転生者の魔都『海鳴市』   作:咲夜泪

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23/歪な初対面

 

 ――帰りたい。

 

 元の世界へ。あの暖かな日常へ。舞台外の傍観者の客席へ。

 愛すべき両親が居た。頼れる親友が居た。愛しい伴侶が居た。大切な娘が居た。

 私の生きるべき世界は此処ではない。空想上の物語の中では断じて無い――!

 

 ――帰りたい。

 

 何としても帰還しなければならない。

 何を犠牲にしてでも、捧げるべき代償すらも厭わない。

 異世界の知識を脳裏に刻み、生きる術を磨き、殺す術を学ぶ。

 一寸の光無き暗闇の中、一筋の光明を追い求める――。

 

 ――それを叶えるのが、可能とするのが『奇跡』であるならば、最早迷う事は何もあるまい。

 

 けれども、歯車が狂ってしまった。

 致命的なまでに、食い違ってしまった。

 常に完全を目指し、常に完璧を志し、一つの目標を貫徹させる鋼鉄の意志が、音を立てて砕け散ってしまった。

 唯一つの失敗、完全無欠なまでに一人で完結していた私は、一人で居られないほど堕落してしまった。

 

 ずっと気づかない振りをしていた。

 殺戮人形を装い、重大な故障を見て見ぬ振りをした。

 まだ、装える。自分を騙せる。他人を騙して、世界を欺ける。

 偽装して肯定して捏造して欺瞞して絶望して憤怒して渇望して羨望して――。

 

 ――手を伸ばせば届く位置まで『奇跡』は其処にある。

 

 後は、切り捨てるだけだ。新たに手に入れた『光』を、自らの手で。

 それで私の本願は叶う。帰れる。帰れるのだ。あの暖かな日常へ、こんな筈じゃなかった世界を覆し、条理を乗り越えて『奇跡』は此処に結実する。

 

 ――そして、私は最後の判断を誤る。

 

 その決断を、私は一生後悔するだろう。

 それでも私は、唯一の『光』を切り捨てられなかったのだ――。

 

 

 23/歪な初対面

 

 

 ――鮮烈な夜だった。

 

 時代を越えて英雄達が覇を競い合う聖杯戦争、アーチャーとセイバー、ランサーとの死闘を見届けた。

 

 隣には高町なのはが食い入るように見届けている。

 

 今日が未来の彼女であるアーチャーとの決戦だと勘付いていた彼女は高確率で夜を出歩くであろうと推測し――彼女を止める為に赴いて、自身もまた見物人になっているとは笑えない事態である。

 

 ディバインバスター。

 エクスカリバー。

 そして、不発に終わったスターライトブレイカー。

 

 心胆が冷える場面が多々あったが、これで聖杯戦争の勝利者はほぼ間違い無く『魔術師』になっただろう。

 

 ライダーとキャスターとの死闘はライダーに軍配が挙がったが、かの鬼械神は修復出来るかも解らないほどボロボロな有り様、『魔術師』の陣営とは生身で決着を着ける事になるだろう。

 その時の自分は気づかなかった。未来の一端に触れるという事がどれほどの異常を当人に齎すのか、今の自分では知る由も無かった――。

 

 

 

 

 ――九歳の身に夜更かしは非常に堪える。

 天気が麗しく爽快な朝は何とも忌まわしく、まるで自分が吸血鬼になったかのようだ。最近の吸血鬼は太陽を大抵克服しているが……。

 

(にしても、他人依存の『シュレディンガーの猫』か。反則だろあれ……)

 

 名は存在を示す。『エルヴィン・シュレディンガー』だから、『エルヴィ』とは良く言ったものだ。元々男性の名前であるが。

 『魔術師』を殺さない限り不滅の『使い魔』――逆に言えば、人の寿命しか生きられない吸血鬼とは何とも皮肉な運命である。

 

 ――子供の喧騒ざわめく校内を歩いて行く。教室前に、彼女はまるで定位置のように廊下の壁側に腰掛けていた。

 

「……何だか、朝っぱらからお前の愉しそうな顔を見ているとゲンナリするよ」

「あら、酷い。こんな美少女の笑顔を見て熱り勃たないなんて……まさか、そんな歳でイ――」

「何言おうとしてんだ!?」

 

 眠気が一気に覚めた。コイツ、オレの社会的な地位を抹消しようとしやがったぞ……!?

