こんな駄文でしかないけどいいかな?
お気に入り登録80突破ありがとうございます!
お礼に精霊と勇者システムを皆にプレゼントしますね(ド畜生)
最初にアイツと出会ったとき、
私はライバル視して……何かと競い合っていた。
今では考えられないが……
あの頃の私はちょっと尖ってたというか……
敵視しまくってた気もするのだ。
そりゃ……家事も出来て、運動神経抜群、
勉強も普通に出来て……性格も良いとなれば人気者だ
だからこそ、ライバル視してたんだ。
でも、何度もやり合っていく事に……打ち解けて、
アイツの優しさとかを知っていく内に……
恥ずかしい話、惚れていっていたんだと思う。
時々、ふとアイツのお嫁さんだったら幸せだろうなぁ……って
妄想もした事があった。……あの時は布団の中で悶絶した。
アイツの優しさを……理解していた。
……だから、いつかこうなってしまうんじゃないか。って
予感してたんだと思う。
────もう、■■は居ない。
もし、■きていたとしても……私を■えているとは思えない。
……■■の力は……■■を■■として消費する物だと知ったのは
あの日の……少し前だった。
────もっと早く気付ければ、
こんな事にはならなかったのだろうか。
■■からその答えが返ってくる事は無い。
自分が憎い……気付けなかった自分が憎くて仕方ない……
■にたい────でも、私は■ねない────
■ぬ事が許されないのだ。
あぁ、それはなんて……残酷なんだろう────
■■、ごめん。
今更許されないだろうし……顔向け出来るわけでもないけど。
私は……■■が■■■だった。
「チッ、いきなりの……
お出まし、とは……穏や、かじゃない……な……!」
バーテックスに睨みつけながら、オレは舌を打つ。
「仕方ない……だろ……
前が神託通りじゃ………無かったんだ……こういう事も…あるって……
クソッ……身動きが取れねぇ……!!」
銀の言葉の通り、オレ達は身動きが取れない状態だった。
それもその筈、天秤の形を模したバーテックスの
起こす強風に飛ばされないように、耐えるので精一杯だからだ。
下手に動けば、天秤の皿の部分についている
錘に叩き潰される事は目に見えている。
「あの……グルグル……
上から攻撃すると……弱そうだけど……!!」
「どうしようもない……ハメはずるいよなぁっ……!」
「風を……どうにかしないと……
これは……無理そう……だな……
チッ……強風で呼吸も辛い……っ!!」
バーテックスの足下にある樹の根が
徐々に色を失い、白くなっていく。
あれが、侵食……侵食が多くなればなるほど、
現実への被害が大きくなる……!
どうにかしないと……ッ
その時、園子を支えていた、腕が1人分だけなくなる。
手を離したのは……鷲尾かっ!?
「鷲尾、何を……!?」
鷲尾は弓を構え、バーテックスの中心を狙っていた。
────無理だ、この強風じゃ普通の矢は……!
「────南無八幡大菩薩ッ!」
鷲尾の言葉と共に、矢が放たれるが……
バーテックスの起こす強風で速度が落ち、
矢が地上に落下していく。
「そんなっ……!?
きゃああああああ!?」
「鷲尾!……ッ!?園子!左だ!!」
「ッ!?危ない!?」
オレの合図で
園子が、槍の向きを変え、槍の傘を展開して天秤の錘を防ぐ。
園子の腕から、血が出る────やっぱり、重い一撃は……
どうすれば……
「ッ────!?」
……紅い外套が再び、視界を過ぎった。
今度は黒い洋弓を構え、剣を放っていた。
……剣を?
────そうだ。コイツの本領は剣だけじゃない、コイツの本領は
「士郎……!?」
オレも手を離し、風に飛ばされる。
「投影、開始────!」
あの男の使っていた、黒い洋弓を取り出す。
ただの矢じゃダメだ……アイツを射抜けるモノを────
────追従する、剣が見えた。
これだ────
「投影、開始────」
黒い歪な形をした剣を想像する。
巨人と火の竜を屠った、王たる英雄の剣を────!
「臭いは覚えた……ならば、赤原を行け、緋の猟犬……!」
剣を洋弓に備え、弦を引き絞る。
狙いは一箇所……ヤツの頭上────!
