魔法ある世界での災難 作:濡鴉
あれからいろいろあって投稿が遅れました。
ではどうぞ
俺学校へ行くために、バス停へと向かっていた。
学校へ向かう時ちょっとした諸事情により、黒縁眼鏡髪も平凡過ぎず派手すぎずを保った絶妙とも取れる髪型という、極力目立たない格好をしていた。
学生バスの中おしくらまんじゅう状態になりながらもバスから降り、怠い身体を引きずりように校門へ向かっていく。
「おはようみんなーー!」
「皆さんおはようございます」
「おはよう......別にあんた達に言ったんじゃないだからね!」」」」
「「「おはようなのは!!」」」
「「「おはようございます。 すずか様!!」」」
「「「ツンデレキターー!!」」」
と大声が聞こえた。 その中心にいる人物たちは、三大美少女と名高い高町なのは、月村すずか、アリサ・バニングスだった。 この学校ではどうでもいいことに、第三勢力プラス一があり、なの派とすずか様はまじ天使派とアリサは俺のジャスティス!派があり、基本はどれかの勢力に入っている。 だが稀に例外がおり、無所属がいる。 俺も合わせて三人だが。 まあこの際放っておこう。 というか心底どうでもいい。
影を薄くして校舎へ向かう。 颯爽と向かう。 人と関わるのが苦手だからだ。
教室へ入ると自分の席へ向かいカバンを置いた。 するとそこにある一人の男子生徒が声をかける。
「おはよう恭二。 相変わらず人見知りが激しいな」
「......おはよう別に人見知りじゃない。 ただ関わるのが苦手だけだ」
目の前でニヤニヤと笑っている男子生徒に言った。
男子生徒の名前は、土屋蓮(つちや れん)。 彼は転生者という存在で、ある神様によって能力を得てこの世界に来た存在と聞いていた。 その受け取った能力については明かされないが、危険な存在であることには変わらない。 そして彼の話では、転生者は他にもいるらしいが、皆目検討も着いているため関わらないようにしている。
くだらない奴が来たなと思いながら机に体を預ける。 それを見て眉間に手を置きながら蓮は話を続ける。
「お前ェ……それじゃボッチになること間違いなしだな。 前世そうだった俺が保証する」
「……胸はって言えることかそれは」
得意げにそういう彼に頭だけ起こして相づちを打つ。 こいつは毎回くだらなく、世間話ではないことをサブマシンガントークを続ける。 補足だが、机に身体を伏せるのは寝不足というわけではないが、こうすれば他人と関わらなくてすむと思ってこうしていた。
その後、マガジンが切れるまで彼と駄弁り、俺は相づちを打っていた。
そしてマガジンが切れたと同時に学校のチャイムが鳴った。
「おっと時間が来たようだ。 さて僕は戻るとしようか」
「そうか、そろそろ戻ってくれ。 お前の幼馴染に脅されたくない」
彼女は彼にぞっこんであり、それなりに一緒にいる俺に嫉妬しているらしく、何度もちょっかいをかけてくるのだ。
毒殺から始まり、彼女自身が暗殺しようとしているというだけなのだが、彼と同じ存在というだけあって何度も死にかけたが、大体は彼が来てタイムアップの場合が多い。
「今日、全ての歯車が動き出すよ。 覚悟はできているのかい?」
彼が教室からでようとしていた時いつもとは違う雰囲気を出しながらそんなことを尋ねてくる。
それはそのことを愉しみと言わんばかりであり、そして望んでいるかのように。
「当然だ。 視えている結果をただ受け容れるつもりはない」
それを心でも唱えながら、机に身体を伏せる。他人からはただ寝不足で寝ているかのように見えるかもしれない。 だが、俺はこれからを考えての行動である。
「楽しみにしているよ」
そう言って少年は颯爽と去って行った。
「本当に楽しみだよ風早恭二。人を超えた力を持ちながらも人である君には一体どういう未来が見えているんのかな。」
その顔は無邪気な少年はそのものでありながら、混じり気のない狂気を笑みとして浮かべる。
しかしそれは俺の耳に届くことはなかった。
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今は学校の授業が始まり、お昼休みに近づいてきた頃だった。
俺こと風早恭二は盛大に暇を持て余して机に身体を伏せていた。 この程度の問題はブリュ姉さんが教えてくれたからだ。 しかし、ただ暇を持て余して寝ているわけではなかった。
