「世間では君は行方不明になっているの」
「は」
「テレビをつければわかるよ」
俺は陽乃さんの言った通りにテレビをつけたら、
俺が行方不明と言っているキャスターが映っていた。
しかもほぼ死亡確定と言っていた。
そりゃそうだ、あんなに血を流してたんだから血を調べられて身元が判明したんだな。
「そういえば陽乃さん、俺が起きるまでどれくらい時間経ったんですか?」
「一週間」
「マジか」
そりゃ一週間も見つからなかったらほぼ死亡確定だな。
「俺これからどうしよう」
「比企谷君、お姉さん達と一緒に悪魔稼業やらない?」
「俺がですか?」
「うん、めぐりと二人だけでやるの大変なのよ。だからお願い!」
「まあ、助けられましたし?」
「本当!ありがとう!」
いやいや顔近い近すぎる!
「と言うか悪魔稼業って何やるんですか?」
「簡単だよ。町にいるはぐれ悪魔を倒したりとか」
うわぁ意外とめんどくせえ。
「それより俺戦い方知りませんよ?」
「あっ、君は神器持ってるからすぐに戦えるよ」
「そうゆうことは最初に言ってください、それより神器の出し方知らないんですけど?」
「それは適当に出すイメージを考えれば出てくるよ」
陽乃さんはいつもの笑っている顔を浮かべる。陽乃さんの笑っている顔は、なんだかんだ言っても嫌いになれない。
「出すイメージか」
俺は目を閉じて出すイメージを浮かべる。
目を開けると目の前に、見覚えのないものがあった。
1つは銃のようなもの。でも銃口がなかった。
二つ目はまた銃の形をしている。でも形が1つ目より変だ。
三つ目は剣の柄のようなものだった。
四つ目はコントローラーのようなものだった。
「神器出せたんだね」
「これが?」
「うん、神器の使い方はめぐりが来たらやりましょうか、めぐりが来るまで外に出ないでね」
「え、あっそうか俺行方不明になってたんだっけ」
お姉さん大学行かないといけないからそれまでおとなしくしててね」
「はい」
「うん、それじゃ行ってきまーす」
バタン。
(まさか悪魔が本当にいたなんて、俺を悪魔になっちゃったし。また眠くなってきたな)
そして俺は陽乃さんが帰って来るまで眠り続けた。
「ただいまー」
俺の目が覚めたと同時に陽乃さんとめぐり先輩が帰ってきた。
「比企谷君テレビ見たときはビックリしたよ、学校も大騒ぎだったんだから」
めぐり先輩は安心した声で話した。なんか罪悪感湧いてきた。
「あっ比企谷君これ」
陽乃さんが袋を渡してきた。中を確認したら服が入っていた。
「その服だけじゃ困るでしょ」
確かに今俺は自分の着ている服しか持っていない···ん?
「あの、サイズなんで分かったんですか?」
「比企谷君が寝てる時に測っちゃった」
痴漢だ。俺は寝てる間に汚されてしまったのか。
そんなことを思っているときに、
「それじゃ、神器の確認をしに行こうか!」
「はるさんから聞いたよ、かなり珍しい形してるって」
「俺のそんなに珍しいんですか?」
「うん、あんな形の見たこと無いもん」
「そんなことより早く行こうか」
「え、どこに?」
「着いてからのお楽しみ♪」
「はぁ」
ということで俺はフード付きの上着に着替えてその目的地に行った。
やっと神器出せた。