「
弦から手を離し、剣を放つ。
だが、バーテックスの起こす強風で、
速度が落ち地面に落下する。
「士郎のでもダメか……!?」
銀が悔しそうに睨みつける。
違うぞ、銀。この剣の本領はここからだ────
「え!?落ちた筈の矢がまた、動き出した〜!?」
園子が驚くように赤原猟犬を見る。
そうだ、この剣の真価はこれだ────
オレが存在し、ヤツを狙い続ける限り、
直撃するまで永久に追従し続ける。
────これこそが、赤原猟犬の力。
「そら……追加だ、持っていけ────!」
赤原猟犬を投影し、指と指の間に三本挟み、
再び、洋弓に添え、弦を引き絞る。
パリンと……割れるような音が聞こえた気がした
……ッ、気にしてる場合じゃない
引き絞った弦を離し、剣を放つ────
合計で四本となった赤原猟犬は、
予測できない動きでバーテックスの頭上に上がり、
剣先を下に向け、バーテックス目掛けて高速で落下する。
そして、四本の赤原猟犬がバーテックスに突き刺さるが……
「効いてない!?」
「いや、これでいい……
爆ぜろ、────
その言葉と共に、突き刺さった赤原猟犬が順番に爆発した。
「銀……今だッ────!」
「!そうか……!
オッケー……任せろ!!」
合図で、銀は風が爆発で弱まった隙に
バーテックスの頭上に跳び上がる。
「ミノさん!」
「三ノ輪さん!!」
「銀……頼むぞッ────」
「うぉおおおおおおおお────!!!!!」
銀は、バーテックスに向かって斧を振るい────
────────
「ゴリ押しにも程があるでしょ!?」
「「「「はい…………」」」」
「これじゃあ……貴方達の命が幾つあっても足りないわ……」
勇者システムに記録されていた、
天秤型のバーテックス(星座に因んでリブラという名らしい)との戦闘映像を見ながら、安芸ねえは頭を抱える。
そう、リブラとの戦いは上手く行ったのだ。
銀が頭上から、斧で連続して斬り込む事で
リブラの起こす風を止ませ、その隙に全員で総攻撃。
その結果、リブラは撤退。
勇者側の勝利。となったのだが……
まぁ、如何せんやり方が悪かった。
なので今、怒られているのだ。
「お役目は成功して、現実への被害も軽微なもので済んだのは
良くやってくれたけれども……」
「それは、三ノ輪さんと乃木さんと衛宮くんのおかげです」
鷲尾がオレを含めた三人を見ながらそんな風に言う、
なんだか少々照れくさかった。
「はぁ……貴方達の弱点は連携の演習不足ね。
まずは、四人の中で指揮を執る隊長と、副隊長を決めましょうか」
「「「「!」」」」
隊長と副隊長か……自分には向いてないだろう。
無茶ばかりするし、
肝心な時に役に立たないだろうとオレは思った。
「そうね……乃木さん。隊長を頼めるかしら」
「うぇ!?……わ、私ですか?」
園子は自分が呼ばれるとは思っていなかったのか
驚いて、オレ達三人を見渡す。
たしかに……普段のほほんとしているが、園子はしっかり者だ。
隊長としては悪くないな。
「私はそういうの柄じゃないし、私じゃなければどっちでも」
「オレは賛成だよ。
────それに、オレはあまり向いてないと思うしな」
「私も、乃木さんが隊長で賛成よ」
オレと銀は全面的に賛成だったが
鷲尾は……なんだか、少し不服そうだった。
そうか、普段の園子しか見てないと……そうなるよな。
「わっしーにミノさん……それにえみやんも……」
「隊長は決定ね、
それじゃあ副隊長は……士郎。貴方に任せるわ」
ほう、士郎か……たしかにって……
「アイエエエ!?オレ!?ナンデ!?オレナンデ!?」
「結果からよ、戦闘記録から見ればよく分かる事だわ。
士郎、貴方は三人のカバーを上手くしていた。
多少のミスは貴方が補っていたし……
ある程度、三人を纏まっていたのも、貴方の指揮があってこそだったわ」
「でも、オレ……特攻したりするけど?」
「だから、副隊長なのよ。
本来なら隊長としても充分だけど……そこがマイナス点ね」
なるほど……そう言われると納得するしかない。
だけど、本当にオレで良いのだろうか。
「私は賛成だよ〜えみやん」
