転生したら幻想郷でチルノ様の世話をすることになったった件について\(^o^)/ 作:タケノコ委員長
第88話→妖怪の悪ダンス!魔理沙とアリスの怪我の仇!
「んっ---。まだ眠いよー。」
「おはようございます。チルノ様。なんだか、いつもより眠そうですね---。」
「だ、大丈夫。」
そういっているが、そうとう眠そうだったから、しばらく横にさせておいた。そうでないと、今にも倒れてしまいそうだったからだ。
チルノだって、自分だって完璧ではない。むしろ、どこに完璧な人がいるのだろうか---。彼女も、休むときは休まないといけないのだ。
チルノが寝ようとしたが、なかなか寝れそうになかった。何かあったのか、聞いてみることにした。
「そ---その---。も、もっと近くに寄ってくれないと、寝れないじゃん。」
目線をそらしてそう言ってきたが、こっちから強制的に目を合わせるように見て、そう言った途端に隣に座ってあげた。
「これなら安心できるっ!おやすみー。」
さっきとは比べ物にならないくらいぐっすりしていた。どうやら、自分が近くにいないと怖いのだろう。
まぁ、彼女なら少しの事なら対処出来るのだろうとは考えていたが。
そこに、誰かがやって来た。
「んっ?」
すぐに扉を開けると、出てきたのは魔法使い達だった。
「あっ、魔理沙にアリスって---その傷は!?」
お互いかなりの怪我を負っていた。顔を見ると、2人で勝負したようには思えなかった。
しかも、彼女達もかなり慌てぎみだった。恐らく、何かに追われていたのだろう。
「中に入って、歩ける?すぐに対処するから---。」
黄色軍団が部屋に入ってきて、まずは応急手当てをした。
5分ほどでアリスにはすぐにやらなきゃいけないことはしてあげれたが、魔理沙があまりにも酷い怪我をしていて、どうしようもなかった。
「これは---応急手当ても出来ない---。すぐに永遠亭の方に行かないと。」
そうして、分身により15秒で永遠亭に運んでいったが、その途中、なにやら嫌らしい気配を感じた。
その気配は、よい人では無さそうな、邪悪なオーラを纏っていそうなモノだった。
「アリス、質問。やられたのって、森の中でしょ?」
「なんで、それを?」
気配を感じた場所を詳しく説明すると、彼女は予想通りの反応をした。
「で、誰にやられたか---。」
「ごめんなさい---、わからないわ---。ただ、きっと妖怪よ。」
「了解。」
また一つ、面倒な仕事が出来てしまった。もうたまには霊夢に任せても良いんじゃねーのこれ?と思っていた。
だが、アリスの願いは今すぐにでもあのオーラを消してほしいとの事。最初に自分に依頼が入ったからにはやるしかなかった。
「さぁ、5分で行って15分で終わらせるか。」
そう言ったが、またどうせ敵が襲いかかってくるのだろうとは覚悟していた。
アリスからも途中も気を付けてと言われ、少し怖くなったが、行くしかなかった。
「ええっと、こっちか?あ、逆だ。」
そうして向かう途中、1分程経った所で、誰かが現れた。人では無さそうだったが、実力的には勝てそうには見えた。
「な、なんだ!?人魚?!」
そう思い、すこし近づいてみたが、やはり人魚のようだ。
「わ、わかさぎ姫か?」
「正解よー。当ててくれて嬉しいわ。」
なにやら笑顔だが、意外とすぐに攻撃してきた。
「スケールウェイブ!」
「うおっ---。魚だけにうおっだわ---。」
遊びながら簡単に避けていく。そうして、
「火炎玉!」
軽めにうつ火炎玉も、そこら辺の小さい湖に打てば確実に水が蒸発してしまうほどの熱さ。流石に一撃だったようだ。
「ふぅ、進まなきゃ。」
そう言って、近くまで来たため警戒して歩いていった。すると、今度は赤蛮奇とやらの怪しい敵がやって来た。
「ファー。まだあれからちょっとしか歩いてないよー。」
「私はこの先へ通るもの全員をここで戻させる。」
そう言って、いきなり自分が進もうとしてみた道をとおせんぼしてきた。もちろん、今回はすぐに異変を解決するため、こんなところで1分や2分も遊んでいる暇はない。
そもそも、何故妖怪がいきなり暴れ始めたか、その理由を探らなきゃいけない。
そんな事なんて全く想像できず、ただ今目の前にいる敵をどう倒せば良いかということを反射的に考える以外の脳はなかった。
しかし、今回の異変、まずはその事についての情報がわからないと、絶対に解決できなさそうだった。
というか、赤蛮奇とやらが何をするかさえわからない。初見とはだいたいこういうものなのかもしれない。
「さぁ、ここは妖怪たちの遊び場になるの。フライングヘッド!」
あたかも100メートル走でフライングをするかのように、まだどうするか考え途中で攻撃してきた。
「うぉっと---。」
ガードしたり、受け止めたり、避けたり、跳ね返したり---。色んな受け方はあるが、時と場合によってどうすればいいかは変わる。
よく目の前に来たものはだいたい受け止めるが、それをカウンターに利用するのも案外悪くないときもあるのだ。
今回の相手の攻撃も、目の前にやって来た瞬間にカウンターを仕掛けた。そう、その攻撃の10倍の威力で。
「さぁ、試しに使ってみるか---分身!からの電符、テクニカルオンパレード!!」
相手が倒れるまでずっと止まらない攻撃。しかも、これは相手に当たるまで追跡していくもの。ほぼ確実に当たるやつだった。
「くっ、一発がでかいっ---。」
そう言う赤蛮奇。しかし、この攻撃で終わったら甘いものだ。
「いけぇ、火炎玉!」
「ま、まだあるのかよっ---。」
そう言い、フラフラする赤蛮奇に追い打ちをかけた。
「うっ---ぐふっ。」
「はい、チェックメイト!」
侵掠すること火の如く、敵を倒すときは一気にやりたい派の私。すぐに終わらせ、次のステージへ進んでいった。
その途中で、ちょいと久々に大妖精達がが通っていた。他にも、ミスチーとリグルも一緒だった。
「あら、妖精さん。お久しぶりです!」
「あ、久しぶりー!チルノちゃん頑張ってるー?」
「はい---私がいなくても皆さんを守っていけそうですよー。」
「ねぇねぇ、チルノちゃんに伝えておいてよー。」
なにやら、大ちゃんが言いたいことがあるらしい。悪い話では無さそうだし、聞いてみた。
「頑張るのは良いけどたまには遊ぼうね!って言っておいてー。」
「了解です。」
そう言って、皆がどこかに行こうとした。
ここで、なんでこんなところにいるのか気になって質問してみたが、この異変に関わる怪しい話が出てきた。
それも、かなり危険そうな事だった。
「そうそう、この辺りで遊ぶ約束をしてたんだけど、普段は動かなさそうなものが勝手に動くんだよ---。」
そうリグルが言ってきた。ミスチーが怖そうにしてたのもこのせいだったのかもしれない。
「そうですか?では、調べてきます。」
また一つ、やることが出来てしまった。ただ、この異変の主犯を倒せば終わる。ただ、それだけのこと---。 終
次回もお楽しみに!