記憶の片隅にある天国   作:パフさん♪

2 / 39
今回はちゃんとバンドリのキャラクターが出るので安心してください
あとシリアス展開は今回はないはずです(書いてる途中で結構あること気に気づく)
それと今回は結構長いです

それでは第2話始めます



第2話 あるバンドとの出会い

高校の入学式から1週間近く経って、周りでは大体の生徒が仲良くなって教室で何グループかの会話が聞こえてくるようになってきた

だが、自分はどこにも属さなかった

まだ数人ではあるが誰とも話せない人達がいた

 

ある人は「恥ずかしがり屋」な人

ある人は「引っ込み思案」な人

ある人は「勉強オタク」な人

ある人は「読書家で自分の世界にいる」子

 

自分はさらにこのグループにも属さないいわば「除け者」だ

友達を作る勇気がない、友達を作るのを後回しにするでもない

 

 

自分は「何も話したくない」人だ

 

 

過去の話を聞くのは友達との会話ではほぼ必然な行為であり何も悪気がないと思っている

ただその行為はその後の関係を大きく揺るがす機転になってしまう

そして過去と同じになってしまう

 

だから自分は友達をつくらない

 

 

そうしているうちに下校のチャイムが鳴って、誰もいない一人だけの空間が広がる自分のマンションに帰る準備を始めた

帰り道はどこに寄り道をするとかでもなく真っ直ぐに帰る

この帰るまでの道が自分の中では数少ない心落ち着く時間だ

 

自分の部屋の鍵を開け、閑散なリビングに真新しいキッチンに向かって、1つのカップ麺を取り出す、いつものメニューだ

3分後出来あがったカップ麺を啜り食べ始めた、静寂に包まれたこの死んでいた空間に一つの微小な音が木霊している

ただそれは一人でいるという何よりの証拠になっている

 

お風呂を済ませ寝床に行くと

1週間以上干していない敷布団

1週間洗濯していない寝巻き

乱雑に置かれた制服

ただこれだけがある部屋に入り

 

 

自分は重い瞼が降り始めた

そうしてここからが『私の物語』へと続いて行くのである

 

 

 

 

 

目が覚めるともう朝になっていた目を擦りながら怠い気持ちを堪えつつ起き上がると昨晩までの寝室とは大きく違う光景が広がっていた

 

しっかりと干されていて洗濯もされている布団

1週間分の洗濯済みの寝巻きが入った衣装ケース

綺麗にアイロンされていてハンガーにかかっている制服

 

その全てに見覚えのない光景が広がっていた

そうだまだ夢の中だと思って2度しようとした時

 

「朝だよー?朝ごはん食べないと頭が回らないわよー?」

 

と聴きなれない声が聞こえた

その声に驚き目が醒めてしまった

そして今度は

 

「おい!早く起きないと遅刻するぞ⁉︎また今度学校に行って三者面談はごめんだからな⁉︎」

 

といういつしか聴いたことがある声が聞こえた

ただそれは現在(いま)はいないはずの存在

「父さんだ...」

 

着替えをしてリビングに行くとエプロン姿の見知らぬ女性とスーツ姿の父そして朝食が置かれていた

(思い出したぞ...確かあれは母さんだ...

昔アルバムで見たな...)

そう心の中で思ってると

 

「ちゃっちゃと食べる!お父さんもお母さんももうすぐでないといけないから!」

そう母さんから言われた

すぐさまテーブルについて3人揃って

 

「「「いただきます」」」

 

朝食を食べている間ずっと目が右往左往と泳いでいた

それはそうだ昨日まであった一人部屋の空間ではない家族の憩いの団欒の場になっていたからである

 

大きなテレビ

大きなソファー

大きなタンス

大きなカーペット

 

その全てが見たことのない真新しいものだった

そして気がつくともう誰もいなかった父さんと母さんはもう仕事に出て行ってたのだ

 

身支度を済ませ学校へと歩き始めると外の世界は全く変わっていなかった

1週間通っている通学路でそこまで確信してもいいのかという気もしたが...

