転生したら幻想郷でチルノ様の世話をすることになったった件について\(^o^)/ 作:タケノコ委員長
まだ誰もいなかった寺子屋に一人静かに座ったチルノ。一人で勉強をしていた。
「ふわぁ、意外と簡単だなー。」
そこに、大妖精がやって来た。
「あ、大ちゃん!おっはよー!」
「おはよ---って、チルノちゃんが、遅刻をしていない!?!?」
「エヘヘー、あたいさいきょーだからね!」
「凄いよチルノちゃん!」
2人の笑顔を、寺子屋の100メートル上から見ていた。数分たったが、そこに誰かやって来た。
「あなたは?」
「私?私はタケノコです---。」
「あら、あなたがチルノさんの---守り神?」
久々に、守り神と呼ばれた気がしたが、誰か分からなかった。
「で、あなたは---。」
「けーね先生と呼んでね!フフフ。」
そうして、笑顔でゆっくり寺子屋に向かっていったのを、静かに眺めていた。
「ねぇねぇ、リグルちゃん!大変だよ!チルノちゃんが遅刻してないよ!」
「ええええええ!アハハ---幻想郷は今日で消滅するんだ。きっと人間に滅ぼされるんだよ。」
なんだかバカにされてるようで、チルノは怒り気味だったが、久々の再会を楽しんでいた。
「皆さーん。お久しぶりです!」
皆で騒ぎ立ててるうちに、ゆったり降りてきた慧音先生がドアを開けてきた。
「あ、けーね先生!久しぶりー!」
「はい、皆さん、お久しぶりです!が、本日はまだ体が回復してなく、永琳に聞いたところ、後1週間程度なので、しばらく代理としてある方を呼んでます。」
チルノだけ、なんとなく想像はしていた。
「ええっと、入ってー。」
「はーい!」
そうして、私は部屋のなかに入った。実は、上空で話したあと---。
「ふぅ、朝飛ぶのって大変なんだよなぁ。早く降りなきゃ---。」
「ねぇ、教師出来そう?」
いきなり慧音先生が質問してきた。
「まぁ、内容によりますよ---。」
「一週間教師の代わりお願いね!はい、こっちこっち!」
ワケわからない事を言われ、気付いたらこうなっていた。
「はい---ええっと、朝礼だっけ?」
いつも通りの時間に、いつも通りやれと指示されて、慧音先生は永琳の元へ向かった。そうして、朝礼やって、連絡して、一時間目が始まった。
「ええっと、一時間目は---何だ?」
「先生!一時間目は国語ですよ!」
いきなり大ちゃんが言ってきた。
「国語ですかー。ええっと、今回から新しい単元に入るみたいですよー!皆さん、教科書持ってきてますか?」
「はーい!」
小学校のような、元気な声が聞こえてきた。
「では、教科書の132ページを開いてください!」
妖精達の元気で、つられてこっちまで元気になってきた。
「今回から古典というものの学習をしていきます。では、皆さん、1000年前と今と、違うところを書いてみましょう!」
まだいきなり先生代理をするとなってから20分も経っていなくて、急な対応のため、教え方がわからなかったが、積極的な妖精達に助けられていた。
「技術の発達量なのかー?」
「ルーミアさん。こういう場合は、具体例などを付け加えると分かりやすく、良いと思いますよー。」
「そーなのかー?」
「そーなのだー。」
「先生がルーミアちゃんの真似をした!録音すりゃ良かったー。」
よく考えたら、まだ妖精達の名前を知らなく、しかも、一部の妖精は、私の事さえ知らなかった。
「ええっと、自己紹介が遅れましたが、私はタケノコです。主に何をやってるかはチルノさんに聞いてください。私からは話したくありません---。」
とりあえず、自己紹介を終えて、授業を再開させた。
「では、ルーミアさん。技術の進歩。具体例を挙げて、もう一度話してみてください。」
「ええっと---具体例具体例---カメラとか、電気で動くものが使えるようになったのかー?」
「素晴らしい。そんな感じです!ただ、古典で習うことは、昔の文章になります。」
みんなよく分からなさそうだったから、例文をあげてみた。
「では、簡単なのから行きましょう。いろは歌って分かりますか?」
全員が分かっているような顔をしていた。
「次に、いろは歌、最後まで言えますか?」
一部は分かっていそうだが、一部は言葉だけという妖精もいた。
「先生!いろは歌言ってくださいよー!」
「ええっと、ミスチーさんでしたっけ?」
「うん!」
そんなこんなで、なんとか授業を続けていった。実は、私が教えられるのは算数及び数学だけであり、他の教科はさっぱりだった。
「はい、では、まとめですー。」
最後にまとめを書いて、一時間目が終わった。既に完全にクタクタだった。休み時間も短く、あっという間に二時間目が来た。
「ええっと、二時間目は?」
「先生!二時間目は算数ですよ!」
好都合なことに、算数の授業がやって来た。
「ええっと、算数です。」
「先生!なんで算数になったらそんなピシッってなったんですか?」
あまりにも動作が怪しく思われたのかもしれない。
「それは---今は気にするべきでないことです!って誤魔化しておいて、算数も新たな単元らしいですね、確率です。」
慧音先生から、サイコロを渡されていた。
「では、大妖精さん、このサイコロを振ってみてください。」
「え?あ、はい。」
ポンと振ったら、2の目が出た。が、それを何も見ずにてでおさえ隠した。
「大妖精さん、今何が出たでしょうか?」
「え?分からないです---。」
「分からないが続いては、授業にはなりません。予想をしてみましょう。」
「ええっと、5です!」
「ほいっ---2でしたー。」
「あぁ。外れた。」
「では、チルノさん。本題です。」
実は、ずっとこの時を待っていた。
「このサイコロを振って、素数が出る確率を求めてください。」
「はーい!」
回りから、チルノをバカにするような笑いが聞こえたが、あえてそのまま笑わせていた。
「1/2です!」
「正解です。」
「ん?」
「Σ(Д゚;/)/えええええええええええええ!!!」
「はい、静かにー。では、そもそも確率とは何かから説明しましょう。」
そのあとは、皆が驚くシーンを見て、その都度笑顔になりながら授業をした。
「はい、これで本日の授業は終わりでーす。皆さん、お気をつけて帰るように。」
「はーい!」
「チルノさん。」
「ん?」
「ほらね?皆さんを驚かせる作戦、上手く行きましたね!」
「うん!でも、なんであんたが授業をするの?けーね先生がまだ来れないのは納得行かなくはないけど、なんであんたなのか分からないよ。」
「それは、たまたま近くにいたからですよ。」
「へぇー、ということは、あたいを見張ってたんだ。」
「いや、それは---。」
「まぁ、なんとなく予想してたけどね。」
完全に白い目で見られていた。
「じゃあ、大ちゃんと帰るから、また後でー。臨時先生!」
「はい、お気をつけて帰るように。」
「うん!」
いきなり適当に授業をしてみたが、案外上手くいった気がした一日だった。 終
次回もお楽しみに!