転生したら幻想郷でチルノ様の世話をすることになったった件について\(^o^)/ 作:タケノコ委員長
「あなたが最後なのね。」
「そうだよー!洩矢諏訪子、よろしくっ!」
「さぁ、今すぐ博麗神社を支配するってのを止めてもらおうか。」
その頃、永遠亭では---。
「師匠、お薬の材料を買ってきます!」
「今日はちょっと量が多いけど、一人で大丈夫?」
「はい!では、いってきます!」
そうして、鈴仙が外に出た瞬間---。
「ああああああ!!!」
「い、いきなりどうしたのよ---。」
まだ永琳はあれを見ていないから、驚くわけはない。
「し、し、---師匠。タケノコさんとチルノさんが---。」
「何よ、その2人が目の前で手を繋いでいたの?」
「はい---。」
倒れながらたまたま手を繋いでいたが、もちろん倒れているなんて知らない。
「師匠、とりあえずベッドに運びましょう!」
なんだか永琳も見たくなったようで、こっちにやって来た。
「え---はぁ!?すぐに助けないと!てゐ、一緒にベッドまで運んで!」
「はーい!」
そうして、2人はベッドに運ばれた。
「なんなのかしら---病気?」
そうして考えている間にも、無意識にいろんな検査をし始めた。脳や心臓の異常など、色々見ていった結果。
「これは、誰かと勝負したあとの損傷ね。しかも、急所に当たっているわ、彼女はすぐに手術しないと、命が危ないわ!」
どうやら、大脳に強い攻撃が当たり、無防備なチルノは脳に大きな損傷を負ってしまったようだ。
「彼も若干の攻撃を受けているわ、ただ、ここへ来るのに必死であまりの疲れに倒れてしまったのかも、足にダメージが来ているわ。」
そうして、知らぬ間にチルノだけ手術室へ行った。もちろん、その間にも体を休ませようと、一人ベッドですやすやする自分だった。
数時間経ち、そんな中、やっと意識が戻り始めてきた。
「---んっ。」
目の前に、さっきまでなかった光が見えるようになってきた。
「はぅ~。こ、ここは?」
すぐに右を見ると、永遠亭という看板と、輝夜がいた。
「あ、---永遠亭か。」
そうして、輝夜が話しかけてきた。
「おはよう、大丈夫?」
普段はこんなところには来ないようだが、後で質問すると、暇だから普段いる場所を飛び出してきたらしい。
「私は---ダメだ。何も思い出せないっ---。そうだ、チルノ様、は?」
「今、手術を受けているらしいわ。」
「そん---なっ。」
折角戻った光が、また闇へ包まれていく感覚がした。
「後で、謝らなきゃ---私は、守ってあげられなかったのだからっ---。」
「それは違うんじゃない?きっとあなたは彼女のために急いでここまで運んで来たんじゃない?そのままにしなくて、ここまで持ってきたんだよ---。」
「でも---。」
「ずっとそのままだったら、彼女だって命が---でも、まだ大丈夫そうなタイミングで持ってきてくれたんだって。流石よ!」
そうして、会話が進んでいって、誰かやって来た。
「こんにちは---。」
目の前にやって来たのは、霊夢や魔理沙かと思っていたが、大妖精とルーミア、慧音先生だった。
「こんにちは---。」
その3人の挨拶のように、少し暗めに挨拶をした。
「チルノちゃん、大丈夫?」
「ええ、大丈夫ですよ。今、手術を受けていますが、ですよね、輝夜さん。あれ?」
いつの間にか輝夜は姿を消していた。
「まぁ、良いや。しばらくしたら手術は終わると思いますよ?」
そうして、3人は私の後ろに座り、ずっとチルノが回復するまで待っていた。
ずっと待っていたら、手術中のランプが急に消えた。しかし、あまりにも待ち続けていて、そんなものは見ていなかった。
「手術は終わったわ。」
「どうでしたか!?」
一斉にその声が飛び交うが、なんとなく顔を見てわかっていた。
「ええ、勿論成功したわ!ただ、脳に損傷を負ってしまったから、しばらくリハビリが必要ね。そうすれば、元通りになるはずよ。」
「よかったぁ---。」
そう、後ろの3人は思っていた。もちろん、私もそうは思っていたが、じろじろチルノだけを見て何もしてなかった自分に腹が立った。
それから少しして、また自分のベッドの中にチルノが入ってきた。当然、まだ意識はない。
「チルノ様---。」
その事だけを考えて、彼女の意識が戻るのを待っていた。
それから彼女の意識が戻るのは、すぐの事だった。
「ん、んんぅ。ここはー---?」
「チルノ様っ---。」
ずっとベッドの横に座っていた。そこに、永琳がやって来た。
「なにか、手術の前の事で覚えていることはない?」
「そういえば、あたい---神奈子って奴と勝負して、負けちゃったんだ---。」
横でその事を考えていた私は、更に目をそらした。
「チルノ様---申し訳ありませんでした!」
横で口が地面につくほど深く謝った私を見て、彼女は手を伸ばして私を捕まえ、ベッドに運ばれた。戻した。
「あたいだって、神奈子を倒せなくて、こんな目に合わせちゃって---ごめん。」
それを横で泣きながら見ていた寺子屋3人組だった。そこに、また誰かやって来た。
「今度は、誰だろう?」
今度こそ霊夢かと思いきや、守矢神社一同だった。
「あっ---。」
数秒間場が静まり返った。永琳、慧音先生は患者を守ろうと、もしもの時のために私たちの前に立った。妖精2人は逃げようとしていた。そんな中、更に後ろから誰かやって来た。
「あ、あれはっ。」
やっと霊夢がやって来た。しかし、いつもと様子が違った。
「さぁ、あの2人に謝りなさいっ---。」
「ごめんなさい---。」
守矢神社のメンバー達が、ドンと謝ってきた。
「え---。」
あまりに急すぎて、何も理解できなかった。どうやら、あのあと霊夢に退治され、ここへ連れてこられたらしい。
「は、はぁ---。」
よくわからないが、それよりもこんなずたぼろな体でもチルノを守ることに精一杯だった。
「これから守矢神社一同は独立して、静かに守矢神社教を広めていきます!」
色々言ったが、全て覚えていなかった。そうして、霊夢にまたまた連れていかれた。あのあと、諏訪子を倒して和平になったらしい。
「それじゃあ、私たちは帰ります---。」
ダブル妖精+先生が帰っていった。
「チルノ様、今回はお疲れさまでした。色々ありましたが、なんだか最後は霊夢に取られましたね---。」
「あたい、体全体が痛くて辛いよー。」
そのわりには笑顔のチルノ、少しずつ体力は回復していった。その間にも、私の足の痛みが治り、ほぼ動けるようになっていた。
更に数日経ち、チルノも劇的な早さで体が元通りになってきた。思ったより早く退院できそうだった。
入院して半月ほど、やっとチルノが退院して、いつもの部屋に戻った。その前に、ひとつだけ永琳から聞かれたことがあった。
「あなたって、チルノ以外の事、考えているの?」
流石に考えている私は、考えているって答えた。若干笑われたことは、今でも覚えている。 終
次回から新章になります!お楽しみに!