佐藤太郎は勇者である/桐生戦兎は仮面ライダーである   作:鮭愊毘

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第十三話 陰謀のトゥルース

「パンドラボックスと、ボトルの方はどうかね?」

 

「現在、ボックスとボトル21本はスタークが所持しています。難波会長」

 

「ご苦労。……ん?それでは、ボックスを開けることができるのではないか?」

 

「いえ、それはできません」

 

「何故だ」

 

「21本の内のフェニックス、ロボット、ドクター、ゲーム

以上の四つに関してはパンドラボックスを開けることに使えないことがわかりました」

 

「そうか……」

 

ここはファウストのアジト

彼らはここで人間をスマッシュに変化させ、町に放っている。

 

「会長」

 

「どうしたのかね、氷室君」

 

「今まで、ありがとうございました」

 

〔MIST……MATCH!〕

〔BAT…… BA BA BAT……!〕

 

〔RIFLE MODE!〕

 

幻徳はナイトローグに姿を変え、

上司にしてファウスト創設者の難波重三郎に銃口を向ける。

 

「貴様は、もう用済みだ」

 

〔STEAM SHOT!――――〕

 

「待て!自分が何をしているのかわかっ―――」

 

〔―――BAT!〕

 

放たれた弾丸は真っすぐ重三郎の頭部を打ち抜く。

無論、即死である

 

 

 

「朝からうるせぇな…………あーあ。殺っちまったか」

 

「これでわかっただろう。ファウストの、本当のリーダーが」

 

「はいはいわかりましたよ。お前がリーダーだよ。

 

なんて、認めると思ってんのか?」

 

ローグが今の状況を目撃したスタークと対峙する

 

「貴様!ファウストに背く気か!」

 

「ファウストはお前のものでも、人殺しの組織でもない!」

 

「貴様も人体実験を行っていただろう!」

 

「一緒にすんじゃねぇよ。お前とは目的が違う」

 

「そんなことはどうでもいい!」

 

「どうでもよくはねぇだろ。

そうかそうか。お前もパンドラボックスの光にやられちまったんだな?」

 

「貴様も同じだろう!石動!」

 

「……」

 

先ほどから激昂するローグの攻撃を交わしてばかりのスタークだったが

トランスチームガン ライフルモードを手にし攻めに入る。

 

「どうした?その程度か?」

 

「スターク……」

 

「弱い犬ほどよく吠える。

お前はこれを体現しちまってるな」

 

ローグの武器を叩き落とし

至近距離で装甲の少ない個所に射撃。

 

ついに変身が解除されてしまう。

 

「全く、ファウストの新しい親玉がその程度かよ。呆れるぜ」

 

「戯言を……」

 

「スクラッシュ」

 

「今、なんて……!?」

 

「何でもねぇよ」

 

 

 

 

 

 

「バカな……!葛城はこの俺が…………」

 

 

 

 

 

 

 

「おい、ホントにここにあんのか?」

 

一方、戦兎と龍我は以前訪れた難波重工跡地に足を運んでいた。

 

そしてここに来る前、スタークからボックスの在りかをメールで伝えられていた。

 

「手がかりがない以上、メールを信じるしかねぇだろ」

 

エレベーターをこじ開ける戦兎。

その時の揺れで彼の手荷物からビルドドライバーが落ちる。

 

「ドライバー落ちたぞ!気をつけろ」

 

「お前用だ。クローザーと一緒に作ってた」

 

「え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「残念だが、お引き取り願おうか」

 

目的地の地下三階に到着した。

しかし、そこにはナイトローグとガーディアンが待ち構えていた。

 

「せっかく来たんだ。楽しませてくれよ?」

 

「変身できねぇくせに何言ってんだよ。今日の主役は俺だ」

 

「嘘……!?」

 

〔WAKE UP!〕

〔CROSS-Z DRAGON!〕

 

〔Are you ready?〕

 

「変身ッ!」

 

〔WAKE UP BURNING! GET CROSS-Z DRAGON! YEAH!〕

 

龍我がクローズに変身し、ナイトローグへ、

戦兎はドリルクラッシャーでガーディアンに迫る。

 

「仮面ライダーになれたところで、ハザードレベルは私の方が上だ」

 

〔ICE STEAM!〕

 

「ぐわぁ!」

 

剣を交えたところでアイススチームを放ちクローズの動きを制限。

たたみかけるところだったが、

 

そこに招かれざる客が現れる。

 

「これはこれは皆さんお揃いで」

 

「スターク!」

 

「何しに来た」

 

スタークは階段を滑るように降り

ローグの前に立つ。

 

「決まってんだろ。倒しに来たんだよ。

 

お前をなッ!」

 

後ろを振り向き、ローグを斬る。

さらに得物を逆手持ちして刺すように追撃する。

 

そしてローグと対峙しながらある壁を見つめ、

 

「ここかぁ?」

 

その壁まで退くとスチームブレードを突き刺し、穴をあける。

 

そこには、パンドラボックスとボトルが隠されていた。

 

「ビンゴ!パネルまであるじゃねぇか!置き場所変えやがって……」

 

いただき~と手を伸ばすが、ローグに阻止される。

 

「おい戦兎!ボトル全部ここにあるぞ!

パネルごと回収しちまえ!」

 

ボックスとボトルのある場所からローグを離すように肉薄し、

戦兎がそこを覗く。

すると、見慣れない緑色のボトルを発見する。

 

「ああー!これ、電車ボトルじゃん!

俺の計算からすると……」

 

戦兎は海賊ボトルを手に取り

 

〔KAIZOKU!〕

〔DENSYA!〕

〔BESTMATCH!〕

 

「ベストマッチきたぁぁぁ!フォー!!」

 

〔Are you ready?〕

 

「変身!」

 

 

〔定刻の反逆者!海賊レッシャー!Yeah!〕

 

 

ビルドの新しいフォームを発見し、ローグに接近。

クローズはスタークと戦う。

 

「今日こそお前の化けの皮、剥がしてやるよ!」

 

「その声、万丈か!いいぞ。来い!」

 

ビートクローザーで斬りかかるが、スタークは受け身のまま反撃してこない。

クローズを試しているかのように

 

〔ヒッパレェー!ヒッパレェー!ヒッパレェー!〕

〔MEGA HIT!〕

 

グリップエンドを三回引っ張って発動する特殊攻撃を放つ。

流石のスタークも受け止めきれず、姿勢が崩れる。

 

「中々やるじゃないか。だが、俺の目的はこいつだ!」

 

「させるか!」

 

パンドラボックスを手にし去ろうとするスターク。

二回も連続で盗られるわけにはいかないとスタークを追いかけようとするローグ。

 

「どこ見てんだよ!」

 

〔VOLTEC BREAK!〕

 

しかしビルドにその隙を突かれ攻められる。

 

「ボトル、忘れるなよ!」

 

「この私が、撤退だと……?」

 

身体から霧を出し姿を消す。

 

「お前、サブ主役のくせにやるじゃねぇか」

 

「お前も、ど素人にしてはよくやったほうだと思うよ?」

 

「うるせぇよ」

 

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