暴牛の凶星   作:木崎蓮太郎

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2話目ですどうぞ!


キングクリムゾンッ!!

 キングクリムゾンッ!!

 

 やあ俺だよ俺…詐欺じゃないよ。あ、ちなみに俺は今《ギル・ウェンセスラス》と名乗ってます。悪いけど俺がこの世界に転生してからの何年は省かせてもらうぜ!

 

 そこ!手抜きとか言うな!誰も俺の赤ちゃん時代及び幼少期なんて興味ないでしょw…あ、けど俺ギルだったわ。超絶美少年だったわ。まだ慣れないんだよねこの体。

 

 まあさらっと俺の状況を説明させてもらおう。俺の家は平民街にある。しかし、俺の家族はかなり複雑な事になっている。

 

俺の母は元王族。俺の父は元魔法騎士団長。それが何故平民街で暮らしているか?答えは簡単だ。駆け落ちである。当時魔法騎士団で名を馳せていた二人はとある任務で共闘関係に陥いったらしい。そこからはもう分かるでしょ?母は王族の地位を捨て去り、父は魔法騎士団長を辞任した。二人一緒に平民街へととんずらしたのだ。

 

ちなみに俺には妹が一人いる。目に入れても痛くない程の妹がな。まあ、この話はいつか余裕があるときにでも話そう。

 

 なんやかんやでもう15歳。魔導書(グリモワール)授与の時間が迫ってきてるよ。いや〜長かった!うん、本当に。あ…かと言って鍛錬をサボってたわけじゃないよ。剣とか槍とか弓とか体術とか暗殺術とか。そこいらの兵士よりは使える自身があるね。

 

 お?そろそろ授与式が始まるみたいだね。集合かけられてるから行ってくるわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 敢えて言うよ…どうしてこうなった?俺が授与式に行ってからの経緯を説明しよう。

 

 三人称side〜

 

 ギルが授与式に行ってから直に魔導書が授与される事になった。

 

 「皆の者よく集まってくれた。儂はこの魔導塔の塔主である」

 

 「この街には魔法騎士団に入ったものの目立った功績を上げたものはいない。最低でも上級魔導士…いや団長!もっと欲を出すなら魔法帝!ぐらいにはなって欲しいんじゃ」

 

 「ンンッ…エーこれから様々な道を歩むであろう若者たちに『誠実』と『愛』と『希望』を…」

 

 「では魔導書…授与!!」

 

 魔導塔内にある幾多の書庫から一斉に今年15歳を迎えた若人達の元に魔導書が飛んでくる。大きな物から小さなもの、厚いものから薄いものまで様々だ。

 

 周りがはしゃいでいる中、当然ギルの元にも来る訳で…

 

 「おいおい何だよこの魔導書…」

 

 だがその中でもギルの魔導書は異様だった。

 

 まず目を引くのはその大きさと厚さだろう。大きいほど高度な魔法、厚いほど様々な魔法が使えるからだ。

 

 だが最も注目すべきは表紙と背表紙だ。その表紙に妖精の尻尾(フェアリーテイル)のギルドマークが。まあここにはわかる奴はいないため問題はない。色だ。2つのイラストに分かれて目を見張るような金色と燃えるような朱色が描かれている。背表紙に至っては金と朱が混じり合っている。そしてFGOのぐだおの令呪のイラストも。まるで2つの魔導書が合成されているようだ。

 

 そうなると当然のごとく注目を浴びるわけで、その美貌が公衆の面前で晒されることになるわけで、そのついでに魔導書注目が集まることになる。

 

 「何だあの魔導書は!?まさか貴族の僕よりも…」

 

 「ちょっと誰!?あの美形!」

 

 「よし声をかけよう!ちょっと今から逝ってくるわ」

 

 「オッフ…イイ体しているじゃないカ…」

 

 …あれ?あんまり魔導書のこと触れてない?…まあそれでも嫉妬やら好奇の視線が痛いほど集まってくるので、流石に居づらいのかギルはそそくさとこの場を出ていった。

 

 

 

 

 

 

 だがそこだ簡単に返してくれないのがオリ主クオリティ。

 魔導塔を出てすぐのことだった。

 

 「おい兄ちゃん…その珍しい魔導書置いてけよ」

 

 魔導塔内は未だ熱気に包まれている中、今年の金の卵は外で哀しそうにため息を吐いたとか吐いてないとか。

 

 

 

 

 

 




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