詩人の詩   作:117

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今回はメタな茶話会となります。
基本的に本編と関わり合いはなく、妙なネタバレがあったりします。

どうかご承知の上、お読みください。


詩の外
067話 茶話会


 

 どこかにある、どこにもない部屋。そこで三人の男女が座ってもう一人を待っていた。

「……遅いわね」

 ぼんやりと呟くのはエレン。それに退屈そうな顔で頷くユリアンと、したり顔のままのモニカ。彼女たちはここに訪れるはずのもう一人の少女を待っていた。

 と、そこでようやく扉が開いてその少女が現れる。

「やー。お待たせっ!」

「遅いぞ、タチアナ」

 軽い口調と足取りのタチアナを嗜めるユリアン。

「ごめんごめん。詩人の詩の作者と結構話し込んじゃってさ」

「作者って117(いちいちなな)?」

「そうそう。色んな設定とか聞いたし、ついでにお土産も貰ったしね~」

 そういって席にかけるタチアナは、持っていたお菓子の箱をテーブルに置いて見せる。

「じゃじゃ~ん! ほら、エクレアを貰ったよ!!」

「……あんた、それに違和感はない?」

 呆れたエレンの言葉に、きょとんと首を傾げるタチアナだった。

 

 

・茶話会について

 

 

「では、茶話会を始めましょう」

 言いながら、モニカはそれぞれにお茶を配る。タチアナはお土産のエクレアを配る。

「ちなみにこの茶話会は、いわゆるメタな茶話会になってるよー。私たち四人は詩人の詩の登場人物でもありながら、ロマンシングサガ3についての知識があって、更に詩人の詩も読んでいるものだと思ってくれればいいかな」

「だからここではエクレアじゃなくてタチアナ呼びになってるんだ」

「もちろんこの話だけだけどね」

 タチアナにユリアン、エレンが補足していく。

 その間にお茶とお菓子が配り終わられる。

「その性質上、セリフが極端に多くなる事をご了承ください」

「だべってお茶飲んでお菓子食べるだけだからねー。地の文になるような行動は少ないよー」

 真っ先にエクレアにかぶりつきながらタチアナが言う。

「そもそも、なんでこんなメタな企画が立ったの?」

「1周年が経つし、何かやりたかったって聞いたよ。で、募集した中にあったから、これを選んだんだって」

「ちなみに他の案は?」

「メタな座談会やあの人は今何をしている?みたいなのが一票。もしもブラックが生きていたらの話が一票。続きが読みたいが二票」

「……計、四通でしたのね」

「来ただけいいじゃない。0だったら作者、泣いてたわよ」

 音を立てずに上品にお茶を飲むモニカと、粗雑にカップを口に運ぶエレン。

 そんな対照的な二人を見ながら、ユリアンが口を開く。

「で、なんでこんな茶話会になったんだ?」

「最多得票が続きが読みたいだったからねー、一話で区切れる方が良かったんだって。ブラック生存ルートのイフは話が長くなりそうだったし。

 それで作者も色々と語りたい事があったから茶話会にしたんだって」

「座談会から茶話会に代わってるのは?」

「さあ?」

 クルッポーと、そこで鳩が飛び込んでくる。

「ハト?」

「伝書鳩だって。作者が何か言いたい事やツッコミたい事があったら寄越すらしいよ」

 言いながら伝書鳩の脚に括りつけられた手紙を取るタチアナ。

『エクレアにエクレアを持たせるネタがやりたかったから』

「…………」

「…………」

「…………」

「…………あそ」

 ゴホンと咳払いをして仕切り直す。

「で、茶話会なのはいいけどなんでこのメンツ?」

「タグに載ってるキャラを集めたんだってさ」

 テーブルの上に置いてあったクッキーをサクサク齧りながらいうタチアナ。そのこぼれたクッキー屑を鳩はつつくと、どこと知れぬ場所へと飛び立っていった。

「あー。確かにあたしたち四人だけタグに載ってるわね」

「と言いますか、なんで詩人さんがタグにいないのでしょうか? あの方が主人公ですよね?」

「一応、私たちはロマサガ3のキャラだけど、詩人さんはオリキャラだからだって。ロマサガ3の詩人を見に来てアレじゃあ詐欺じゃない? って事らしいよ」

「あたしたちも十分オリキャラ染みてるけどね……」

「ま、一応原作成分があるからセーフって事で。っていうか、オリ要素のないものは二次創作じゃなくてパクリに近いじゃん?」

「この話はその辺りにしようか。なんか、方向が危なくなってきた」

 

