俺は千手観音が出てきた瞬間体が勝手に動いていた。
「ライザー、使い魔の使用は禁止と聞いたが?」
「それは君だってプレイヤーじゃないのにフィールドに出てきてるじゃないか」
「どけよ比企谷!あいつは俺が!」
一誠が無理なことを言ってくる。
「今のお前じゃ千手観音にも勝てねえよ。さっきこいつの殺意で動けなかったんだろ?」
一誠は図星を突かれて言葉が出ない。
「お前面白いな。そうだ、俺のペットと戦え。もし勝ったら婚約の件は手を退いてやるよ」
ライザーは笑いながらそう言ってくる。なにか自信があるのだろうか。あの笑い方うぜぇ。
俺はそんなことを考えながらGANTZソードを構えた。
そして数秒後俺は千手観音に斬りかかった。
千手観音は千本の剣で半年前のように反撃してきたが、半年前とは違ってまだ着いていけた。
「お前なかなかやるな」
ライザーはまだ余裕な表情でいる。まだなにかあるのか?
そして俺は少し押され気味になり体勢を立て直そうと離れた。すると千手観音は、
『見つけた』
そんなことを言いながら姿を変えていった。
その姿は····
陽乃さんの姿だった。
「千手観音には擬態能力があってね。君の一番大切な人間に擬態したようだ」
すると奴は両手から二本の刀を出してきた。そして俺に斬りかかってきた。
そして俺は確信した。擬態する前より強いと。
俺は離れてXガンを構えたが、すぐに距離を詰められXガンが剣に当たって5mぐらいに飛んでいった。
そしてまた剣での戦いになった。
相手は二本の刀を使いこなしている。
そして遂に俺は吹き飛ばされた。
「うっ!?」
変なところに当たった。めっちゃ痛てぇ。
俺は体勢を立て直しまた攻撃しようとしたら、
敵の手にはXガンが握られていて、銃口が俺に向けられていた。俺は敵の正面に立ってしまい、
ギョーン
撃たれた
そして数秒後、破裂はしなかったが、内部が一気に膨れ上がるような痛みに襲われた。
俺は立っていられず倒れた。
そして敵を見ていると俺の心の中である感情が芽生えた。
それは怒り。
陽乃さんに擬態している怒り。その姿で殺そうとしている怒りだった。
俺は動かない体を無理矢理動かし、奴に再び斬りかかった。
俺は相手の攻撃を避けて奴の体を貫いた。自分の体もろとも。
それしか奴を殺す手段が思いつかなかった。
『また繰り返すのか、その勝手な事故犠牲で?』
「うるせぇよ」
俺は奴からXガンを奪って、
ギョーン
撃った。
数秒後、敵は跡形もなく破裂した。
勝った。
そんなことを考えながら俺は意識を手放した。
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