転生したら幻想郷でチルノ様の世話をすることになったった件について\(^o^)/ 作:タケノコ委員長
あれからすこし---すこーし奥へと進んでいったが、何か動く気配など全くない。
静かすぎて林の中、たった一匹でさまよい続ける狼のようだった。---これを、一匹狼とでも言うのだろうか。
かといって、敵も生き物。どんなに悪い敵でも、命を食べてしまうことなんて絶対に許されない。
仮にそんなことをしたとする。きっと、いや必ず。四季映姫が私の目の前にやって来るはずだ。
過ちを犯してしまえば、過去に行けることは出来ない。だから、今ここでそれをしようとする者を正すのだろう。
それが犯す前に止め、ちょっとの失敗に収め、反省し、行動を改めたら、それはきっと成功なのではないか---。
今、私はここで過ちを犯そうとしている者を止めようとしている。これは、どこにいても同じ。
誰がいつ何をするか等、その人以外はわからない。
そんな感じにテキトーに自分の頭で綺麗事を並べていた。ただの妄想大好き人間になっていたのだ。
と、そんな事はどーでも良いが、やはりこの辺に怪しいものはない。ふらふら歩いていると---。
「んっ?な、なんだあれ---。」
このとき、私はまだ知らなかった。この後に起こる悲劇を。
目の前にいた---いや、あったのは、不思議に動く木だった。それも、自分の周りの物だけ急成長している。
「なにこれっ---って、ヤバイ!」
木が成長し過ぎて、そのままいると閉じ込められそうになった。すぐにそこから脱出しようと、空を飛んで逃げた。
「危なっ---。」
やはり、あの妖精達が言っていた事は本当だった。まぁ、4月1日でもないので、偽りとは思ってなかったが。
「さぁ、早く悪さする敵を倒さなくてはっ---。」
そう言って、怪しい方向へと向かっていった。すると、また別の者がいた。
「ん?あれはぁ---。早苗やん。」
「うっ---タケノコさん。助けて、ください!」
どうやら、早苗もこの異変を解決しようとしていたようだ。しかし、アリスと魔理沙のようになっていた。
「だ、大丈夫---ですか?」
「うっ、奇跡が、効かないっ。」
能力を使う前にやられてしまったようだ。かなり深い傷だが、すぐに怪我を抑えればなんとかなりそうだ。草のベッドの上で休ませておいた。
「で、相手はどのような敵なのです?」
「ごめんなさい---。見れなかったのよ。」
どこかで聞いたことあるような言葉を出してきた。
そこに、誰かがやって来た。しかも今度は怪しそうな雰囲気を出していた。
それも、早苗の方をずっと見ていた。恐らく、彼女が早苗を倒したのだろう。
よく見たら、若干静かそうに見えてかなり暴れている。
「よーし、止めるかっ!」
「私は今泉影狼。よくここまでたどり着いたわね。でも、ここで終わりよ?」
そう言い、挑発してきたが、余裕そうなので、1発で決めようと思った。
「瞬間移動っ、からの火炎玉っ!」
かなり近付いて撃った。
「はい、チェックメイ---ト?」
「トライアングルファング!」
「ぬぁっ!?」
余裕そうにしていた後、体も心もどん底に落とされた。
「い、意外だなぁ。くっ。」
左腕を負傷してしまった。幸い利き手ではなかったが、両手を使わないと攻撃は出来ない。
「分身!一気に攻撃だっ!」
「甘いっ!ストレンジロア!」
そう告げると、分身が倒されてしまった。
「ふぅつ---。まずいなぁー。」
早苗が慌てているが、彼女にも奇跡を起こせる体力が残っていなかった。
次攻撃されたら、ガードするしかない。もう、何も出来ないのだ。
「うっ。こんなところで負けるなんて、守り神失格ですね。」
そう考えていると、予想通り敵が攻撃してきた。
「スターリングパウンス!」
ガードは出来たが、自分のところではなく早苗の方に向けた。捨て身で味方を守ろうとした。
もしガードしなかったら彼女がまずいことになる。そう考えていた。
「また、どこかで。」
そこに、また誰か現れた。それは、いつも見かける姿の者だった。
どうやら、ここまで場所を突き止めて来たらしい。
「アイシクルフォール!」
「その声は?」
そこに現れたのは、氷の妖精チルノ。私を守るためにやって来た。
更に、黄色い魔法使い達も元気になり一緒にやって来た。
目の前にアリスがやって来たのには少し驚いた。が、影狼の方を強く睨んでいた。
「おい、仲間を攻撃したのだから、分かっているのだろうな。」
アリスが顔を見ているだけでガチ状態になっているのがわかる。守り、復讐、色んな意味で。
その後ろにいる魔理沙も同じ表情だった。まるで、そこら辺の人に大切な本を破られたときのようだった。
そうして見ていると、誰かが自分の目の前にやって来た。
「ち、チルノ---様。」
「お待たせ。後はあたいたちに任せて!」
油断して負けそうになった所を見られて色々と終わったと思ったが、彼女が怒っていることもなく、自分を全力で守っている。
「さぁ、立てる?」
「はい---。」
「じゃあ、いくよ!」
今までずっと成功しなかったあの技だが、練習を重ねてきた。今日こそは行けると信じている。
双方の絆が1つになり---。
「へーーんしんっ!やっ!!」
指が重なる。そして---。
そのときの光は、太陽よりも眩しく輝いている。
「うわぁぁあ!!!」
今まで感じたことのない力が込み上げてきて、気がつけば。
「こ、これは?」
最強の妖精へとなっていた。つまり---。
「変身出来たのかっ。」
既に敵が敗走モードだったが、魔理沙のマスタースパークで怯ませ、その間にアリスが捕まえてくれた。
「余はチルノコ。最強の妖精だ!」
「くっ、こうなったらもう一発---動けない!?」
アリスによりそこから動くことは出来なかった。絶対に動けないような姿勢になっていた。
「余はこの世界を守るのだ。行くぞ!アイシクルフォール!」
今までとは違い、体が軽く、とても速く、とても強い攻撃が出来た気がした。
「くっ、私の---計画、がっ。ぐぶっ!!」
目を大きく開き、その後静かに閉じた影狼だった。
それから間もなく、合体していたものが普通に戻った。
「うわっ。」
「あ、戻りましたね、チルノ様。」
チルノが赤い顔でこっちを見つめてきた。なんだかとっても恥ずかしそうだ---が。
「このあたいと一緒に変身して合体するなんて、怖すぎるわ!アイシクルフォール!」
「ちょ、なんでですか!?ぶふっ。」
こうして、また笑顔が戻ってきた。しかし、まだまだ異変解決は出来ていない。即先へと進むのだった。 終
次回もお楽しみにゃ!