 豊海柚葉は相変わらず何もかも見透かしたような嫌な笑顔を浮かべていた。

 

「この聖杯戦争にどれほど関与していたかは知らないが、そろそろ年貢の納め時じゃないか? ライダー陣営との決着が終われば、あの『魔術師』はお前の排除に掛かるだろうよ」

「心配してくれているんだ。嬉しいなぁ。でも、大丈夫よ。君は二つほど勘違いをしている。ライダー陣営とは直接戦闘にならず、『魔術師』は持ち前の口先で解決するでしょうね。それでいて彼には余裕が無い」

 

 相変わらず、コイツがどういう視点で物事を見ているのか判断し難い。

 口先で解決するのであれば、尚の事余裕が出来るだろうが、それでも切羽詰まった事態が目の前に迫っている?

 

「目先の問題事が全部片付いたように見えるんだが……?」

「ああ、そうか。君自身はまだ『魔術師』から聞いてないんだ。――六日後だよ、『ワルプルギスの夜』は」

 

 果てしなく無理ゲーな単語を聞いて、一瞬思考が止まる。

 そんな馬鹿な、と笑い飛ばしたい処だが、前兆と呼べる『魔女』の出現が思い至り、言葉を飲む。

 そういう此方の動揺する反応を愉しむように、豊海柚葉はにんまり笑った。

 

「そう、巷に出現する『魔女』達は前座でしか無かったという事。この聖杯戦争の真の目的は戦力集めかしら?」

「……アーチャーとセイバーがいれば、っ、いや、協力出来ないと判断したからこそ脱落させたのか」

 

 詮無き事を言いそうになり、自己解決する。

 一応、ライダー陣営とは話になる、という判断なのだろうか?

 

「それに加えて、そろそろ管理局の介入があるんじゃないかなぁ? 『魔術師』は現存の戦力を確保しつつ、諸々の問題を全部先送りにしなきゃならない。ほら、私みたいな小物に構っている暇なんて無いでしょ?」

「獅子身中の虫の分際で良く囀るなぁ。『ワルプルギスの夜』が顕現したらお前とて危ういだろう? 同じ街の人間として協力する気は無いのか?」

 

 小物どころか、致命打になり兼ねない存在だとオレは危惧している。

 そして大災害が訪れようとしているこの状況、コイツの協力を得られないものか、駄目元で言ってみるが、想像した通りの反応が返ってくる。

 

「一つの強大な脅威で利害を超えて結束するのが人間なら、その機に自身の利のみを求めて蠢くのもまた人間なのよ。美徳と醜悪は紙一重よね。とは言え、今の私には動かせる駒が無いからねぇ」

「……疑わしいものだ。お前が未だにどの陣営の人間なのか、想像だに出来ないな」

 

 自分達とは全く異なる視点を持ち、独自の目的を持って蠢く危険人物。未だに馬脚を現さず、手の内も晒していないだけに危険度も計りようがない。

 やはり、コイツとは刺し違えても倒さなければならないような気がする。

 

「私は『私』という単独勢力よ? 頂点に立つ者は一人で良いのよ」

「凡人のオレには王者の哲学なんて理解出来ないが、それって寂しくないか?」

「――寂しい? 私を理解出来るのは私一人なのに?」

 

 まるで理解出来ない、という不思議そうな顔を浮かべて彼女は首を傾げる。

 

「そりゃ自分から親しくなるという意志が欠片も無いんだから、此方からは手を差し伸べようがない。相互理解は握手と一緒だ。双方が手を差し伸べない限り成立しないって事」

「……ふーん、はい」

 

 と、言って、彼女は自らの右手を自分の前に差し出した。

 え? これは、どうしろと――?