「(今日の穴場はあそこの空き教室か)」
その目に映る光景を吟味しながら、今日のお昼休み過ごす場所を決定する。 その目は他人からみれば黒ではなく、青い翡翠のような異質な色となっていた。
俺はこの目のことをオルクスと呼んでいる。
オルクスの能力は未来予知と既視感
未来予知に関しては名の通りだが、既視感に関しては、未来予知とは少し異なる。 未来予知では不確定の未来から一つ最善を選び出しそれを見せるのに対し既視感は、選択した仮定を元にそれを実行した場合の自身を見ることができる。
それらは同じように感じるが、前者は予想外な出来事には対応出来ない場合が、既視感は何度も未来をシュミレートしてその中から最善を選ぶ。
この説明では既視感とは呼べないだろうが、実際それを体験したのを過去の起点へ逆戻りし、それが映像として投影される、そのため既視感の方が的中率が高い恭二はそう解釈した。
厳密にはわけがわからなくなったためそう決めつけただけなのだが。
しかしどんな物にも欠点や短所があり、オルクスは視るのに時間がかかるのだ。 未来予知は一瞬に視れる未来はせいぜい1から3秒が限界であり、また未来と異なる場合にはその未来は無かったことになり結果とはことなるものとなってしまい、既視感は最適な未来を決定しなければならないため、更に時間がかかる。
ただ、既視感は過去の自分が見ていることもあるので、そのことが映像として映されることもあるのでそれを元に自身の悲劇を回避することができるが、間違えてもそのことによって自動的に死を回避することは無いので、自身の技量次第なのが残念な点である。
そして現在、オルクスを使い人気のない場所をシュミレーション中だが。
何回見ても聖女組と会って面倒ごとに巻き込まれる未来が多く、それがなくても、今度は蓮とその幼馴染と出会って、(殺意のある)追いかけっこが展開される未来しかなかった。
そんなことで、最も逃げ切れた空き教室を選んだ。
生きて帰れるかわからない戦いの幕が開けようとしている。 今鳴ったチャイムの音で。
「ハァ……ハァ……」
「お疲れ。 今日もなんとか逃げ切れたみたいだな」
誰のせいだこの野郎と言いたいが、息を整えるのに必死だった。
今日こそ殺られるかと思った。
俺はシュミレーションした通り廊下へ出ると、謀ったかのように蓮が彼の幼馴染とやってきて、二人の時間を邪魔されたせいでご立腹なされ、
なぜ毎回死にかけになると助けるかと聞いたら
「折角の
笑いながら言っていたのでぶん殴ってやりたい気持ちが高まって思いっきりやったが、俺は悪くないはず。
「まあまあ落ち着けよ。 これじゃあ毎日変わらないからつまらんぞ」
「そんなこと言うなら、いつも俺のところに来ないで幼馴染とイチャラブしてろよ」
「そうするとお前の観察できないぞ。 俺の数少ない
そんなことをニタニタと笑いながら俺の弁当にある唐揚げと強奪しようとするのを箸でガードする。
「
「蓮。 それはいけない」
「おいぃ、それは違うぞ。 俺は肉が欲しいわけではないんだ。
おお、幼馴染には狼狽えるのか彼女を当てておけばやっつけられるということが分かった。
余談だが、ブリュ姉さんの料理はかなりおいしいらしく、そして中毒性がある。 これを食べた者はまた食べたいという衝動が出てくるらしく、まさに神の料理だそうだ。
まあ、これを食べたのは蓮一人だけであり、参考にはあまりならない。
そして、隣を見ると地球外の食料をねじ込まれた。 蓮の姿があった。
「南無三」
「大丈夫……おいしそうに食べている」
そう言いながら炎野は後ろに火の魔神が出ているように見せた。
「その唐揚げを……頂戴」
そしてそんな脈絡のないことを言ってきた。
「なぜだ?」
「蓮が……言ってた……あなたの弁当は……殺人的な美味さ……」
「なぜ人が死ぬんだ」
あいつには絶対にやらないことを誓う。
「美味い……これは蓮の……いう通り」
「もう、お前らにはやらん。 絶対にだ」
結局、交渉(物理)によってとられました。 それなのにそんな感想を言われてはやる気など微塵も起きない。
こうして昼休みが終わり、いまだに気絶している蓮は炎野さんによって教室まで運ばれていった。
そういえば、炎野さんとは初めて会話した気がする。
どうだったでしょうか?
感想をくれたらうれしいです。