「私も、士郎は意外としっくりくる」
「そうね……たしかに衛宮くんのおかげで
二回ともあまり苦戦せずに勝てたわけだし」
三人とも……なんだか照れくさいな……。
「分かった、安芸ねえ。副隊長の件、承諾させていただきます」
「これで決まりね、
神託によると、次の襲来までの期間は割とあるみたいだから……
連携を深める為に、合宿を行おうと思います」
「「「「合宿?」」」」
「ええ、合宿よ。
それと、士郎。貴方にこれを」
安芸ねえはスマホをオレに渡す。
このスマホって……
「士郎、貴方の勇者システムよ」
へー……オレの勇者システムかぁ……って
「勇者システム!?オレに!?いつの間に!?」
「大赦の方で、急造で作っていたの。
バーテックスと戦える人材はやっぱり、
大赦でも喉から手が出るほど欲しいみたいよ。
他の三人と比べると、急造だからスペックは劣るけど
貴方の使えるその……
ソレと合わせると充分なモノになると思うわ」
「これが……オレの……勇者システム……」
スマホを手に取り、じっと見つめる。
神の力を降ろすシステム……か……
「あっじゃあさ、序に連絡先交換しようよ!」
「わぁ〜!ミノさん、ナイスアイデア!賛成だよ〜♪」
「二人の言う通りね、連絡は取り合える方が良いと思うわ」
そんな訳で、三人と連絡先を交換するのだった。
……チャットの三人のプロフィール絵がツッコミどころしかないぞこれ。
日の丸に、弟に……サンチョ……って……
まぁでも……貴重な女子との連絡先、
大事にさせていただきます!
「…………!」
「なんで、ガッツポーズしてんだ?」
「複雑な事情があるのよ、三ノ輪さん。
士郎、そこら辺でやめておきなさい」
「うぃっす」
安芸ねえの口撃にちょっと傷ついたのは内緒である。
別に寂しくなんてないんだからなっ!?
恥ずかしいし、ちょっと虚しいな今の……
────────
次の日。
「スピー……スピー……」
「むー………遅い……」
「あはは……」
貸し切りのバスの中で、
園子がオレの肩に頭を置きすやすやと寝ており
鷲尾が眉をピクピクさせながら集合予定より
十分程遅刻している銀にイラついていた。
(ちなみに余談だが、バスの行先が
神樹館貸し切りと書かれていて思わず
口元が引き攣ったのは内緒だ。……大赦すげぇ)
「三ノ輪さん、遅い!」
「ははは……」
また、何かしらのトラブルに巻き込まれてるか……
それとも弟くんが泣いていたのか……その辺だろうな……。
だから、オレも一緒に行こうかって昨日言ったのに……
「はぁ……はぁ……悪い悪い!遅くなっちゃって……」
「遅い!あれだけ張り切ってたのに、十分遅刻よ!どういう事かしら!?」
「色々あって……いや、悪いのは自分なんだけど……とにかくごめんよ、須美」
「この際だから注意させてもらうけど……
三ノ輪さんは普段の性格がだらしないと思うわ!
勇者として選ばれた自覚を……」
うん、すげぇ怒ってるよ鷲尾……
「まぁまぁ、鷲尾……銀も悪気があったわけじゃないんだし、その辺で……」
「衛宮くんも衛宮くんよ!
ちょっと三ノ輪さん達に甘過ぎじゃないかしら!?」
「うぇ!?こっちにも飛び火!?ごめんなさい!!」
うひゃー……怖い……
「ふぇ?……あれ?……お母さんここ何処?」
「…………」
「うん、園子。ここはバスの中で
今さっきまでオレの肩を枕にして熟睡してたところだぞー?
後、オレはお母さんじゃないぞー?」
……また、言われるハメになるとは思わなかった。
そんなに母親というかオカン体質なのだろうか……オレって……
ちょっと傷心気味になってしまうのだった……
────壊れる音は鳴り止まない。
まだまだ不穏な空気は拭わない
そんな訳で、衛宮にも勇者システムが追加されたゾ。
他の三人より勇者システムのスペックは劣るけど、
(身体強化の魔術等で三人よりもスペックは上がるので基本問題は)ないです。
鷲尾須美達の勇者システム>衛宮士郎の勇者システム≧身体強化の魔術
衛宮勇者システム+身体強化魔術≧鷲尾須美勇者システム
こんな感じの式になりますねぇ!