転生したら幻想郷でチルノ様の世話をすることになったった件について\(^o^)/ 作:タケノコ委員長
「スヤァー、スヤァー---。」
いつの間にか深い眠りについていた。
「腕なんかちぎるなぁ!うわぁ!」
「一気にやるか、ゆっくりやるか、どちらか選ばせてあげるわ。」
咲夜は、ちょっと笑顔で自分の腕を見てくる。こっちはそれを半泣き状態で睨み返す。
「そうねぇ。そろそろ時間よ。覚悟してちょうだい。」
「うっ!」
腕を掴んだ瞬間のことだった。
「マスタースパーク!!」
「え?うゎっと!」
咲夜が急に視界から消えた。
「え?え?え?---とりあえず逃げる!」
助けに来たというより先に、逃げるということを優先しようとした---のも、一瞬だけだった。
「あ、あの影って---。」
「やあ、助けに来たぜ!」
「霊夢!あとは、黄色い魔法使い!」
「違う!私は霧雨魔理沙だ!」
「あ、そうだった。」
そこに、咲夜が近づいてきた。
「おのれぇ---。ここまで来たら3人まとめて排除よ!」
「見たところ、あなたは時を操る能力があるみたいね。」
霊夢は、一瞬で相手の能力を判断した。
「お見事。さすが霊夢。お嬢様から伝言よ。」
「何よ、いきなり---。」
そう言ったあと、紅魔館の主、レミリア・スカーレットからの伝言を話した。
「博麗の巫女。あなたを倒して、幻想郷は私たち、紅魔館のものにするわ。」
そこに余計な口出しをするのが魔理沙だった。
「なあなあなあなあなあ!!!!!私の分はないのかよ?」
「黄色い魔法使い---あなたの分はないわ。まぁ、別世界に行く権利はあげましょう。」
「だから霧雨魔理沙だ!それに異世界ってどこだよ!?」
「まぁ、天国に行けると良いわね。」
「天国?楽しいところなのか?」
霊夢が白い目で魔理沙を見つめる。
「そうねー、少なくとも最悪なところではないんじゃない?」
「んじゃ、そこ行きた---くないわ!」
「はっきりしてよぉ!」
結局、霊夢は魔理沙の頭をひっぱたく。
「痛いなぁ、霊夢ぅ。」
魔理沙も自業自得である。
「さて、お遊びはここまでよ。そろそろ覚悟してもらいましょうか。」
一方その頃、急いで逃げているタケノコは---。
「いててぇ---この階段なげぇよ---。踏み外して足ぶつけちゃったわぁ。」
おっちょこちょいにも程がある。が、あまりの怖さにこれしか出来なかったのだ。
「さて、生きて連れていくのは難しそうね。」
「あなたがね。」
霊夢の挑発にも動揺しない咲夜だった。
「時よ、私を運命の的へ---誘え!」
そうして、咲夜は時を止め、ナイフを投げていった。
「くっ、---って、え?」
しかし、霊夢の目の前にはナイフがなかった。後ろを振り向いてみると---。
「うわぁぁぁぁぁあーーー!!!!!!」
「魔理沙ぁ!」
咲夜が狙っていたのは、霊夢ではなく魔理沙だったのだ。それを、霊夢は全力で止めに行き、魔理沙は魔法で止めようとした。
「くっ、マスタースパーク!」
「無駄よっ。」
「咲夜の小さな声が聞こえた。」
「無駄じゃないさ!」
「だって、こっちには時間を止めるという能力があるのだから---。」
「くっ、どうすれば、どうすれば良いんだ!」
必死に悩んでいる間に、またもや咲夜のナイフが一面を覆う。しかも、今回は霊夢も一緒だ。
「くっ、避けて!」
防戦一方の勝負だった---。勿論、既に私は館から出ようとしていた。
「はぁ、はぁ---疲れた。あ!門が見える!ここに滑り込めば---!」
そう思って、門を出た瞬間だった。
「あれれ?さっきのよく分からないばか力の子じゃん。」
「げっ!」
そこにいたのは、体力を回復させた美鈴だった。
「ま、まずい、逃げなきゃ!」
そう思った瞬間、美鈴はあっという間に私を捕らえて、レミリアのところヘ連れていこうとした。