 

・詩人の詩について

 

 

「はーい。ここで作者から渡された連載前の基本設定があります」

 言いながら紙を広げるタチアナ。

『・詩人最強。得意武器剣

 ・仲間は入れ替わり立ち替わり

 ・町長はツヴァイクにて公開処刑(モニカを生贄にしようとする)

 ・ずっと一緒なのだ』

 四行で終わっていた。

「え? これだけ?」

「少なすぎないか?」

「私は最初期からキドラントで生贄にされる事が決まっていましたのね……」

「んー。ほんとはもうちょいあるみたいなんだけどねー。詩人さんの基本設定だったりするからそっちは未公開だって。

 後は先々のネタバレ部分も隠すと、これだけ」

「……よくこんなスッカスカの内容で一年近く連載できたわね」

「作者も驚いてたよー」

「作者が驚くとか、幸先が不安で仕方がないな……」

「まあ、実際は書いているうちに内容がまとまっていく部分もあったみたいだし」

「例えば?」

「例えば最初はエレンさんが主人公ポジションじゃなかったり」

 その言葉にキョトンとするエレン。

「え。あたし、最初は主人公ポジションじゃなかったの?」

「そうだって。当初の予定だったら、詩人さんが世界各地を旅して、現地の協力者を募って鍛えながらイベントを消化して、そのキャラで四魔貴族を倒すみたいなのを想像していたみたい。四魔貴族の撃破に被りはほとんど構想になかったって言ってたよ」

「なのに、あたしとタチアナはもうレギュラーよね?」

「まーね。エレンさんが主人公ポジションになった時にエレンさんは四魔貴族全員倒す事がほとんど確定して、私も野盗イベントでたまたま都合がいいキャラだったから登場させたけど、書いてて楽しいからレギュラーになれたんだって。魔王殿で言われた武芸の天才とかは、旅に着いてこさせる為にとっさにつけた設定らしいし」

「代わりに俺とかの出番が減ったんだな…」

「でもキドラントイベントはモニカさんで確定してたらしいから、私が登場する前にはもう外伝としてユリアン編を書く事は決めてたんだって。

 っていうか、ユリアンさんやモニカさんはまだましな方だし。もっと出番があったはずの他の主人公たちはほとんどカットされてるじゃん」

 あー。と、全員で声を出す。

 ミカエル、ハリード、トーマス、カタリナ、サラ。確かに出番は少ない。

「お兄様やカタリナの印象は強いですけど、登場頻度は低いですわね」

「っていうか、フルブライトに負けてるわね」

「俺の外伝でちょいちょい出てるのも、必死に絡ませようとした結果だったんだな」

「カタリナはマクシムスイベントで出るだろうけど、他はどうなのかしら?」

「ミカエル様はビューネイで絡むよなぁ」

「サラは宿命の子だし……」

「ハリードさんとトムが不遇かなぁ」

 

 くるっぽー

 

「あ、鳩がきた」

「どれどれ」

『カタリナが一番優遇される予定。

 シナリオ的にはハリードが、登場回数的にはトーマスが不遇の予定です』

「まあ、カタリナが優遇されるのですわね」

「え? けど、どうやって?」

「あ、それなら作者が隠していたネタバレ箱から幾つかメモを持って(パクって)きたから、それに書いてあったよ」

 

 くるっぽー

 

『ちょ、おま』

「えーとね。アビスに乗り込む原作キャラはエレンさんと私と少年は決定として、次点で最有力候補なのがカタリナさんなんだって。

 ゲームで仲間にならないキャラだから、最後まで連れていったら面白そうとかいうのが理由らしいよ」

「確かにカタリナさんはゲームじゃ仲間にならない唯一のキャラだしね」

「ゲームでの不遇度は、サラや少年に匹敵してるよな」

「それでいて主人公の中では素早さがダントツですものね。確かに一度仲間で使いたいキャラですわ」

「そういう願望もあるから、カタリナさんは最終的な仲間に入る確率がかなり高いよー」

「逆にハリードさんやトムはなんで不遇なんだ?」

「単に作者が使わないキャラなんだって。

 ハリードさんはがめつさと曲刀固定が、トーマスさんは中途半端過ぎるステータスが嫌いみたい」

「……まあ、仕方ない、のか?」

「描くのは楽しさの優先順位はかなり高いしねぇ」

「ハリードさまは動画でも主人公としてほとんど見ませんわ」

「ミカエルさまもね。生命の杖だけ剥ぎ取られてポイがほとんどだわ」

「……その辺りが三次元視点からすると不遇なキャラなんだろうか」

 

