「20…。全員揃ったな。ではこれから個性把握テストを行う」
周りが騒いでいる中だが、問題が何個かある。
まず、個性把握テストとやら。行う競技は体力テストと同じらしい…のだが、体力テスト自体を俺はよく知らない。
これは…誰かに聞くか…
izukuは…ダメだ、さっきから平常心じゃない。どうやら最下位が除籍処分だと聞いて、気が気でないんだろう。
なら…1番まともに教えてくれそうなのは…
tenya、だろうな。
よし…
「なぁtenya、一つ質問させてくれないか?」ボソボソ
「む、なんだSans?このタイミングで質問とは」ボソボソ
「いや、な?体力テストってもんを知らないんだが…どんなことをするんだ?」ボソボソ
「体力テストを知らない…?
…まぁ、理由は聞かないでおこうか。
よし、出来るだけ丁寧に教えよう!」ボソボソ
「おう。ありがたい。」ボソボソ
さて、説明を受けて結論を述べよう。
…大体俺の能力でなんとかなる。
だが全力を出すのは…
うん、ないな。疲れるのは嫌いだ。
派手にやるのは…
比較的負担が少ないやつだけにしとくかな。
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50m走
さて、ここはなにも考えずにゴールまで
『short cut』すればいい。
「よろしくな!あー、Sans、だったっけ?
俺は砂藤だ」
「おう、そのとおり、sansだ。
sato、だな。これからよろしく。」
おっ、順番みたいだな。
『位置についてー』
「Sans、だったっけ?あいつ棒立ちだぞ?」「スケルトンって個性名乗ってたしなぁ…スケルトンってなんか特徴あったっけ…モンスター?」
「外国のお化けかなんかじゃなかったっけ?」
『よーい、ドン』
パッ…
「…あー、何秒だ?
0.15秒…まぁ、こんなもんか?」
「「「 」」」ポカーン…
「…ん?みんなどうした?そんなに口開けて。
アゴでも外れたか?骨だk 」
「おいSANS!おまえの個性スケルトンつってたろ!ワープとか聞いてねぇぞ!」
「そうだな…例えるなら、モンスターの、skeletonさ。まぁ、頑張ったのさ。コツコツとな。骨だけに。」
「…まぁダジャレは置いとくとして…スケルトンってそんなやべーやつだったのか…
驚きだな…」
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握力。これはふつうにやる。
…18kg。
いくら骨だからといって、これは低すぎる気はする。
…もっと、牛乳飲むか…
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立ち幅跳び。飛べなくはないが、体力面ではまだ残さなければならないだろうし、無しだ。
決して、手を抜いているわけではない。マジで。
というわけで、周りの奴らよりも低めな数値。まぁ、そんなもんだろう。
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反復横跳び。いくらshort cutも、短時間に多用しすぎるとマズい。これも、普通に。
…サボってばっかだって?
骨休めしてるのさ。骨だけにな。
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ソフトボール投げ。
ボールに骨付ける。飛ばす。よく飛ぶ。78m。
…以上。特に目立つような記録でもない。
それと、さっきのizukuの知り合いの、uraraka、だったか?が無重力の個性で、記録無限。
…この時間軸の「個性」ってのは、物理法則をも凌駕するらしい。
ついでに、izukuが怪我した。「個性」の反動らしい。
…人間の怪我って、ちょっと、グロいな。
持久走?…
さぁ?なんのことだろうな?
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ちなみに、最下位で、えらくシュールな顔になっていたizukuだが、どうやら除籍は合理的虚偽、らしい。
…どうだか。
でもまあ、なんだかんだ誰もいなくなる羽目にはならずに済んだし、変わったことも起きていない。
『終わり良ければすべて良し』、というやつだろう。
なんか今回スムーズに書けました、幽乱です!
不穏なフラグが立ちました。回収するかは知らない()