提督、出撃!   作:あわちゃ

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提督・大本営編


第4話

提督A「なあ、お前どの艦種が好み?」

 

提督B「はぁ?急に何言ってんだよお前は?」

 

提督A「いや、俺の好みっておかしいのかって思っちゃってさ」

 

提督B「・・・ちなみにどんなの?」

 

提督A「駆逐艦」

 

提督B「・・・・・」

 

提督A「なんで黙るんだよ!」

 

提督B「まあ、人の好みもいろいろだからな。お前が多少特殊なアレでも、俺とお前は友達だよ。」メソラシ

 

提督A「おい!目をそらすなよ!」

 

提督B「それよりさぁ・・・お前って、艦娘に手、出したことある?」

 

提督A「・・・いや、ないけど」

 

提督B「もったいねぇなぁ。あんなに可愛い娘達が揃ってるのに、ムラムラしたりしないのか?」

 

提督A「いや、そんなわけないだろ。俺だってゲイじゃないんだし」

 

提督B「だろ?一回ヤッてみろよ。いいもんだぜ?」

 

提督A「・・・いや、そんなことしてくれそうな娘はいないから・・・・」

 

提督B「そんなの、俺だっていねぇよ。そこは、こう・・・な?」

 

提督A「いや、さすがにそれは・・・・」

 

提督「うん、さすがにそれはよくないよなぁ」

 

提督A・B「!?」

 

提督A・B「ち、中将殿!」

 

提督「B君、艦娘だって人間と一緒なんだからね。あんまりそういうことをするのはよくないなぁ」

 

提督「まあ、そういう気持ちになるっていうのはわかるよ」

 

提督「でも、人の上に立つものとして、それはダメだ」

 

提督「今度、憲兵を俺の権限で査察に出してもらうから。その時に艦娘から変な話を聞いたら・・・」

 

提督「わかってるよね?」

 

提督B「は、はい・・・」

 

提督A(な、なんて気迫だ・・・艦娘と共に出撃するなんてただの冗談だと思っていたけど・・・本当だったとは・・・)

 

提督A「おい・・・どうすんだよ・・・」

 

提督B「・・・・土下座する」

 

 

提督「ふぅ~、年下なのに上の立場で人にものを言う、って大変ですねぇ元帥」

 

元帥「まあ、そうじゃろうな。君は中将じゃが、まだ高校生。二十歳を過ぎた他の新米提督達を注意するというのはなかなか難しそうじゃの」

 

提督「・・・元帥。提督の艦娘達に対する・・・そういう不祥事って、減らないんですかね?」

 

元帥「やはり、許せないかの?」

 

提督「当然ですよ。俺もさっき、アイツの手足のどっかを切り落とさないように手を抑えるので精一杯でした」

 

元帥「ほっほっほ、若いのぅ。」

 

提督「・・・・無理なんですか?」

 

元帥「結論から言うと、無理じゃ。」

 

提督「なぜですか?人選をもっと厳しくすれば・・・」

 

元帥「無理なんじゃよ、提督君。いくら人選を厳しくしてもな」

 

提督「どうしてっ・・・・」

 

元帥「まず、艦娘だらけの所に一人男が働いていて、そういう気分にならないと思うか?」

 

提督「いや・・・でも、それは・・・」

 

元帥「次に、提督は鎮守府において最高の権限をもっておる。艦娘の弱い所や、あまり戦果が芳しくない艦娘を見つけることも簡単じゃ」

 

提督「・・・・・」

 

元帥「しかも、艦娘のなかには、妹思いの子や、気が小さい子もごまんとおる」

 

元帥「これだけ条件がそろっておるのに、手を出さないほうがおかしいというものじゃ」

 

提督「っ・・・・・」

 

元帥「じゃが、これだけは知っていてほしい。我ら大本営は、そのようなことを絶対に許さぬ。発覚ししだい、厳格な処罰を下すことをな」

 

提督「・・・・そうですね。感情的になってしまいました。申し訳ありません」

 

元帥「いやいや、艦娘を守りたいという気持ちは立派なものじゃ。これからも、その信念を貫き通してもらえるかの?」

 

提督「当然ですよ」

 

元帥「よし、それなら辛気臭い話はこれくらいにして・・・本題に入ろうかの」

 

提督「おっと、そうでしたね。元帥、今回はどういった要件で?」

 

元帥「それはズバリ・・・提督君!君の好みの艦娘は誰じゃ?」

 

提督「・・・・は?」

 

元帥「君も高校生じゃ、気になっている子ぐらいいるのじゃろう?」

 

提督「元帥!呼んだと思ったらそういうことかよ!」

 

元帥「いや、ワシこういう話する人がいなくてのぉ。たまにはいいじゃないか」

 

提督「何考えてんだよおお!今日のために仕事終わらせた苦労はなんだったんだよ!」

 

元帥「うっ・・・そこまで言われるとワシも少し落ち込んじゃうぞ・・・」

 

提督「知るか!俺に言わせたいんだったら、元帥の好きな子を先に言ってもらおうか!」

 

元帥「夕立ちゃん」

 

提督「・・・・ロリコン・・・」

 

元帥「あっ!今ロリコンって言ったじゃろ!聞かれたからワシは答えただけじゃ!」

 

提督「・・・わかったよ、ちょっと話に付き合いますよ」

 

元帥「それでこそ提督君じゃ!呼んだかいがあったというものじゃよ」

 

提督「はぁ・・・」

 

元帥「ほれ、ここにとっておきの獺祭だって用意したんじゃぞ」

 

提督「憲兵さーん、ここに未成年飲酒させようとしてくる人がいまーす」

 

元帥「君も鎮守府で飲んでいるじゃろうが!」

 

数時間後・・・

 

元帥「うぃ~・・・夕立ちゃんが赤い目になったときは少しびっくりしたんじゃが・・・あれもいいのういいのう・・」

 

提督「元帥~」

 

元帥「・・・なんじゃぁ?」

 

提督「なんで・・いつも俺ばっかこういうことに呼ばれるんですかぁ?」

 

元帥「それはのぉ、君みたく思ったことをスッパリと言ってくれる人がいなかったからじゃよ・・・元帥になってからというもの・・・敬語を使われない、ということがなくなったからのぅ・・・たまには、ワシだっていろいろさらけ出したいときもあるんじゃあ~・・・」

 

提督「まあ、俺みたいに元帥でほぼタメ口で話す人っていないですからねぇ・・・・普通に酒のんで話してりゃ、結構おもしろい人なんだけどなぁ・・・」

 

元帥「上に立つ者として、下の者には厳しい態度で臨まなければならないからのぅ・・・こんな話をするのは、君だけじゃよ・・・」

 

提督「それは光栄ですねぇ・・・ありがとうございます・・・」

 

こうして、ふたりとも眠りに落ちたのであった。




元帥にするどいツッコミを入れる提督君。もしや、関西圏の人なのでは・・・?と作者なのに、考えてしまいます^^
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