 

・四魔貴族編について

 

 

「実質の本編ですわね」

「っていうか、言う事あるか?」

「まあ、作者的に言いたい事はそれなりにあるみたいだよ。

 例えば、フォルネウス編のコンセプトは対立だったとか」

「対立?」

「うん。エレンさんを主人公に、各々のキャラクターの立ち位置で安定させず、それでも強大な敵であるフォルネウスに対立していくっていう。

 敵の敵は味方っていう形でまとめてみたんだって」

 ほうっと熱いお茶を飲みながらタチアナが口に出す。

「言われてみればフォルネウスに敵対する理由が同じ仲間っていなかったわよね」

「エレンさまがサラさまの為で、タチアナさまがエレンさまや詩人さんに着いてきたから。ウンディーネさまは名誉の為で、ブラックさまは負けを返す為。詩人さんは宿命の子を探す為で、ボストンさんはバンガートに乗るついで。確かに誰も一致はしていませんね」

「それでいてフォルネウスを倒すという目的で一致している辺り、やっぱり四魔貴族は人類の敵なんだな」

「それだけじゃなくて、味方の中でも対立は起きてるよー。分かりやすいところだとブラックと詩人さんとかはお互いに反目してたよね。

 それにフォルネウスを倒さなくちゃいけないエレンさんと比べて、ウンディーネさんは最後までどうしようか悩んでたし」

「ボストンの適当さも、ブラックの命を懸けてフォルネウスを倒すっていう結果を見ればズレがあるよな」

「そうそう。結局なんか奇跡的に結束できたけど、実はそれはフォルネウスっていう敵がいたからに他ならないんだよねー」

「フォルネウスが討伐された途端にパーティーが解散されましたものね……」

「ブラックも解散してそうな勢いだったよね。まあ、ブラックは最初から死ぬ予定だったらしいけど」

 顔を歪めて嫌そうに言うタチアナ。ちょっと驚くエレン。

「え。そうなの?」

「うん。感想返しで言ったかも知れないけど、ブラックはハーマンの名前をフルブライトさんが出した時点でフォルネウス戦で死亡する事を決めてたんだって。

 その時は玄武術を使っていたと思い込んでいたからクイックタイムで全盛期の力を取り戻すつもりだったそうなんだけど、まあ龍神降臨でも代用効くからアレでもいいかなって思って、作品の形に落ち着いたらしいよー」

「あー。まあ、味方は誰も死なないと思っていたらインパクトはあったよな」

「その点、エレンさまやエクレアさん、カタリナは死なないと言っていますが、それはいいのでしょうか?」

 

 くるっぽー

 

『アビス突入までは死なないですが、真・四魔貴族戦やラストバトルでどうなるかは保障しません』

「…………相変わらず不安煽るわね、作者」

「まあ、サラさんや少年が最後のアビスゲートに登場することはほとんど確定してるし、メインキャラ化してる私たちが死なないって決まってるのはまあ納得がいくような」

「でも、予定だから、分からないっちゃ分からないんだよな……」

「そうだね。特にユリアンさんとかモニカさんは実力不足でアウナスに挑もうとしている辺り、本当に分からないよねー」

「…………」

「…………」

 ゴホンと咳払いをして場の空気を変えるエレン。

「じゃあそろそろアウナス編の話に移りましょう。次はアウナス編で確定なんでしたっけ?」

「それは確実らしいよー。アウナス編のコンセプトは混迷とかなんとか」

「混迷?」

 新しいクッキーに手を伸ばしながらタチアナは頷く。

「うん。フォルネウス編は四魔貴族を倒す理由がある仲間を集めて、お互いにそれなりの反目がありながらも目標はブレないって空気を出したかったみたい。

 対してアウナス編は人数は十分に揃っている中で、主義主張が合わずに人間同士で反目し合うっていうのがコンセプトとか」

「まあ。いきなり俺の参戦をエレンが渋ってるしな」

「…………」

「そもそも、フルブライト商会とドフォーレ商会の、人間同士の戦争から開始ですわよね」

「これ、どうするのよ?」

「まあ、それを含めた混迷具合が前半って事らしいよ。人間の汚さや醜さも少しずつ書いていけたらなって作者も言ってた」

「……それ、ロマサガか?」

「まあ、そういう意味でも、他の要素でもアウナス編は一番オリジナル色が強いとも言ってたかな。裏を返せば一番ロマサガっぽくないかも」

「ここまで読んでいただいた方には心配ないかも知れませんが、少しだけ覚悟が必要かもしれないという訳ですわね」

「本当はユリアン外伝のロアーヌの日々でそれを出したかったらしいんだけどねー。誰得だよって理由でボツになって、あの短さに落ち着いたらしいよ」

 

