転生したら幻想郷でチルノ様の世話をすることになったった件について\(^o^)/   作:タケノコ委員長

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こんばんはー。タケノコです!今回で70話目!ありがとうございます!ショートストーリー前半です!では、ゆっくりしていってねー!


第Ⅴ章→フランVSレミリア!デザート事件!
第70話→デザートをめぐった勝負!フランの悩み?


「ふわぁー、やっと反省文終わったよぉ---。」

 

「どれどれ---よく書けてますね---はい、では終了です!」

 

「やったぁ~。」

 

棒読みのやったーは、チルノが色々書きすぎた為、壊れかけながら言ったように思えた。

 

「疲れたぁ---もう5枚なんて辛すぎるよ---本当にごめんなさい---。」

 

「まぁ、意識って簡単に変えられるように思えますが、かなり難しいですからねー。一度良い方向に行かせるまでにどれだけ時間がかかるかなんて、誰にも予想できませんから---。」

 

「何言ってるのかわからないっ---。」

 

色々話しているうちに、ドアがドンドン鳴った。どうせ霊夢とかだろうと思い開けてみると、チルノの進化形みたいなのが立っていた。

 

「あら、フランちゃん。いらっしゃ---ちょ、泣いてる?服がぐちゃぐちゃ---足に怪我!?どうしたんですか!?」

 

普通のチルノ進化形ではなく、誰かに追われ、傷を負われてここに来た。それ以外思い浮かばなかった。

 

「た、助けて---。」

 

「フランちゃん、どうしたの!?」

 

とりあえず、すぐにベッドに寝かせておいた。

 

「永遠亭まで連れていきましょうか?」

 

急激に回復しているので、その必要はないかなと思いながらも、一応聞いてみたが、予想通りの返事だった。

 

「なぜこうなったか、覚えていますか?」

 

「ううっ---思い出したくないっ!これからはここで暮らすもん!」

 

「え?---紅魔館は---っ?」

 

布団の中に潜り込んだフランは、紅魔館で何か起こり、それで戦いここに逃げてきたとしか思えなかった。

 

「なんとなくわかりました。現在応急処置行ってますから、少々お待ち下さい---。」

 

そのまま、1分前から始めている処置をもう2~3分かけて終わらせて、気分を落ち着かせてから何があったか聞くことにした。今度は、しっかり答えてくれた。

 

「お姉様が、私の高級プリンを食べちゃって、1日だけならまだしも、10日間位私のデザートを食べちゃうんだよ。最後には、色々挑発してくるしさ---。」

 

原因はあのレミィだったようだ。しかし、さっぱり状況が掴めず、まずは実際に紅魔館に行くことにした。

 

歩いたはずだが、意外とすぐに紅魔館に着き、寝ている門番の前に立ってほっぺたをツンツンして笑い、中に入っていった。

 

中は変わらない景色が続いていた。シャンデリアや長い階段等、前にも通るときに見た物は、昔の記憶を思い出させるような感じがした。

 

階段を登り2階に着くと、早速咲夜に出会った。

 

「あら、こんにちはー。」

 

「咲夜---さん。こんにちは~。」

 

「咲夜でいいわよー。」

 

別にお互い敵意識を持つことはなく、レミリアとフランの事を聞いてみた。

 

「フランは今はあなたの部屋にいるのね?」

 

「なんかいきなり私の部屋にやって来ました。面倒はチルノが見ています。最初は着いてきたのですが、途中で飽きて戻りました。」

 

「お嬢様、一体何をされているのやら---。」

 

一度咲夜もフランのように止めにいったが、やはり最後にはやられてしまったらしい。

 

「レミリア・スカーレット。大分前に異変が起きてからそこまで会ってねぇな---。」

 

もう1年以上はレミリアに逢っていないんじゃないかというほど久々の再開だった。

 

「さぁ、行きますかっ!」

 

「待って!」

 

いきなり止められて驚いた。

 

「な、何かありました?」

 

「今、お嬢様はすっごい不機嫌で、見たもの全てを破壊しようとしているから、私が先にいきます。」

 

いきなり咲夜が部屋に入ろうとしたが、恐る恐る入っていこうとするのは素人でも感じられるようだった。

 

少しため息をして、手をドアに触れたのを下ろした瞬間、顔を下に向けた。

 

「咲夜、無理しないでくださいよ---。」

 

「ごめんなさいね---さっきお嬢様を止めようとしたら足を怪我してしまって---。」

 

「そもそも、何があったか、もっと詳しく教えてください。」

 

咲夜は間を空けず、彼女の部屋に入れさせて、その当時の話を聞くことにした。

 

「あれは、みんなで遊んでいたときの話よ。」

 

 

 

「わーいわーい!今日も仕事おわったよー!」

 

「あら、フラン様。お疲れさまです!」

 

そのときは、咲夜はフランの部屋にいたようだ。

 

「ねぇねぇ、お姉様はどんな仕事をしてるのー?」

 

「それは---何も、してません。まぁ、いざとなったらここをまとめるだけですからね---。」

 

「それって、ニート?」

 

暫くの間、レミリアの話をしていた。そのとき話したことは、詳しくは覚えてなかったようだが、そのあとフランがレミリアの部屋に向かったらしい。咲夜は、それに着いていった。

 

「お姉様、お姉様もちゃんと働いてよ!」

 

「何ー?私はちゃんと働いてるわよ?」

 

そう言いながら、ゲームを手にとって、部屋で一人で遊んでいた。仕事道具さえ部屋の中に置いていなくて、ちゃんとやっているとは到底思えなかった。

 

「でも、お姉様、今何やってるのー?」

 

「今?仕事中よ。オーブ100個集めてパン◯ラ当てるという私にとっての仕事よー。」

 

「紅魔館にとっての仕事はー?」

 

「あなたたちでやってちょうだいー。」

 

やはり、遊んでしかいなかったレミリアは、咲夜を呼びデザートを持ってくるように指示した。このときだったらしい。

 

いつも通り、すぐにデザートを持ってきたが、いつにも増して美味しそうな色、形をしていた。すぐにレミリアが食べ始めた。

 

「おいしーい!さっ、フランも食べたら?」

 

「お姉様っ---。」

 

このとき、既に怒りかけのフランだった。別にニートなのは変わらないし、もう慣れているのだが、今のデザートの行動にて---。

 

「お姉様っ---。」

 

「あら、フラン、食べないの?」

 

勿論、フランもプリンが好きで、いつもみたいに食べようとしていたが、そのプリンはもう、レミリアのお腹の中だった。

 

「さっきのデザート、プリンの方は私のだったんだけど---。」

 

普通なら、デザートを2個出されたら、1つしか食べないだろうが、レミリア食いしん坊は、両方とも自分の物だととんだ勘違いをし、2つとも食べてしまった。

 

「あらー、ごめんなちゃーい。あ、オーブ5個ゲットー!」

 

「お---ね---え---さ---まっ---!!!」

 

完全にキレてしまったフランだったが、そこから2人を止めようとした咲夜は、ここから何が起こったかは思い出せないらしい。

 

「と、ここまでね---。」

 

すぐにレミリアを大反省させようと立ち上がり、もう一度、今度は一人で部屋のドアのぶに手をかけた。

 

「フランちゃんだって、デザートを食べようとしていたのに---。反省させてやるっ!」 終




次回、完結!お楽しみに!

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