ラブライブ!サンシャイン!!〜お嬢様と小さな守り人〜   作:佐々坊

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2話 誕生日パーティにご注意

「どうにか間に合った」

 

そんな安心の溜息と共に定期船に乗り込んだ、淡島までは約10分ぐらいの航海だ夕日が水平線に吸い込まれていくのを見てると船は淡島に着いたとアナウンスした、幻想的な風景に浸っているところをいきなり現実に戻されたような気分になりながらも船を下りた。すると

 

「な~~ぎ~~さ~~~~~ハーーーーーグーーーーー」

 

勢いよく走ってきてハグをしてきたのは淡島に住んでいる松浦果南さん、ダイビングショップをおじいさんと一緒に経営している、さらに俺の姉の一番の親友である、彼女は昔から「ハグ魔」とよばれるほどいろんな人とハグをしている、そう男女問わず

 

「放してくださいよ果南さん」

 

「え~そんなに私のハグが嫌いになっちゃった?」

 

「そうゆうわけじゃないですけどその・・・胸・・・当たってるんですけど」

 

「う~ん色仕掛けで和沙のかっこいい方を登場させてお話したかったのに」

 

かっこいい方とは、俺にはスピリチュアルモード(先輩がつけた)という強化能力みたいなものが備わっている、引き金は女性から何かしらの興奮を与えられると発動する、その時は話し方や口調などが変わりさらになぜだか戦闘力も上がる、それ以外にももう一つ力を持っているがまた時が来たら話そう。

 

「少しは耐性が付きましからね」

 

この力は自分が興奮しなければいいだけなのでつまり脳に指令が送られなければスピリチュアルモードなることはない。

 

「そっか残念だな~、じゃあまた今度見せてね、かっこいい方」

 

「機会があれば・・ですけどね」

 

「あ、そうだみんなからのプレゼントは会場に送ってあるから楽しみしててね」

 

「楽しみにしていってきます」

 

俺は果南さんに手を振って別れた。

 

ホテルに着いた頃にはもう6時を回りかけていた、いくら子供の誕生日パーティだからと言って夜遅くまでやるわけではない毎年8時から9時ぐらいにはお開きになるので急がないと美味しいものが食べれなくなってしまう。

 

タキシードに着替えて会場となっている大ホールへと向かう、通りすがるたちみんなから「和沙君誕生日おめでとう」と言われうれしい気分のまま会場の扉を開ける。

 

「おおよく来たな和沙」

 

と言いながら一番に近づいてきたのは俺の親父だつまり船を沼津まで出してくれなかった張本人だ。

 

「一年ぶりかな?こうして会うのも」

 

「そうだな、それで・・だ、来て早々で悪いんだがちょっと来てくれないか?」

 

そういわれ親父についていくと外に出た海風が酔いを醒ますよな少し肌寒い風だった。

 

「で、なんだよ話って」

 

「ああ、それなんだがお前に浦の星女学院に転校してもらいたい」

 

「え?浦の星?女学院???え?」

だめだはてなが無限にわいてくる、「浦の星女学院」確かお姉ちゃんが行ってる学校とか聞いたことがある、しかしあそこは女子高だこんな一般高校男児が転校なんてしたらというかまず男が女子高に入れるわけないだろ。思考がパンクしそうな頭を親父が直してくれた。

 

「驚く気持ちもわかる、しかしお前にしか頼めない大切なことなんだ」

 

「その前に理由を聞いてもいいか?」

 

「そうだなそうじゃないとお前も納得しないよな」

 

「今社内では内粉じみたことが起きている、私を社長の椅子から降ろそうとしている奴らがいる、しかもそいつらが汚い手段を使うかもしれないそうなった時に狙われるのは私の命かもしくは娘の鞠莉を人質に取り私を引きずり下ろすかのどちらかだと思っている、その時に安心して任せられる人がいてほしいんだ、あと今浦の星女学院は廃坑の危機にある、そこで男女共学にしようと思っているんだが、なにせ長年女しかいなかったわけだからどうしたらいいかわからない、そこでお前に表向きは男女共学の試験生徒として裏は鞠莉の護衛をやってもらいたい」

 

「それは俺に試験生徒(モルモット)になって学校行ってお姉ちゃんの護衛をしろってことか」

 

「まあ、ぶっちゃけて言えばそうなるな」

 

「はぁ、ちなみに俺に拒否権はあるのか?」

 

「あまりない、というかなって欲しい」

 

「わかったよ、その護衛と試験生徒(モルモット)を引き受けてやるよ」

 

「(俺のスピリチュアルモードの耐性をつけることができるかもしれない、行ってみる価値もあるのかな?)」

 

「そういえば、家とかはどうするんだ?野宿生活なんていやだからな」

 

「それなら大丈夫だ、前から駅前で建設してたマンションがようやく完成するからそこに住んでもらいたい」

 

「わかったよ、転入手続きと編入手続きよろしくな」

 

「さ、話は終わりだパーティー楽しんで来い、それと誕生日おめでとう『和沙』」

 

「ありがとう、『親父』任務も頑張るよ」

 

俺は会場に戻り遅れてきたことや、外で親父と話ていたことで会場に顔を出せなかったことをいろいろな人に謝りながら時間は進んでいった、時計を見るともう21時になろうとしている親父に目をやると頷いた、つまりそろそろ終了ということを皆さんに伝えなければならない。

ステージ上に登りマイクをもらった。

 

「皆さん、本日はわたくしの誕生日パーティにご参加いただき誠にありがとうございます、しかし楽しい時間もアッというまです、今回はあまり顔を出せなくて大変申し訳ございません、また来年もこの時期に開催したいと思いますのでその時にはまたのご参加をお待ちしています 本日は、ご多忙中のなか、多数ご参加いただきまことにありがとうございました。これにて解散といたします」

 

会場からは拍手喝采で終わった。俺も少ない荷物をまとめて帰ろうとしたがまだプレゼントをもらっていないことに気づいた、急いで会場に戻るとまだプレゼントたちは移動されてはいなかった、差出人が知り合いの人から開けていった。

 

「ふ~これで全部か」

合計50個ぐらいの包みを開け切ったところで時間は22時を回っていた、親父にプレゼントたちは新居に送っといてくれと言って急い家路につくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




お読みいただきありがとうございます。ご指摘、感想をよかったらお願いします。
初めて出てきたスピリチュアルモードですが強化能力と考えてくださると幸いです。
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