だらだらスケルトンのヒーローアカデミア   作:幽乱

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さわがしき合格発表。

あー、暇だ。

grillby'sはないし、見張り台もない。

ホットドッグの屋台もここにはない。

papyrusもよく遊びに行ってしまう。

 

……

 

まあいいや。寝るか。

 

_____________

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「おい起きろ!SANS!!!」

 

「んん…なんだ、兄弟。」

 

「お前宛ての郵便が届いてるぞ!!!

それも、雄英からのだ!!!」

 

「あぁ。ありがとな、papyrus。」

 

「ニェーヘッヘッヘ!」

 

俺はダラダラと起き上がり、papyrusの差し出す封筒を受け取る。

俺は封筒を見つめ…

 

「なぁ、papyrus、封筒開けてくれないか?」

 

「む、なぜだSANS。そんなに怠けたいのか?」

 

「いいや。封筒を開けるのって案外、コツがいるからな。」

 

「SAAAANS!!!

全く…

開けてやったからさっさと確認するんだ!」

 

「お、すまんなpapyrus。

…よっこいせっと。」

 

手慣れぬ動作でpapyrusが封を切った封筒から見慣れない機械を雑に出す。

 

『私が投影された!』

 

ありゃ、すげーな。空中に画面が投影されるのか。

この世界も科学は発達している。

まあ、地下とは違うベクトルに生かされているようだが。

 

「お、この特徴的な顔は…」

「オールマイトだ!オールマイトだぞSANS!!!」

 

「ああ、知ってるぜ、兄弟。」

だが、その有名なヒーローがなぜここに?

うーむ…

『なぜ私が投影されたのか疑問に思っているだろう?

それは、私が今年から雄英で教師を務めることになったからさ!』

 

あー、そりゃそうか。それ以外考えられないわな。

それでも、通常のヒーロー活動の時間を減らしてまで教師をやるとなると、それならの何かしらの理由があるだろうな。それは一体..「おいSANS!!!ラッキーじゃないか!

あのオールマイトの授業が受けられるんだぞ!」

 

「…あー、papyrus。一応言っとくが、まだ合格したと決まったわけじゃないからな?」

 

「む?何言ってるのだSANS!お前はやる時はやるスケルトンだろ?」

 

「…! あぁ、そうだな。能ある骨は爪隠すってな?」

 

 

『さて、サンズ少年!君の合否結果を発表しよう!敵ポイント33点!それに加えて、救助ポイント40点!合計して73点!!2位で合格だ!おめでとう少年!』

 

…あ、救助ポイントなんてあったのか。

まあ、結果オーライってやつだろう。

 

『だがサンズ少年!敵ポイントに関しては、終盤サボらなければもっと伸びたはずだぞ!

救助ポイントも、あの0点ヴィランから人を救け、迎撃したのは高得点だが、さらにもう少しけが人の扱いを考えると良かったぞ!』

 

「…後半のサボりに関してはあとでお説教だが。

…合格おめでとう兄弟!!!

今日はマスターシェフpapyrus様が、

熟成パスタ…はダメだな。まだダメだ。

特別に、普通のパスタを作ってやるぞ!!!」

 

「お、ありがたいなpapyrus。

今日はお言葉に甘えて頂くぜ。」

 

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…やはり、この世界でもpapyrusが食べられるパスタを作れるのは先のようだ。




ブラコンズニキ。そんなsansが大好きです。(適当)

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