士郎が座るとリアスは本題に入るかの様に真面目な表情になり話し始める。

 

「シロウは悪魔になって私の眷属なった。それに伴って駒王学園に編入してもらうわ。異論は受け付けないから。」

 

「そんなこと言ったって俺にも交友関係があるしお世話になってる人も居る。急にそんなこと言われても無理だ」

 

駒王学園のパンフレットを士郎の方に向けて机の上に置き毅然と言うが、士郎は断ると即答する。

 

「そう言う思っていたわ。貴方は見るからに誠実そうな人みたいだから先に言っておくけど、今冬木に戻ったらその大切な人を間接的に傷付け最後には絶望の未来しか無いわ。断言する。」

 

「そうかもしれない。でも……」

 

「今のシロウならね…でも先の事は分からないわ。貴方にはそれだけのポテンシャルがあるだから私の眷属にしたのよ。」

 

そう言う彼女の目には確信がある様に力強く力説する。

シロウはその姿に惹かれてしまう。彼女の姿に…

 

「貴方にはどうしても叶えたい夢はあるのかしら?笑わないから言って見なさい。」

 

士郎の死に際の言葉を聴いているリアスは確信に近い問いかけをする。

 

「俺は…正義の味方になりたい。」

 

笑われないか心配出会ったがリアスの真剣な瞳を見、一瞬言葉に詰まったが意を決して言った一言。

それは元々士郎の夢ではなかったがある人から受け継ぎ絶対成し遂げなければならない目標であり願望…言い換えれば呪いに近いものでもあった。

 

「果てしなく困難な道を選ぶのね貴方は……なら力を付けなさいシロウ。その為なら私も力を貸してあげる。なんせ私の可愛い下僕なのだから。」

 

リアスの言葉聞き彼は決心した。彼女はこんな歪な士郎を理解した。士郎にはこの人の眷属として、下僕として生きても構わないと思えてしまった。

 

「わかったアンタに仕える。」

 

士郎は穏やかな表情で話しているが瞳にはある決意を灯していた。

 

「それで話しは変わるのだけど士郎の歳はいくつ?」

 

「歳は17の高校2年。ちょうど四月から三年に上がるぞ。」

 

その事を聞くとリアスは何かを思いついたのか何処か嬉しそうに微笑み、士郎はその笑みを見ては軽く溜息をついてしまった。何故なら悪い予感がしてしまったからである。

 

「歳も同じ様ですし私のクラスに編入してもらいましょう。四月からが楽しみだわ。」

 

「お手柔らかに頼むよ。」

 

 

 

 

そうして衛宮士郎の運命は全く違った方向へと動き出して行く…

道は違えど正義の味方になるべく困難な道を…

歩き続ける彼の先にはいったいどんな苦難が立ちはだかるのか…

 

 

 

 

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