遅れてしまってすみませんでした。
言い訳をさせていただきますと、真面目にめちゃくちゃ忙しかった時期があり、どうにかそれを乗り越えたら"頑張った自分へのご褒美"などと言いながらモンハンやっていたり、別の小説書いたり、ハーメルンで面白そうな小説を漁ったりで、ダラダラダラダラダラダラとこの小説の執筆(?)を放置していました。
まぁそんな感じなので、今後僕の小説の更新を待つ時は、あんまり期待しないで待っていて下さい。
皆さま、モンハンワールド楽しんでいますか?
人それぞれ向き不向きはあるでしょうが、僕は楽しんでいます。
得意武器はもちろん太刀
……と、言うとでも思ったかッ!
ガンランスだッ!!(至極どうでもいい)
side キリト
第1層フロアボス攻略会議の翌日、一人も欠ける事無く集まった四十五人は迷宮区最上階を踏破し、ボス部屋前にいた。
とりあえずここまで、背筋が凍る様な場面はあったものの、死者が出なかった事にこっそり胸を撫で下ろした。
そして俺は、ついに姿を現した巨大な二枚扉を仰ぎ見ていた。
……背が低く、集団の後方にいるためやや爪先立ちになっているが。
「………顔は良いがその
「………………フフッ」
コタロウうるさい、アスナもこっそり吹き出すな。
灰色の石で作られている二枚扉の表面には、恐ろしげな獣頭人身の怪物が浮き彫りされている。
獣頭人身のコボルドと言えば他の
何故ならば奴等は剣や斧などの武器を操る能力を持ち、さらには
通常攻撃を遥かに上回る速度、威力、命中補正を付与された
パーティーメンバーのレイピア使い・アスナが、単発突きソードスキル《リニアー》一つだけで迷宮区最上部まで到達出来た事が、ソードスキルの強さと恐ろしさを証明している。
……そしてコボルドのソードスキルを紙一重で躱したり刀で受け流したりした後、カウンターの一撃(ソードスキル未使用)で首を刎ね、即死させるコタロウはハッキリ言って異常である。
「(ソードスキルを)あんな風に対処するなんて怖くないの?」
と、思わず聞いたらしいアスナの問いに対してコタロウは、
「最初の構えからどの様な技が来るのかは大体分かるからなぁ。私にとってはそれ程難しくはないぞ?」
などと答えた。
「……そんな事続けていたら、近い将来死ぬわよ、あなた」
「その時は、私がまだその程度の剣士であったというだけの事であろう」
なんて会話があったり。
頼むから俺のフレンドリストに死亡者を載せないでくれよ……?
閑話休題。
「二人共、少し良いか?」
俺は作戦の最終確認をするために、アスナとコタロウを引き寄せた。
「……今日の戦闘で俺たちが相手する《ルインコボルド・センチネル》は、ボスの取り巻きの雑魚扱いだけど充分強敵なんだ。昨日、ざっと説明したけど、頭と胴体の大部分を金属鎧でガッチリ守っているから、適当に攻撃しているだけじゃ倒せない」
俺の言葉にアスナとコタロウは頷く。
「わかってる。貫けるのは喉元一点だけ、でしょ」
「そうだ。俺とコタロウが奴等に隙を作るから、すかさずスイッチで飛び込んでくれ」
俺の言葉を聞いた二人は再び躊躇う事無く頷く。
そしてアスナは大扉に向き直った。
「コタロウはソードスキルを使わない」と言った後のアスナは今日までコタロウを良く思っていなかったけど、実際にその戦う様を見た後では、少なくとも信用はする様にしたらしい。
「……死ぬなよ?」
ふ、と笑いながら、コタロウがそんな事を言ってきた。
「……そっちこそ!」
そう答えた後、俺も正面を向いた。
前方では、丁度七つのパーティーを並ばせ終えたディアベルが、大扉の前に立ったところだった。
「みんな……俺から言う事はたった一つだ」
ディアベルは、レイドメンバーを見渡した後、長剣を掲げながら言った。
「…………勝とうぜ!!」
四十三人のプレイヤーたちはそれに頷き返す。
短い……そして小次郎成分が無さすぎる……。
もういっそのこと、次話(と僕)には期待しないで待っていて下さい。
待って無くてもいいです。