学校も何も昨日とは変化がなかった

 

学校での昨日との変化はほとんどなかった強いて言うならいつも来ているパン屋が変わっていたくらいだった

他は、同じクラスメイト、同じ先生、同じ時間割、同じ教科書

何も変わっていなかった

何か変化があると思っていた私はずっと神経を尖らせ続けた結果いつも以上に疲れてしまった

そうして下校のチャイムが鳴った

 

 

 

帰り道、そこは落ち着く時間と言っていたが今日は予想外のことが起きたり、学校での過剰なまでの集中で疲れ切っていた私は、少し寄り道してから帰ろうと駅前にあるファストフード店に歩いていた

 

駅に着くとそこではガヤガヤと人だかりが出来ていた

(あそこで人が集まっている時は大体路上ミュージシャンがいる時だよな...

小学生の頃は憧れていてずっと聴いてたけど今もう音楽なんて...)

そう思っていると観客全員が拍手をし始めた

 

「君たちいいぞー!!」

「いい歌を聞かせてもらったよ!」

「君たちは中学生?高校生?」

「あの歌っている女の子すっごく楽しそうだった!」

「あの太鼓叩いてる子って凄く恥ずかしそうだったけど上手だったね!」

「そうだね!」

 

口々と皆自分達の意見を一斉に言い合っていた、それを全て聞き取れたわけではないが聞こえてきた言葉を合わせると

 

中学生か高校生くらいの2人組

ボーカルとドラムの構成

楽しそうに演奏している

こんな感じか、そして観客がある一点を見ているその中心にいるのが2人のバンドだ

 

「みんなーありがとうー!!あたしは花咲川女子学園高等部1年の弦巻こころ!

みんなは楽しめたかしら?そして隣にいるのが花音!」

「う、うっ。うぅ〜……

……なんでこんなことにぃ......」

 

観客は「いいぞーもっとやれー」とか

「楽しんでるよー!」とか盛り上がっている

気になるどんな人か見てみたいそう思っていると

 

「「「キャー!!!!」」」

 

という声に振り向いてしまったそこには倒れた女の子が数名いた

その話の中心にはボーイッシュな声が聞こえた

 

「ああ……!また……私の美しさのせいで……!

かのシェイクスピア曰く、これは運命なのか。神は我々を人間にするために、何らかの欠点を与えるのか……!」

 

なんだろうすごく自意識過剰というかカッコつけてるというか...

ただそちらの方も気になる...

ん...?あそこで男の人に絡まれてる人は...?

もしかしてナンパ!?

面倒くさいけど助けに行かなきゃ

 

「すみません。えっと、その服装……研修希望の奥沢さんですか?」

「あっ、はい、そうです。よろしくおねがします」

 

なんだバイトの研修かただ姿は見えないが名前が「奥沢」ということはわかった

その情報はいるのか?

しかし駅前は賑やかだな...少し鬱陶しくなってきた...

さて、ファストフード店に行こう

 

その時私は足を躓いてしまった

倒れゆくのがわかって咄嗟に受け身をしようとしたが体がいうことを効かない...⁉︎

しかもすごくゆっくり倒れている⁉︎

周りの風景もスローモーションになったかのように皆動きが鈍い

 

最後に聞こえてきたのは弦巻こころというまだ見たことがない女の子の歌声だった

 

 

 

そうして自分は今日2回目の目を覚ました

 

 

 




やっとハロハピのメンバーのうち4人が出てきました
だた主人公がハロハピのメンバーを見ていなくて声と一部の人の名前しか聞いていません

第3話は現在書き始めてますので早くて明日の朝には完成します(再投稿なので一気に投稿します)

(追伸:私はバンドリの中では花音ちゃんが大好きですほんとかわいい...)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。