「くっ---助けてぇ!」
「助けをもらうなら、お嬢様のところでやりなさいな。」
「もう絶対右足とられる!ってか、絶対生きて帰れない!さっき脱走したばかりだもん!」
「そのしゃべり方、さっきお嬢様にあったみたいね。残念だったわね。まだ小さいとはいえ、お嬢様は罪を犯した人は許さないから。」
既に絶望の目をした私だった。それから、時間がゆっくりになったような気がして、しばらくしたら---。
「うっ、着いて---しまった。」
「お嬢様、失礼します。」
「あら、美鈴、門番は?」
「途中、怪しいものがいたので、捕まえてきました。」
そこで、ポンと放り出されたのが、私だった。
「ううっ、放り出すのにも力入りすぎだよ!」
そう思った瞬間---。
「それでは、仕事に戻ります!」
「アハハハハハハ!!!ありがとう美鈴!流石ね!」
レミリアの声は、恐ろしく、高く、私に死線を飛ばすような形だった。
「さぁて、どうしようかなぁ?」
既に決まっているかのような声で、私に目を向けてきた。
「さっき右足だけって言って逃げたしぃ、今度は許さないわ---!」
「あわわわわ---。」
だんだん諦めがついて、逃げたいという意識が消えてきた。
「ここまで来たら、たくさん悲鳴を聞きたいわねぇ。」
その言葉を聞いた瞬間、一気に逃げたくなった。
「残念だけど、逃げられないようにはなってるからね。」
「くっ---。」
そうして、ゆっくり体がちぎられていくということを覚悟した私だった---。すると---。
「う、うわぁぁぁぁぁあーーー!誰かぁ!」
「え?」
毎日のように聞いている声だった。
「あのさぁ、そろそろまずいんじゃない?」
「うわぁぁぁあ!!!ああああ!!!」
体を揺さぶられている。
「ねぇ、本当に大丈夫?」
「う、ううっ---こ、ここは?」
「---いつもの場所だけど?」
「はぁ、はぁ---。」
少し目眩がして、チルノの方に倒れた。
「ううっ。」
「大丈夫!?病院まで連れていくよ!」
「その必要はありません。プロではないのですが、すこしくらい医師のするべきことはわかりますから---。」
「それって、医者っぽい行動して、自分の病気判断して、自分で治すってこと?」
「はい---いや、半分は正解です。ただ、治すのは自分ではありません。」
「やっぱり永琳じゃぁーん。」
「あのドラゴンですよ。」
「えええ!?」
チルノは、後ろに転がりかえって、そのまま立てなかった。
「まだ夜ですかね?」
「あんたのせいでね!」
「申し訳ないです---。できれば、怒るのはよしてもらえませんか?」
「うん、わかった!で終わるわけないわぁ!」
「ごめんなさぁい!ちょ、うわぁ!やりましたねぇ?」
怒ったチルノは、私を攻撃してしまった。
「あっ、ちょ---怒らないで!お願い!」
「うん、わかった!で終わるわけない!!!」
「ギャァァァア!!!」
「捕まえたあ!」
一瞬でチルノを捕まえて、背中に攻撃しようとした。
「あっ---ごめんなさぶふっ---。」
「次攻撃したらこの10倍の力ですからね?って、消えた?やり過ぎたかな?」
格好つけてる間に、チルノがどこかに消えてしまった。
「どこだ?」
本気で探してるのに、気づかない。いつの間にか、後ろに立っていることも知らず。
「アイシクルフォール!!!!!」
「あっ、ガードって、後ろ!?」
ようやく気づいたときには、反射神経を使う間もなく、アイシクルフォールが直撃した。
「あ---ああうっ---。寒っ---。」
「どうだ!これがあたいの全力だぁ!」
またまた成長したチルノを見て、笑顔を見せた。アイシクルフォールを食らったまま。
「さぁて、とりあえず、闇色ドラゴン。召喚!」
「とりあえず、早く治してよね!」
「はぁい!」終
次回もお楽しみに!