 

「……いや、はい、って……? あ、あれか、握手したら人参になる程度の能力とかか!?」

「いつから私はドラゴンボール出身の転生者になったのよ。これだからスタンド使いは……」

 

 一気に不機嫌になって、差し伸べた手を戻してしまう寸前の処で、慌てて掴み、強く握手する。

 柔らかく、小さな手だった。同年代というか九歳児の、女の子の手である。普通すぎて逆にびっくりする勢いであり、彼女もまた握った手を不思議そうに眺めていた。

 

「差し出された手は握るけどさ、これは親愛の証とか外交上の友愛表現とか実は示威行為とかそういう意味合い?」

「……さぁ?」

 

 互いがその握手の意味を掴めない中、暫く握り合い、何方から振り解いたのか解らないぐらい自然に解ける。

 豊海柚葉は握手した自身の掌を不思議そうに食い入るように見ていた。

 

「さて、君の方はどうするの? 六日後に『ワルプルギスの夜』が来るんだから、家族揃って避難でもしてみる?」

「出来る限りの事はするさ。……そういえば前から気になっていたんだが」

 

 一体どうやって説得して先に避難させるかが大問題であるが――前々から気になっていた事を彼女に尋ねる事にした。

 無論、それは彼女ではなく、彼女の敵である『魔術師』の事であるが。敵である彼女が『魔術師』の事を一番理解しているのでは? という考えから基づいた質問である。

 

「――何で『魔術師』はこんな異常事態多発の土地に執着しているんだ? あれが原作に興味無い人間なのは確かだが、それなら別の場所に移り住んでいれば全部の事態を回避出来ただろうに」

 

 今の自分のように、転校先を選べず、またそう簡単に立ち去れない子供の自分と比べれば、『魔術師』が此処を捨てて別地点に居を構えるなど幾らでも出来る事である。

 

 ――遠からずに自らが死ぬ事を未来の高町なのはから告げられても、此処を退去しない事を選択した理由は一体何なのだろうか?

 

「まず一つに、海鳴市が魔術師にとって超一級の霊地である事。此処を陣取っている限り、あの『魔術師』は魔法の物真似まで可能とする。此処で闘う限り、地の利は常に彼にある」

 

 マスターの誰もがサーヴァントへの魔力供給に頭を悩ます中、正規の魔術師であり、正規の霊地管理者である彼だけは万全の構えであった。

 だが、それでもまだ足りないような気がする。此処を死守するには、もっと別の、明確な何かがあるのでは?

 それは常時の無駄を極力省き、最小限の労力で最大限の効果を発揮させる彼の合理性とは別の、非合理な部分――果たして、目の前の少女はそれを見極めているのだろうか?

 

「もう一つは半信半疑なんだけど、彼って家族想いらしいよ? 生後間も無く捨てられたのにいじらしいよねぇ」

「其処が疑わしいんだよ。あれが家族想いの人間に見えるのか?」

「勿論、見えないわ。己が道に立ち塞がるなら家族だって焼き殺す類の人間でしょ? だからこそ、血縁風情を必要以上に守護している事に不審感が募る」

 

 そう、前に冬川雪緒が言っていた、自分を捨てた家族を監視しているという話。

 やはり其処に行き着くのだろうか。一度、彼の妹とやらを調査する必要があるか。

 だが、それは間違い無く『魔術師』の逆鱗、弱点であると同時に触れれば死滅は必須の敵対行為である。

 

「まぁ一つだけ言える事は――『魔術師』が居なくなれば、この街の勢力図は瞬く間に塗り替わるでしょうね。それは視点を変えないと見えない部分ではあるけど」

 

 チャイムが鳴り、彼女は悠々と自分の教室に帰っていく。

 ――彼女が見ている視点、彼女を探る上ではやはりどの視点で物事を見ているのか、見極める必要があるだろう。

 

 

 

 

