暴牛の凶星   作:木崎蓮太郎

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……はい、こんにちは。お久しぶりです皆さん。定期的にエタりかける事が板についてきた男こと、木崎蓮太郎です。前回から五ヶ月経ちます。その間色々ありました。ジョジョ読んだりジョジョ見たり。まあ、しっかり休んでニュータイプになったのでこれからは頑張りまっせ!


初任務の行方は

「スペード王国の使役魔法ですか…」

 

「どうやってここまで入ってきやがったアイツら…」

 

「そんなもの一つしかないでしょ。中立地域の何処があっちに組したんだよ。もしかしたら侵略されたかもね」

 

「それはないと思います。クローバー王国にも接している中立地域が攻め入れられたとなると、問題にもなるはずです」

 

「それが上がってきてねぇって事は……同盟か」

 

「厄介だね。これでウチはスペードとダイヤモンド王国のどちらからも直接攻め入られるようになっちゃったんだね」

 

「これは早急に上に報告しないとやべぇ案件だな。まあその前に…」

 

「もう獣狩って帰りましょうか」

 

「何か手がかりがあるかもだしね」

 

「それ以前に魔法騎士団として任務は果たさなきゃ、だしな。ギル、どう戦うかお前が決めろ。俺らはあくまでサポートだからな」

 

「ではお言葉に甘えて。じゃあ初めは様子見ってことで出来るだけヒットアンドアウェイで行きましょう。相手の攻撃モーションと装甲の硬さがある程度把握できたら二人で陽動をやって下さい。隙が出来たら全力でぶち込みます」

 

「おう、任せとけ。細かい攻撃は俺の得意分野だし」

 

「機動力じゃ僕が適任だからねー。いい作戦だと思うよ」

 

「ありがとうございます。では森に入りましょうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「流れで森に入って来ましたけど……」

 

「しっかりお相手さん見つけたけどよぉ……」

 

「黒いモヤに包まれた胸にスペードの印を持つ獣。情報通りだけどさぁ……」

 

「「「…いや何かデカくね!?」」」

 

「一番大事な情報違ってるじゃん!何が9・8メートルだよ!どう見ても12・13メートルはあるんですけど!?」

 

「サイズが変わるだけで脅威度全然違うんだけど!ふざけんなよ!」

 

「あー、僕解ったかも。多分使役魔法の効果じゃない?時間が経つと強くなるよー 、みたいな」

 

「は?なにそれセコくね」

 

「とりあえず…まだこっちに気付いてないみたいだし、ラック先輩一発お願いします」

 

「あの巨躯に大したダメージが通る気がしないんだけど。まあいいや…『迅雷の崩玉』(じんらいのほうぎょく)

 

ラックの両腕に生成された雷のガントレットから凝縮された雷の弾丸が放たれる。無防備な背中に直撃し、轟音と共に煙を上げる。そして煙が晴れた先に有ったのは傷付いた背中ではなく……

 

「効いてない……」

 

健在。全くもって無傷。大岩をも砕く一撃は傷一つも付けられなかった。

 

「おいラック…お前あれ何割で打った?」

 

「六割」

 

「六割で無傷かよ。全力でやってもかすり傷が精々か…」

 

「もしかしたら魔法威力半減みたいな力持ってるかもですね」

 

「うわぁ……なにそれ面倒臭い」

 

「…!お前構えろ!来るぞ!」

 

ようやく己を攻撃してきた獲物を捕捉した獣が向かってくる。しかしその速度はお世辞にも速いとは言えないものだった。

 

「遅ぇぞ木偶の坊!」

 

直ぐ様飛び退いたマグナが頭上から一撃を狙う

 

「炎魔法『爆殺豪炎魔球』!」

 

繰り出された特大の火球は僅かに焦げ目をつけるだけで大きなダメージを与えられない

 

『GAAAAA!!!』

 

それどころか獣の咆哮を受け体が硬直してしまう。動けないマグナを引き裂こうと獣の爪が迫る

 

「っ!クソっ!?動けねぇ!」

 

「マグナ!雷魔法『雷神の長靴』」

 

足に雷のブーツを纏ったラックが普通じゃ考えられない速度でマグナに接近して回収する

 

「助かったぜラック!」

 

「しゃんとしなよマグナ!」

 

「今ので分かったと思いますがアイツは動きが鈍いです。当初の予定通り速さで撹乱して隙を見つけたら攻撃していきましょう」

 

「任せろ」

 

「りょーかい!」

 

仕留められた筈の獣が助け出されていることに苛立つ獣は再び咆哮しようと試みる

 

「させないよ!」

 

すかさずラックが高速で懐に入り口を蹴り上げ

 

『ギィ!?』

魔力を込めた咆哮を閉じられた口の中で暴発させられた獣が初めて悲鳴をあげる

 

「畳み掛けるぞオラァ!!炎創成魔法『愚乱怒守羅夢(グランドスラム)』」

 

創り出した炎のバットでひたすら火球を打ちまくるマグナ。打ちまくった数十発の火球が一つの場所目掛けて飛んでいく。その場所とは

 

『ーーーーー!!?』

 

目だ。壮絶な痛みと視覚情報の断絶による底知れぬ恐怖感に声にならない悲鳴をあげる

 

「合わせろラック!叩き込むぞ!」

 

「そっちこそ!変なミスとかしないでよね!」

 

「「合体魔法『炎雷爆尽咆(えんらいばくじんほう)』!!」」

 

二人の魔力を混ぜ合わせた強力な魔法が自分に多大なダメージを与えると感知した獣は注意を完全に二人の方に向ける

 

「ハッ!完全にこっちに意識向けやがったな!」

 

「お膳立てはこれで充分でしょ?決めてきなよ!」

 

「最高のシュチュエーションですよ!任せて下さい!(失敗は許されない。!それなら!)」

 

そして獣の背後に接近する一つの影。二人の攻撃を囮に自分を影と化して強襲する

「沈め!!妖精魔法『紅蓮火竜拳(ぐれんかりゅうけん)』!!」

 

激しい炎を纏った両腕でガラ空きになった背中に連撃を叩き込む

 

「アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリィ!ラスト!妖精魔法『紅蓮爆炎刃(ぐれんばくえんじん)』」

 

両腕に再点火した炎が螺旋状に振るわれる。既にボロボロになっていた背中には大穴が開き、行き場のなくなった炎が体内を駆け巡る。

 

『ーーーーーーーーーーーー』

 

獣は断末魔の悲鳴も上げず静かに崩れ落ちた

 

アリーヴェデルチ(さよならだ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

調査報告

 

ギル・ラウェッセンス マグナ・スウィング ラック・ボルティア

任務達成。任務中にスペード王国に使役された魔獣と遭遇、撃退。

三名は直ちに帰還し、次の指示が下るまで待機せよ。指示が出しだい中立地域の調査に向かう事とする。

 

 

 




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また投稿できたらいいなぁ
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