転生したら幻想郷でチルノ様の世話をすることになったった件について\(^o^)/ 作:タケノコ委員長
「あたいがうるさくて何にも集中できないこの霊たちを倒してやるー!」
このようにチルノが言うと、私の力では止めることができない。しかし、幽々子にそう言っても、ただきょとんとしていた。
後ろで私と霊夢でこそこそ話していた。何を話していたかは、後でチルノに言うことにした。
「お前はあたいが倒してあたいがさいきょーな事を見せつけてやる!」
そう言うと、後ろで2人とも苦笑いしていた。なんとなくチルノがさいきょーと言うと面白くなる。それで、チルノが幽々子に勝ったあと、火炎玉を飛ばしたときの彼女の反応が楽しみになってくる。
そうして、チルノが一気に大食い選手権1位の前に立ち、倒そうとする。しかし---幽々子がチルノよりも早く上に上がってしまった。
「そこまで上がったなら---あたいも本気を出してやる!」
そう、格好つけて言ったが、残念なことに皆にはチルノが最初から本気なのはバレていた。そう、⑨なのだ!
「あらあらー、そんなに攻撃しないなら、こっちから行っちゃおうかしら?死蝶の舞!」
蝶々の事が嫌いな人が見たら1秒足らずで気絶するであろう程、たくさんの死蝶がチルノの上からやって来た。
「うっ---。ただ、あたいはこんなところで終わらないんだからねっ!」
楽しそうに避けていったチルノだが、意外と危ないことだっていくつかあった。蝶に囲まれて直撃間近な事だって、むやみに敵に近づくことだって。
でも。今、この瞬間。倒すと決めた敵なら、必ず倒して見せる!そうして、そうするために修行したから。今、この瞬間。一気に攻めようとするのだ。
「行けぇ、アイシクルフォール!!」
「はっ---!まさか!?」
ずっとチルノが移動していた理由、それは、色んな場所から攻撃するためだった。
「まっ---あらあら。そんなことも出来るようになったのね~。」
それから、幽々子が避けることはしなかった。というか、死蝶の舞とは圧倒的な差があり、避けることは出来ないと断言出来る出し方だった。
まだ飛んでいた蝶達は消え、同時に妖夢がチルノの前にやって来た。
「チルノ---さん。幽々子様を倒すなんて、流石です!」
半分驚きながら、半分褒めていた気がした。が、ずっと動き回っていたのか、かなり息が上がっているみたいだった。
「ふぅ---あり、がとう!で、後ろ、何か話したいんじゃないの?」
「チルノ様、気付いていたんですか?結構隠れてたはずですが---?」
「うん、分かりやすかったよ!霊夢もね!」
私だけでなく霊夢も呆然としていた。バレないように気を付けても、かくれんぼのようにいつかは見つかってしまう。数日前にチルノとかくれんぼをしたが、一瞬で見つかってしまった。
「へっへー、あたい、さいきょーへ近付いているね!」
霊夢が失神したことは置いといて、いきなりチルノが私の腕をぎゅっと掴んできた。それも、話そうとしない。
「今回の異変、全部あたいが解決するよ!」
「えっ---?」
自信満々にそう言われたが、あまりにも無理がある気がした。でも、前より少しだけ信じてみる価値はありそうだ。
「チルノ様、まずくなったら呼んでくださいね!」
「やーだ!」
冗談半分でそう言ったようだが、彼女がまずいかまずくないかなんて動き1つでわかってしまう。
それから、妖夢がチルノに一言使えたあと、白玉楼を降りていった。
「なんか、霊夢って毎回最初の方に気絶してますよね。」
「うん。」
なんか、白玉楼を降りたらチルノが急に静かになった。まぁ、どうせあの事だし、後でまた言うはずだから何も言わないようにしておいた。
しばらく歩いたが、何も起こらない。途中から霊夢が追い付き、しりとりでもしながら真っ直ぐ進むが、結局ついたのは寺子屋だった。
「あ、あたい---ここ、知ってる。なんで、寺子屋に着いたの?」
「さぁ、偶然ですかねー。」
そう言いながらも、寺子屋を通過していく3人。デートとまで呼ばれるが、全然そんなものではなく、ただの異変を解決するためにある行動なんて誰も思わないだろう。
「あたいね、ちょっと前には仏教ってやつを習ったんだー!」
「仏教?なんですか?それ---。」
私がそう言った後、皆静かに、半分白い目でこっちを向いてきたのは何故だろうか---?まぁ、なんでもないだろう。
「さぁ、チルノ様、どんどん行きますよー!」
何とかしてこの場の雰囲気を取り戻そうとしたが、仏教---?何それ美味しいのー?(^q^)とか思っていては論外だったようだ。
とにかく、寺子屋が見えなくなるまで歩くと、ある噂を聞いた気がした。しかも、なんか仏教とやらに関係がありそうだ。
その噂によると、ある倉や寺みたいな所に入ると、何故か誰も帰ってこないらしい。
「チルノ様、聞きました?」
「うん。これはドラマの殺人事件によく出てくる典型的なストーリーだよね。」
「ええ。私もそう感じたわ。寺から金を全て奪って、私は働かなくても!」
「チルノ様、放っておきましょう。」
「そう---だね。」
なんか壊れた霊夢(2回目)はさておき、その噂の倉や寺がどこにあるか聞いてみた。しかし、返答は誰に聞いても同じだった。
ずっと、ずっと、どこにあるのかさえ分からないわ。そんな事しか言わなかった。
ここで諦めるわけにはいかない。そう思った私は、ある作戦に出た。
今、地上にも霊はいるが、白玉楼を過ぎた辺りは静かな霊も、さっきよりすこしうるさくなっている気がした。つまり---。
「まって、まさか!ちょっとずつの変化を見ていって、場所を特定するの?」
実は、ここまで来るのにも霊の動きはしっかりと見ていた。ここからどの辺りに歩けば良いかなんて、すぐにわかる。
「さぁ、チルノ様。行きまーすよー!」
「うん!」
霊夢が復活(2回目)して、また3人で歩いていたが、場所が分かったとなると、しりとりをしていた事なんて完全に忘れていた。最後にチルノがアゼル◯イジ◯ンとか言って、霊夢がぶっぶーですわ!とか言ったこと以外---。
そんなことは気にせず、予想していた場所に向かうと、ますます霊の動きは怪しくなる。ただ、霊ではなく霊夢の様子は今はおかしくはない。
「この辺りだと予想したのですが~。」
私が指を向けたほぼ延長線に、なにやら怪しい建物があった。
「ねぇ、もしかしてあれじゃない!?」
チルノと霊夢が同時に言ったが、あまりにも怪しい雰囲気が漂っていた。
そこに、なにやら看板があった。右から行ってみたが、そこには命蓮寺と書いてあった。
さらに少しだけ進むと、今回もいよいよ怪しい影がやって来た。
「あら、いらっしゃい。こっちと一緒に仲間になるの!?一緒に命蓮寺に入門するの?」
そう言ってきたが、私は前に出ようなんて全く考えていなかった。何故なら---。
「あたいはチルノ!さいきょーの妖精だ!」
そう、自身では言っていたからだった。 終
次回もお楽しみに!