紅き弓兵   作:ヨウセイサン

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凛ルートを終えたエミヤがGrandOrderに向かうまでの話です。


ちなみにキャスニキと戦ったエミヤはこのエミヤとは違うので

読んで不快にさせてしまったらすいません













エミヤが好きです


プロローグ

エミヤ「.............」

無限に剣が内包された世界 『無限の剣製』、1度目視した剣なら「使い手の記憶、経験」さえも複製し、無限の剣のうちの一振として此処に集い、「剣を形成する要素」で満たされたそこに、彼はいた

 

男の名はエミヤ、正義の象徴にして、かつて自分が信じた

「正義の味方」を貫き通したその人生を呪った男である

そう、かつては...

 

エミヤ「もう答えは得た...」

 

第五次聖杯戦争にて、遠坂凛のサーヴァントとして呼ばれた彼は、自分が求めた理想を憎悪するあまり、その理想を抱き続けていた士郎を殺そうとした、だが士郎はエミヤの真意を知りそれでも尚、運命に抗った

 

エミヤ「...認めたくはないものだな、心の奥底ではもう認めているのに...あいつはその理想を抱いて、絶望をすることを知りながらも、その人生を歩むのか...まったく自分のこととはいえ、見るに堪えないものだ...」

 

だがそれでよかったのかもな...と重い腰を上げては考えた

 

エミヤ「俺は正義の味方になれたのかな...キリツグ...思ってみれば、あの日俺がキリツグに助けられたときから、この運命は定まっていたのかもしれないな...人生とは皮肉なものだ...」

 

そう、あの時から全てが始まり、全てが変わった

終末にも近かった、あの惨劇の中で、もはや生きる術などないとさとり、死ぬしかないと思っていた...

だがそこに彼は助けに来たのだ、否、助けに来ていたその彼は逆に助けられていたのかもしれない

 

 

キリツグ「僕はね...正義の味方になりたかったんだ...」

 

エミヤ「!!?」

 

ふと後ろを振り返る、誰もいない

それはそうだ、此処にはエミヤしかいない

 

エミヤ「...すまない...キリツグ...あの日俺は、あの言葉の意味を理解しきれていなかったかもしれない...正義の味方があんなにも辛いとは思わなかったんだ」

 

ポロリと何かが落ちる、それは自分の涙であった

 

エミヤ「ふっ、まさか心も無いこの私が、涙する日が来ようとはな...まったく、いい大人になって何を泣いているんだかな...ん?」

 

いつの間にか自分の身体が消えかかってることに気づく

 

エミヤ「あぁ...なるほど、もう呼ばれたのか、もう少し召喚するタイミングを考えてほしいものだが...まぁいいか、さて、次に出会うマスターは...贅沢は言わないが...もっと素直なマスターがいいかな...」

 

そして後ろを向かずにこう言った

 

エミヤ「言ってくるよ、凛」

 

 

 

 

 

 

 

──今、運命の歯車は廻りだす...

 

 

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