光に選ばれし勇者達   作:BREAKERZ

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まずは最弱無敗の神装機竜とウルトラマンティガです。
ルクスハーレムです。

後ルクスの機竜<バハムート>をパワーアップさせます。設定は後書きで。

OP『TAKE ME HIGHER』

挿入歌(バハムート時)『飛竜の騎士』

挿入歌(ティガ時)『Brave Love,TIGA』

ED『ライムツリー』


最弱無敗の古代巨人<ティガ>

世界の五分の一を束ね、世界最強と謳われ、圧倒的な軍事力を背景に数百年の間圧政を敷いた『アーカディア帝国』は反乱<クーデター>により滅ぼされた。

 

それを成し遂げたのは、たった一機の『漆黒の機竜』。

 

その正体は今も謎のまま。

 

人々は『畏れ』と『敬意』を込めて伝説となった『機竜使い<ドラグナイト>』をこう呼ぶ。

 

 

 

 

『黒き英雄』とーーーーーーーーーーーーーーーー。

 

 

 

 

*

 

 

 

 

 

 

アーカディア帝国が滅んで五年の月日が流れた。かつての『アーカディア帝国』は『アーカディア旧帝国』と呼ばれ、現在は『アティスマータ新王国』になり、それなりに平和を謳歌していた。

 

だが人々は知らない、

 

この平和はほんの少しの亀裂で脆く崩れる『薄氷の平和』だと言うことを。

 

古代からの魔物達が今目覚めようとしていることを。

 

今はまだ、誰も知らない。

 

 

 

*

 

王都から離れたここ、五つの市街区から成る十字型の城塞都市『クロスフィールド』。そこから離れた場所にある山で一人の少年が歩いていた。

 

「フウ、今回の依頼<雑用>は『山で食べられる茸を探して来てくれ』って、赤ん坊の世話で動けない奥さんからの依頼<雑用>はもうすぐ終わるな」

 

茸が大量に入った籠を携えた少年は銀の髪に灰色の瞳。小柄で線は細く整った顔立ちをした一見すると女の子にも見えるが少年の首には『咎人の証である黒い首輪』を着け『二本の剣』を腰にぶら下げていた。少年は額に浮かんだ汗を拭いながら山を散策していた。

 

何故このような少年が山を歩き、依頼<雑用>をこなしているのかと言うと、それは彼が『国民に対しての奉仕と協力』がこの国で『特別な立場』にある少年の義務であり目的だからだ。

 

『ク・・・ルク・・・・・・ス・・・・・・クス・・・ル・・・ルクス・・・ルクス・・・』

 

「今誰か僕を呼んだ?」

 

ルクスと呼ばれた少年は『声』がする方へ歩いていった。すると光の三角垂の建物<ピラミッド>が目の前に現れた。

 

「!?これって遺跡<ルイン>?!でも、こんなところに遺跡<ルイン>があるなんて・・・・・・」

 

『ルクス・・・ルクス・・・ルクス・・・』

 

『声』は光のピラミッドから聞こえた。ルクスは何故か分からなかったが、その光のピラミッドの中に入っていった。そこにいたのは。

 

 

 

巨人!

 

 

 

余りにも大きな巨人の石像が三体そこに並んでいた。

 

「巨人!・・・でもこれって石像なのかな?」

 

ルクスはその巨人達に近づく。すると真ん中の巨人の額が光、ルクスの胸元に当たる。

 

「!?」

 

攻撃を受けた?!と思ったが違かった。何故ならルクスの身体に、心に『暖かく力強い何か』が入っていった。

 

『ルクス・・・光を・・・光を掴め』

 

謎の『声』がルクスの心に染み込むと光は一層眩しくなりルクスは思わず目を閉じる。再び目を開けたルクスの目の前には『光』も『巨人』もいなくなっていた。

 

「あれ?僕は今を?・・・ん?なんだこれ?」

 

ルクスの手には『白いスティック』がいつの間にか握られていた。

 

「一体、なんだったんだろう?」

 

不思議に思うルクスだが、陽も沈み始めたので『白いスティック』を胸の内ポケットに入れて急いで依頼人の所に戻る。依頼人に茸が入った籠を渡し、依頼を終えたルクスは今晩の寝床を探して都市を歩くのだが。

運悪く寝床が無く途方にくれていたとを知り合いの酒屋の娘に頼み快く泊めて貰えた。

『二本の剣』を壁に立て掛けベッドに寝そべりながらルクスは『白いスティック』を眺め、『光のピラミッド』と『巨人』の事を考えていた。

 

