俺はただ阿朱羅丸を愛でたいだけ   作:ゔりこんどりふぁ

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既存の小説を放置して新しく小説を作るクソ野郎の鑑。


性別?知るかそんなもん。可愛いが唯一絶対の正義なんだよ!

「阿朱羅丸ちゃ~ん!」

 

学校から帰り、自室に入ってすぐに個性を発動し、マイスウィートエンジェルに抱きつこうと試みる。

 

「フンっ」

 

「げぶらっ!?」

 

だが、サラリと躱されてしまい、フローリングの床にダイビングキッスをかました。

 

「どうして避けるんだよ!」

 

「どうしてって……逆に今ので避けない子が居るなら、ぜひ見てみたいね」

 

「何故だ!俺はこんなにも阿朱羅丸ちゃんを愛しているのに!!」

 

俺は一軒家であるのをいいことに周りの迷惑も考えず、ドンドンと床を叩く。

 

「あのさぁ、前からずっと言ってるけど、ボクは男だよ?そして君も男。愛してるって表現はおかしいと思うんだけど?」

 

「俺だって前から言ってるだろ!?性別なんて関係ない!可愛いが正義だってな!!正義の前にそんな薄っぺらい性別なんて概念は、無効だ!」

 

あぁ、そうとも!世の中可愛いけりゃ、大抵の事は上手くいくんだよ!

 

「ダメだ、やはりボクの主は救いようがない」

 

呆れてこちらへの警戒が薄れている!今だ!

 

「そこだっ!」

 

「しまっ、」

 

阿朱羅丸ちゃんゲットだぜ!うりうりぃ~。やっぱり阿朱羅丸ちゃんは可愛いなぁ~、髪もサラサラだし、肌もスベスベで、やっぱり阿朱羅丸ちゃんは女の子なのでは!?ほれほれ~、あっちも~こっちも~。あー、これが幸せってやつか……

 

「このっ、やめっ、そこはっ、あっ」

 

「お?ここか?ここがええんか?」

 

「もうっ!いい加減に……しろっ!!」

 

シャリィンと甲高い音を立てて阿朱羅丸ちゃんの姿が抜き身の刀に変わる。

 

「おっと、こいつは少しやりすぎたかな?」

 

『少しどころじゃないよ全く!…………危うくそのまま身を任せる所だったじゃないか……』

 

「なんだって?」

 

阿朱羅丸ちゃんが怒って刀がカタカタ言ってるせいで、よく聞こえなかったな。

 

『うるさい!このラノベ主人公!』

 

「罵倒のセンスのクセがすごい!」

 

ラノベ主人公……流石、阿朱羅丸ちゃん!誰にも思いつかないことをやってのける!そこに痺れたりも憧れたりもしないけど、そんな阿朱羅丸ちゃんが可愛い!

 

『そんな事より!明日は雄英高校の試験なんだろ?こんな遊びしてる暇なんてないんじゃないか?』

 

「遊び?俺はいつだって阿朱羅丸ちゃんには本気だぜ!!さぁ、続きと行こうぜ!」

 

『あーはいはい、分かった分かった。でも勉強や、する事が終わってからだ。それまでボクはこの状態だよ』

 

「任せろって!待てよ、OKしてくれたってことは、阿朱羅丸ちゃんも実は満更でもないのでは?」

 

そこまで俺が言ったところで再び、刀がカタカタと音を立て始める。

 

『どうしてっ!君はっ!そんな所だけっ!無駄にっ!勘がっ!働くっ!かなっ!』

 

明らかに当たれば救急車案件の突きが、何回も阿朱羅丸ちゃんにより放たれる。

 

「おわっ!やべえ!これはまずいって!本当にヤバいやつ!いや待てよ、阿朱羅丸ちゃんにやられるなら本望なのでは?」

 

『このダメ主!末期も末期じゃないか!』

 

「ふむ、罵られるのもまた一興だな」

 

『救いようがなさすぎる!!』

 

困ってる阿朱羅丸ちゃんも可愛いなぁ~。いやいや、阿朱羅丸ちゃんが可愛いんだから当然の事だ。つまり、阿朱羅丸ちゃんによって引き起こされる事象は全て可愛いと言える。Q.E.D(証明完了)

 

なに?そんなのは暴論?馬鹿言え、最初にも言っただろ?可愛いは正義だ。それの前に法律なんて通用するものか。さて、これ以上阿朱羅丸ちゃんを愛でていると、雄英に受からないかもしれないからな。阿朱羅丸ちゃんと長く居るためにも、落ちるわけにはいかないからな。よしっ、頑張るぜ~!!

 

 

 

 

 

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