 ――ティセ・シュトロハイム一等空佐。

 

 僅か十四歳で執務官の資格を取得した俊英であり、管理局における唯一の総合SSSランクの魔導師である。

 管理局における最終兵器という立ち位置の彼女が『アースラ』に同乗すると伝えられた時の緊張感は例えようが無く、精鋭揃いの一同が揃って動揺し、また言い知れぬ不審感を抱いたのは当然の事であった。

 

 ――彼女には黒い噂が絶えない。

 

 本局の懐刀として誰からも恐れられ、その膨大な魔力をもって単騎で殲滅した戦場は数知れず――それは内外問わずである。

 此処での内外の意味は、管理局局員とその他次元犯罪者を示しており、彼女自らの手で粛清した数も少なくない。

 それが汚職に手を染めた者だと聞き及んでいるが――彼女の情報・細かい経歴に関しては管理局上層部が最高機密として扱い、直接的に検閲しているので、真偽は定かではない。

 

 ――緑色のショートヘアーに丸い眼鏡、二十四歳なのに童女のように人懐こい笑顔の女性。

 それがクロノ・ハラオウンが抱いた、ティセ・シュトロハイムの第一印象だった。

 

 まるで人一人も殺せないようなお人好しであり、上官にも下の者にも親切丁寧に接する。

 周囲の者からは腫れ物のように扱われて孤立こそしていたが、性格的には悪い人間には見えないとクロノは判断する。

 高ランクの魔導師にありがちな特権意識や選民意識などまるでなく、そそっかしく、ドジっ娘である事が後々判明し、アースラ内の局員達と徐々に打ち解けていった。

 

 ――彼女には注意しておきなさい。

 その動向も、思想も、自分の眼でしっかりと見極めなさい。

 

 アースラの艦長にして自身の母親であるリンディ・ハラオウンの厳しい言葉がいつまでもクロノの脳裏を埋め尽くす。

 こんな裏表も無い彼女の何処に警戒すべき点があるのか、クロノには今一解らない。

 一度だけ模擬戦を申し込み、SSSランクに相応しい実力も確認した。尊敬に値する人間だと、彼個人の中では高く評価されている。

 

 ――ただ、時々、彼女が遠目で自分達を見ている時の眼が気になった。

 

 自分達と接する時は常にほんわかと笑っているが、一人でいる時の彼女は驚くほどに無表情であり――遠目で自分達を眺めている時の眼は、酷く冷めたものだった。

 まるで無機質な物を見るような眼、退屈な物を見下す眼、人を人として認めていないかのような――末恐ろしい予感が、脳裏を過ぎる。

 

 ――彼女は、自分達の事を人間として認識していないのでは無いだろうか?

 

 その時から、クロノはティセを遠目から眺める事が多くなった。

 彼女はほんわかとにこやかに笑っていた。でも、それが今では偽物のように感じていて、手先の震えが止まらなくなる――。

 

 

 

 

 月村すずかは未だに休校し、高町なのはは精細を欠き、アリサ・バニングスは彼女の変化に敏感で、その事情を知っているであろうという見当を付けた自分を疑う始末。

 何とも噛み合わない一日だった。

 

「――秋瀬君、ちょっと良いかな?」

 

 それは放課後、高町なのはからの誘いであり、恐らく昨日の事かな、と見当を付けて承諾する。

 学校の屋上で生徒達の登校風景を遠目に眺めながら、オレは黙り込む高町なのはが話を切り出すのを静かに待つ。

 

「――解らなく、なっちゃったんだ。未来の私はどうして、神咲さんと殺し合ったのかな?」

「……未来の君は『魔術師』が遠からずに死ぬ事を知っていて、それを回避する為に力尽くでも海鳴市から退去させようとした。言葉で説得出来ないと、断定していたからかな?」

 

 やはり、此処でもその事が疑問点になるか。

 図らずも自分の未来、そして末路を知って受け止めるには、九歳の少女には早すぎるだろう。

 

「あれは一つの可能性であって、必ずしも高町なのはの未来があれになるとは限らない」

「……うん、それは、解っている。でも、どうしてああなったか、私は知りたいの――」

 

 小ギルからギルガメッシュに成長した並のミッシングリンクなど流石にオレも答えようが無い。

 もし、その彼女の疑問に答えられる人間が居るとすれば、現段階では――。

 

 ――その時、放課後の喧騒が一瞬にして消え果てた。

 この多大な違和感には、身の覚えがある。確か、あの三流魔導師に人払いの結界を張られた時の感触……!?