「あれって幻?それとも夢でも見てたのかな?でも僕、こんな物<スティック>持ってなかったし、あれはやっぱり・・・」

 

そこまで考えてルクスは久しぶりの柔らかいベッドと茸探しの疲労から強烈な睡魔に襲われる。

 

「まあ良いや。明日も依頼があるし・・・今日は・・・もう・・・寝る・・・か・・・」

 

『スティック』を枕元に置いてルクスは眠りにつく。すると『白いスティック』が淡く光り、光は粒子になって立て掛けられた『二本の剣』の内、『黒い剣』へと流れてゆき『黒い剣』は銀の光と赤い光と青紫の光に包まれる。

 

 

 

 

 

所変わってここは『アティスマータ新王国』の王都付近の平原で人知れず『巨大な生物』が大地から現れた。二本の足で立ち硬い外骨格を鎧のように纏い、蜥蜴のような頭部も鎧のような外骨格に覆われた『巨大な生物』が唸りを上げる。

 

「グワアアアアアアアアァァァァァ!!!!」

 

『巨大な生物』『ゴルザ』の叫び声は王都の機竜使い<ドラグナイト>達にも届き、何事かと彼等が『ゴルザ』のいる方向に目を向けるがそこには『ゴルザ』は消え、地面に巨大な『穴』だけが残っていた『ゴルザ』は『ある場所』を目指して地中を突き進む。

 

さらに場所は変わり、『アティスマータ新王国』のある大陸から数千キロ離れた小島で山崩れが発生し、山の中から『巨大な鳥』が現れた。

 

「キュアアアアアアァァァァァァァァ!!!!」

 

腕に刃を携え、肩や頭部に刃を生やした『巨大な鳥』『メルバ』が唸り声を上げながら『ある場所』に向かって飛翔する。

 

 

 

かつての『アーカディア帝国の王子 ルクス・アーカディア』は知らない、今晩泊めて貰った酒屋の娘に翌日再び会うことに、そしてその時に起こる騒動によって、自身の人生に大きな、とてつもなく大きな『変化』が訪れる事を。そして自分の目の前に現れた『巨人』と『二体の怪獣』が自分のとてつもない『戦い』の幕開けを告げる事を。

 

 

ルクスだけでは無く、これからルクスが出会う多くの少女達。

 

金の髪をサイドポニーにした真紅の瞳をしたルクスよりやや小柄で色白で『旧帝国』とも『新王国』とも関わり深い『姫君』。

 

水色の長髪をしたすらりとした細身の身体と、端麗な顔立ちをした冷たい瞳をし、『巨人』と関わりがある少女も。

 

ルクスと関わり深い、小柄な体型に不釣り合いな豊満な胸をし、桜色のふわりとした髪をツインテールに柔らかな雰囲気漂い『旧帝国』から『おぞましい行い』を受けた少女も。

 

金色の長髪に豊麗な体つきをし、目元は凛々しく騎士然とした美麗で『不器用な生き方』しかできない少女も。

 

異国の黒い長髪をした色白で均整の取れた体つきをし、左右の瞳の色が違う異国風で自らを『殺人人形』と名乗る少女も。

 

ルクスと同じ、銀の髪に灰色の瞳をした少女<妹>も。

 

これからルクスに出会い、己の『運命』に立ち向かう事になる少女達の誰もが、これから起こる。新王国だけではなく、『世界』をも巻き込んだ『巨大な運命』の動きを。

 

今はまだ、誰も知らないーーーーーーーー。

 




ー《バハムートティガ》ー
ルクスがティガに変身するようになり、その影響で進化した機竜。制限時間やルクスの負担も無くなり、マルチ・パワー・スカイの三形態にチェンジして戦う。

ー《バハムートティガ・マルチ》ー
バハムートの鎧に銀の線が走り、通常のバハムートよりもパワー・スピード・ガードがパワーアップした一番バランスの取れた姿。

ー《バハムートティガ・パワー》ー
バハムートの鎧に赤の色が多くなり、赤と黒のツートンカラーになった姿。スピードが遅くなったがパワーに優れ機竜を纏ったフィルフィ以上のパワーを持ち、剣にも付加され上級階層<ハイクラス>の大型幻獣種<アビス>も一刀両断できる。

ー《バハムートティガ・スカイ》ー
バハムートの鎧が青紫と黒のツートンカラーになった姿。スピードに優れ、神装機竜の中でもトップレベルの速さを持つが攻撃力が弱くなる。しかしヒット&ウェイ戦法を得意とするルクスにとっては一番相性が良い。

今回はここまで、ティガの設定が朧気なのでこんな風になってしまいました(ToT)

だが後悔は無い!!

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