 くるっぽー

 

 鳩がくる。

 クッキー屑をついばみ、そのまま去っていく。

「……今のはなに?」

「さー?」

「……通りすがり、でしょうか」

「無駄に尺を取らないでくれないっ!?」

 

 

・詩人について

 

 

「来たな」

「来ましたね」

「ある意味の本題、詩の最大の謎人物である詩人について」

「そもそも詩人さんって詩で唯一の作者公認のオリキャラなんだよねー」

「でも、復讐する相手はともかく、その原因となったキャラは原作に登場するんだよね?」

「その他に分かっている情報としては、前の話に出て来たばかりですが、詩人さんは奥様がいてお子さまもいるとか。最ももう死んでらっしゃるそうですが……」

「嫁さんは原作に名前が出てないキャラとか? でも名前が出てないキャラっていう事は、逆に言えば名前が出てないだけで登場、若しくは話に上がった事はあるって事だよな」

「それについて、詩人さんに関する色々な人のアンケートを集めたよー」

 ドサドサと手紙が入った箱をひっくり返すタチアナ。

 それを開けながら中身を読んでいく。

 

『ユーステルム在中 ウォード隊隊長 ウォード

 

 あいつは底知れず強く、そしてぶれない目的を持っていると感じたね。

 敵に容赦することはないだろうが、エレン嬢ちゃんに対する態度を見る限りじゃあ血も涙もないって訳じゃなさそうだ。

 ま、全部が終わったらユーステルムで気楽に過ごしてくれて構わないさ。

 

 

 ロアーヌ在中 侯爵 ミカエル・アウスバッハ・フォン・ロアーヌ

 

 詩人? ああ、そういった奴もいたな。

 現状、ロアーヌに害がないから放置でいいと思っている。

 

 

 ピドナ在中 レオナルド武器工房所属 ノーラ

 

 昔っからお世話になっているし、今だって色々な素材を卸してくれるし、武器防具の開発にもアイディアをくれる。

 少なくともうちにとって悪い奴じゃないさ。

 聖王の槍を取り戻す手伝いもしてくれる事になったしね。

 

 

 ピドナ在中 トーマスカンパニー関係者 少年

 

 誰?

 

 

 ご臨終 ブラック海賊団頭目 ブラック

 

 どうにも性が合わない奴だったな。強い事は強かったが、出し惜しみしているというか、自分の目的以外を見ない奴…って印象かな。四魔貴族なんておまけに過ぎねぇっていうか。

 それでも俺が死ぬ時には割り切れない顔をしていた辺り、情がない訳じゃあないと思うぜ。まあ、情よりも目的を優先しそうではあったがな。

 奴と関わるなら精々気を付けるんだな。

 

 

 元王族 ロアーヌ在中 ハリード

 

 本編では明かしてないが、奴は滅亡する前のナジュ王国に立ち寄っていやがった。俺は遠目で見ただけだったが、なんか気に喰わなかったね。

 集めた情報ではそのまま東に向かったそうだが、あの先には世界の果てがあるだけだ。

 いったい何が目的なのかさっぱり分からん上に、強さだけは十分以上ときていやがる。要注意だな。

 

 

 東の果てを超えた先から来訪 ムング族族長の娘 (ツィー)(リン)

 

 あのお方がムング族に来てからもう10年程になりますか。見た事も聞いた事もない遥か西の話に心が躍ったものです。

 それから族長の娘ということで私には特に目をかけていただいて、体術や弓術の手解きをしてくれました。

 名前は詩人とだけ言っていましたが、老師に挨拶した時に少しだけ盗み聞いてしまいました。名乗れない名前で、アーロンとかおっしゃっていましたね』

 

 

