転生したら幻想郷でチルノ様の世話をすることになったった件について\(^o^)/ 作:タケノコ委員長
「チルノ様、もう絶対に勝てないです---私も参加します!」
「まって、まだ早苗が攻撃するから、2人で倒すんだ!」
「チルノ---様っ。」
少し顔を下に向けていた。理由はとても単純だった。本当に、あの2人なら倒せないから。それに、一緒に勝負したかったから。
「もう一回、アイシクルフォール!」
「じゃあ、こっちもいくよ!グレイソーマタージ!」
早苗の攻撃も、私にまで飛んできた。しかし、さっきとの差はガードする前から分かっていた。
「こんなの余裕!」
敵の2人は相変わらず余裕だ。私と同じような顔で攻撃を受けていた。
「その程度か。」
またもや寅ちゃんが暗い声で言ってくる。何故かそれだけで怖いと思うようになるくらい。
「アブソリュートジャスティス!」
そんな言葉1つで味方がつらい表情へと変わっていく、そんな姿を見てはいられず、遂に私が動いた。
「グランドファイアインフェルノ!」
5分館無敵になるこのスペカ(?)により、一気に能力を増していく。その後、いつも通り火炎玉をうったが、さすがに相手も全部避けていった。
「チルノ様、後はお任せを。まだ太陽は沈みませんが、やれるだけやりますから---。」
「え---。う、うんっ。」
静かに後ろへ下がっていった。それに続き、早苗も後ろへ下がっていき、結局1対2になってしまった。まぁ、正直人数など関係ないと思っていた。既に分身で四方八方敵を囲んでいたからだ。
「ん---?これは。」
急に雨が降ってきた。しかし、これが悪いとは思わず、逆にあれを使うチャンスだと思っていた。2人はまだ分身には気づいていなさそうだ。
「行け、雷で終わらせてしまえ!」
「そんなもの効かない!」
そう言い、しっかりと受け止めた。いや、受け止めてくれた。そんなことは分かっていながら打ったのだ。どうせこうなるなら弱めに。
「うっ、止められた!」
あえて口にするこの言葉、すぐに相手が反撃しようとする。
「今度はこっちから---!その大口を叩けないようにしてやる!って、なんだあれはっ!」
ここで2人がようやく分身に気付いた。
「ぁ、やっと気付きましたか?」
分身に何も持たせないとなると、流石に一気に倒すことは出来なさそうだったので、1体1体ゆっくりと火炎玉を用意させていった。ばれないようにするのが大変だった。
「さぁ、みんな、一気にうつよー!!!」
分身全員に呼びかけて、一斉に構えた。だが、相手もこの状態だと避けられそうだった。
「あはは、その程度じゃ甘い!」
相手も必死になってきた。
「発射!」
一気に放たれた火炎玉は、相手に向かって猛スピードでかけていった。と思いきや、飛んできたのは本体の僅かに作られた炎だった。一気にその炎は10倍、100倍へと大きく、強くなっていった。
「さて、この大きさの玉、当たったらどうなるかなー?」
船よりも大きく、チルノの氷が溶けそうな程の炎で相手を睨んだ。因みに、チルノが冷気を操り、周りの冷気を奪い自分の周りだけ涼しくしていった。
「さて、これで終わりですねっ!火炎玉【分】!」
火炎玉を2つに分けてうっていく技、火炎玉【分】、しかし、2つに分けても大きさは変わらない。つまり、そのままのコピーが1個できるということだ。
「皆の思い、いげえぇええ!」
チルノや早苗も共にそう叫んで言い、2人は暫時意識を朦朧とさせ、その後船の脇に飛ばされ、倒れた。
「ふぅー。」
すぐにチルノの元へ向かった。
「あ、あの---。」
チルノが何か言いたそうだったが、既に何を言うかは分かっていながらも聞いてあげた。
「なにか、ありましたか?」
「毎回毎回助けてくれて、ありがとう。」
いつも通りもじもじしながらそう言い、少し笑顔になった。
「もっと笑顔になってくださいよ!私は怒ってなんかいないですから!」
「う、うん!」
そうして、2人で自動的に動く船の上でワイワイしていた。すぐに早苗も増え、3人になっていた。
「この船、すごい!」
特に身長的に小さいチルノがおおはしゃぎ、2人はその元気さを見て無意識に笑っていた。
「今日からあたいたちの部屋はここで良いんじゃない?」
「チルノ様、それはダメですよ。流石にこの船を持ってきた方に申し訳ないじゃないですか?いくら悪いことをしたって、物を奪うのは重罪ですよ!」
「それも、そうだね。」
そんなこんなで夜になり、一緒に地上へ帰ることにした。寅丸星達は横にさせておいた。
「さぁ、帰りましょう!」
「さぁみんな!天に認められた早苗ちゃんが帰るところだよー!しーっかり見送ってね!」
「ねぇねぇ早苗ー、それって天だから天国へ行くってこと?」
「え?え?え?---いや、ち、地上!いい?ち・じょ・う!」
今日どこかで⑨パワーを発動したが、またまたそのパワーを発動した瞬間だった。誰かに見られていると感じながらも、地上へ戻った。
「ふぅー、今回も終わったね!」
「チルノ様、また一つ成長しましたねー。」
「え、何が?」
「まぁ、色々とですよ!」
「そうかなぁー。」
帰り道にも2人で話ながら帰るが、結局、早苗は偶像崇拝だのなんだのよく分からない事を言いながら船に残った。帰ってきてくれるといいのだが。
「さて、では、最後にすぐに帰った霊夢をぶっ倒しに行きましょう!」
「えー、あたい勝てるかなぁー。」
「大丈夫です、あの赤、マネーには目がないので---グヘヘヘヘ!」
「ねぇ、変なこと考えてない?いや、考えてるね。」
「はい?」
そうして、博麗神社に向かったが、霊夢が誰かを捕まえていた。しかも、最後に船から出るときに誰かに見られていそうな感じがした、あの感覚と非常に近かった。
「え?こ、これは。」
「あー、さっきそこら辺で捕まえたのよ。イヤーな目線を感じたから。ね、封獣ぬえ。」
「---。」
最後までなにか口にすることは無かった。しかし、この事件になにか関係してるのは確かだった。
しばらく霊夢が質問攻めをしたあと、ぬえを解放したらしい。その後の行方は全く分からないが、とりあえずあの見れば欲望、確認すれば絶望の船は消え去った。
「今度こそ終わりだよね?」
「はい、チルノ様!」
そうして、やっと2人で部屋に戻った。なにか忘れているような---?
「あれ?早苗は?」
「あっ---。」
彼女の行方も全く分からなかった---。 終
次回、遂にリベンジ?お楽しみに!