 

 高町なのはも気づいたのか、即座にレイジングハートを起動させてバリアジャケットを纏う。

 

(……あれ? 何だ、いや……?)

 

 何故かは解らないが、今の高町なのはに違和感を覚える。

 まだ実戦経験を一度しか体験した事の無い新米魔法少女に過ぎない彼女が、即座に戦闘態勢に入る……? 余りにも様になっていて、逆に可笑しいとさえ感じる。

 

(しかし、この時期に一体誰が人払いの結界まで張って……)

 

 違和感の正体に掴めぬまま、高町なのはは人払いの結界を張ったであろう魔導師に向かってレイジングハートの矛先を突きつける。

 その人物は飛翔し、かつん、と小さな靴音を立てて降り立った。黒い特徴的なバリアジャケット、金髪のツインテールで同年代の少女――。

 

「フェイト・テスタロッサ……!?」

 

 ――そう、彼女こそが未来の『高町なのは』の事を知っているかもしれない、唯一の人物である。

 

 彼女の顔色は遠目で見た限りでも悪い。アーチャーとセイバーの維持で、大分魔力を奪われ、本調子に至っていないと見える。

 彼女は無言でこつこつと近寄って来て、ある境目でぴたりと止まる。それは此方のスタンドの射程距離を頭一つ外した間合いだった。

 

(……此方の間合いを完全に把握している? これは予想以上に、未来の『高町なのは』から此方側の情報を入手しているのか……!?)

 

 では、このタイミングで仕掛けた理由は何だ? 原作通りジュエルシードが狙いと、短絡的に考える訳にもいかない。

 

「――秋瀬君、知っている人?」

「いや、初見だが……彼女がアーチャーのマスターだった」

 

 その言葉に、二人はそれぞれ違った反応を示す。

 高町なのはは目の前の少女を目を見開いて凝視し、フェイト・テスタロッサはよくよく確かめるように何度も高町なのはの姿を見回す。

 

(……何だ? この二人は今が初対面の筈なのに、何かが致命的に違う……!?)

 

 まるで蚊帳の外だ。彼女達の初対面がどうなったか、知っているだけに――その知識が現状把握する判断力を削ぎ落としている?

 この場でどう待ち回るか、考えている最中、フェイト・テスタロッサの杖、バルディッシュの穂先が此方に向けられる。

 

「……秋瀬直也、さん。邪魔を、しないで下さい」

 

 此方の名前を知られている? いや、まずそれは考えるな。

 今はフェイト・テスタロッサが繰り出すであろう攻撃をスタンドで――。

 

「ぬわっ!?」

 

 突如前から何者かにタックルを喰らい、倒れてしまう。

 一人だと思ったが、使い魔であるアルフも此処に――。

 

「すまないけど、ちょっと離れてぇー!」

 

 って、何か知らないがサイズがちっこい……!?

 赤髪に狼みたいな耳、って、これがアルフ本人――!?

 スタンドでぶちのめそうと思っていたのに躊躇してしまい、その間に二人が天高く飛翔してコンバット、空を飛べない自分はこの自分並みに小さいアルフと一緒に蚊帳の外である。

 

「……えーと、見物してりゃ良いのかな? そんなに引っ付かなくて良いぞ」

 

 良く解らないが、原作イベントに巻き込まれた、という風に解釈すれば良いのだろうか?

 だが、この出逢いは致命的なまでに何かが狂っていると、そう危惧せざるを得なかった――。

 

 

 

 


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