SCP財団Lobotomy支部   作:セキシキ

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皆さんお久しぶりです、投稿遅れてすみませんでした。

剣豪とセイレム頑張って進めてたので、というわけではなく、仕上げるのに時間かかっちゃいました。あとはレポートに手間取ってたのもある。

さて、今回のアブノーマリティは前回感想でリクエストが来てた大鳥くんです。皆を救おうとする良心的な子だよ、やったね!(白目)実はβ版ではまだこの子に会ってなかったりする。

前回より少し短めですが、ゆっくりしていってね!


SCP-040-Lo「Big Bird」

アイテム番号: SCP-040-Lo

 

オブジェクトクラス: Euclid

 

特別収容プロトコル: SCP-040-Loは、サイト██内の標準的な生物収容セル内に収容されています。収容室の扉は鋼鉄製のものを使用することでオブジェクトが破壊出来ないようにしてください。

 

1日に3~4回程度、職員はSCP-040-Loとの娯楽行為を実施することが推奨されています。SCP-040-Loと娯楽を行う職員はレベル2精神耐性訓練を受けることが義務付けられており、収容室には事前にSCP-040-Lo担当責任者によって許可されている玩具を持ち込んで下さい。娯楽行為は一度に20分程度が推奨されています。10時間以上職員との娯楽もしくは交流を行わせなかった場合、職員を収容室に近づけないようにし、精神耐性がレベル2以上のDクラス職員に娯楽行為を実施させて下さい。

 

他のオブジェクトが収容違反を起こした場合、機動部隊アルファ-5"森の番人"はSCP-040-Loの収容室前に待機し、収容違反を阻止しなければなりません。オブジェクトの収容違反が発生し職員がSCP-040-Lo-1に曝露した際は、該当職員を早急に拘束、もしくは外部から衝撃を与えることで対処してください。

 

説明: SCP-040-Loは、カラス科カラス属(Corvus)のように見える全長██mほどの生物です。SCP-040-Loは羽が存在しませんが全身が黒く、体中に幾十もの黄色い目を持っています。また翼の代わりに1本の細い腕が哺乳類の前腕のように生えています。SCP-040-Loを目撃した者は多大な精神的負荷を被る場合が非常に多いため、オブジェクトを担当する職員は高い精神耐性があるものに限定されています。

 

SCP-040-Loが保持しているランタン(SCP-040-Lo-1と指定)は材料鑑定の結果、外郭部分は年代の古い██材を使われているだけの普遍的なものでしたが中に入っているろうそくの芯は、SCP-040-Loの羽で作られていることが判明しました。また年代鑑定から、ろうそくは██年間絶えず燃え続けているものだと思われます。

 

SCP-040-Lo-1はSCP-040-Loが所持した場合のみ異常性を発現します。SCP-040-Loは、SCP-040-Lo-1を用いることで他者を催眠状態にしオブジェクトの元に誘導する効果を発揮できます(異常性に曝露した人間を"対象"と呼称)。対象はSCP-040-Loの元に到達するまで催眠状態が維持され、オブジェクトからの攻撃によって覚醒します。またそれとは別に、対象に外部から強い衝撃が加わるとSCP-040-Lo-1の影響下から脱することが出来ます。

 

SCP-040-Loは他のオブジェクトが収容違反を起こした際、自らも収容室を脱走して職員を殺害しようとします。SCP-040-Loが収容違反を探知する方法は未解明ですが、周囲およそ███mまでが範囲であると推測されます。SCP-040-Loは収容違反を起こすと 、施設内を徘徊しながらSCP-040-Lo-1を使用し周辺の職員を自らの元に呼び寄せます。オブジェクトが対象、またはその他の職員に遭遇した場合、SCP-040-Loは遭遇した職員に対して攻撃、殺害を試みます。尚SCP-040-Loの移動速度は遅く、攻撃方法は嘴による打撃に限定されるため、オブジェクトに遭遇した場合でも逃走することが可能です。SCP-040-Loがこのような行動を取る理由は現在に至るまで判明していません。

 

SCP-040-Loは精神状態が悪化すると収容違反、及びSCP-040-Lo-1を用いて職員の誘導を試みます。これを阻止しオブジェクトの収容を維持する為、SCP-040-Loが好む他者との娯楽及び交流が収容業務に組み込まれています。

 

SCP-040-Loは[編集済み]の森林地帯で発見されました。森にはSCP-040-Lo以外の生命体は発見できず、元々森に生息していたと思われる生物の[削除済み]された死体が███体ほど確認されました。隠蔽のため森林地帯を封鎖し、カバーストーリー"危険生物の群生地域"の作成、流布が行われました。

 

付録: [編集済み]地域にのみ伝わっている民間伝承の中に、SCP-040-Loについて描かれたと思われる昔話が確認されました。以下の文章はその抜粋となります。

 

 

・その大きな鳥は、[欠損]から森のみんなをまもろうとしました。かれはじぶんの羽をはいで、えいえんにもえつづけるろうそくを作りました。くらいよるでもみんなをみまもるためです。

・[欠損]は……でむらの人をたべてしまいました。大きな鳥はそれがゆるせませんでした。そしてかれはおもいつきました、わたしがみんなを先にころせば、みんなはかいぶつにころされずにすむ!

・かれはそれからまいにちやすまず森をあるきまわり、みんなをころしていきました。いのちを一つ"すくう"たびに、かれのからだには一つずつ目がふえていきました。

かれはねむることなく、みんなをすくいつづけたのです。

・ついにかれは、みんなをすくいました。もりにはもう大きな鳥しかおらず、やすまずうごきつづけたからだは目でおおわれていました。

・かいぶつとは、だれのことだったのでしょうか?

 

 




その鳥は怒り、あなたに噛み付くかもしれない。あなたは恐れて部屋から出た。

というわけで、(ある意味)皆の救世主大鳥くんでした。まあそりゃ、目の前に目玉めちゃくちゃ生えてる化け物いたらSAN値減るわな。とは言えぶっちゃけこいつに思い入れないから、ここで書くことないなぁ。あ、最後の昔話はオリジナルで入れました。こうでもしないと彼の考えは伝えられないからね。

それと一つ謝罪をば。本当ならマッチちゃんのように最終観測をつけたかったのですが、中々書き切れなかったので先に中身だけ上げました。ゴメンね?次回は他のアブノーマリティではなくこの子のTale上げる予定です。

書いて欲しい!とかこの子が好き!というアブノーマリティがいたら気軽に書いて下さい。今特に書きたいのがないので、上手くいけそうなやつがいたら書きます。ただ実際にプレイして遭遇してからになるので、時間はしばらくかかりますが。

あっ、でもこの子いいよって言って危なみに溢れる奴を紹介するのは止めようぜ、お兄さんとの約束だ!(危うくレティシアちゃんに職員殺されそうになった男の顔)

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