 集められた手紙を回し読みしながら感想を話す。

「想像はできたけど、詩人の謎に迫るものはないわね」

「怪しいと思っている人は何人かいるみたいですけど、悪人って感じている人はいないみたいですわ」

「っていうか、リンのこれは明らかにアバロンの聞き間違いだよな?」

「じゃあやっぱり詩人はアバロンの系譜って事?」

「……レオニード伯が言った事を踏まえると、どちらかというと嫁さんがアバロンの系譜っぽいよなぁ。妻から妖精の弓を贈られたっていうし」

「じゃあレオニード伯が詩人に気を使って嘘をついたとか?」

「ヴァンパイア伯が嘘をつかない事を約束した上で、あからさまな嘘をつくとは思えませんけど……」

 うーんと三人で頭を傾げるが、彼らとは違う所が気になったのはタチアナ。

「ってかさ。私、気になったんだけど、詩人さんって歳幾つよ?」

「え? まあ直接は聞いてないけど、結構若々しいし30はいってないんじゃない?」

「そうか? 俺はあの強さになるまでには最低ハリードさんくらいは必要だと思うぞ。35くらいか?」

「……なるほど、そこは大事ですわね」

 タチアナの問いにそのまま答えるシノンの二人だが、モニカは彼女が何を言いたいのかを察したようだ。

 神妙な顔で頷きながらタチアナが言葉を続ける。

「死食が起きてすぐに宿命の子を探し始めたのなら、15年前にはもう復讐を決意してたって事でしょ? じゃあ詩人さんの『事件』はその前に起きていたって事になるし、奥さんが死んだのもその前じゃん? その前に事件って何かあったっけ?

 んで、最低15年前にレオニードさんと面識を作れたって事は、マジであの人幾つなの?」

「……いちおう、俺が言った35なら筋は通らないか?

 20年前に15歳で成人してから、裏切られて仲間が殺される事件が起きて、愛する人を見つけて、それでも復讐を選んだ。この間5年なら矛盾はないだろ?」

「で。その奥さんをレオニードさんが知ってる?」

「……あれ?」

「確かに何かおかしいですわね……」

「詩人さんが謎めいている一つに、昔の事はもちろんだけど時系列もあやふやな事があるんだよねー。

 なーんかここが解決できればあっさり分かりそうな気もするんだけどなー」

 もやもやしたままのタチアナ。納得がいかない顔をした全員。

 話は切り上げざるを得なかった。

 

 

・これまでと、これからと

 

 

「そもそも、なんでロマサガ作品を書こうと思ったのでしょう?」

「色々書きたい原作はあったらしけど、まあ一番筆が乗りそうだからって言ってたよー」

「書きたい原作って?」

「ロマサガ2、ロマサガ3、FF5、FF6、ドラクエ5、聖剣3、進撃の巨人、FGO。ざっと思いついた辺りでこんぐらい」

「マジで色々だな……」

「そしてゲームは古いのばっかり……」

 

 くるっぽー

 

『二次創作にしやすい名作ゲームはあの時代のスクウェア・エニックスが最盛期だと作者は信じています』

「まあ、約一年書いてもらってあたしたちには嬉しい限りだけど。それに続けて書いてもらえそうだし」

「あ、それなんだけどねー。できれば他の二次か、もしくはオリジナルにも手を出したいんだって」

「本当ですか?」

「それ、詩の創作にも支障が出ないか?」

「そこは気を付けるって。最近動画にもはまってきて、ロマサガ動画もそうだけど聖剣3も面白いの多いから、特に創作意欲がわいてきてるのは聖剣3とか。

 3年前に3話くらい書き溜めた奴があるし、それを元に書き出してもいいかって言ってたよ」

 

 くるっぽー

 

『聖剣3のゆっくり動画で、女子3人を主人公にして聖剣3という作品が素敵です。

 女子3人をそれぞれ主人公にして、並列して同時にゲームクリアを目指していくというコンセプトなのですが、聖剣3で見逃しがちなシーン差分をほとんど拾って貰えるのがありがたい。裏技や呪文・アイテムの効果説明も分かりやすく、ゆっくりの話も面白い。何より聖剣3と、そのキャラに愛がある。興味があれば是非見て欲しい!

 一つ注意ですが、女子3人のみで構成されたデータはないのでご注意を』

「……作者が、ステマしてるんだけど」

「あー。広告していいですか? って聞いたらOKが出たから容赦なくしてるねー」

「パート22と23のあのコメント、作者さまでしたのね……」

「聖剣3の二次を作って、そこでも広告しそうな勢いだな」

 

 くるっぽー

 

『とにかく、次回からはアウナス編。今までとはまた少し作風を変えますが、ご愛読いただければ幸いです』

「ん、ここまでね。それじゃあねー」

「じゃねー。これからも私たちをよろしくー」

「頑張っていくからよろしくな!」

「では皆さま、次の詩までごきげんよう」

 

 

 

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