傷無の初任務が無事?に終わりを告げてから、ユリシアの態度が一変した。これまではどこか見下していた感じがあった傷無に対して、明らかに好意的にアプローチをするようになった。
その事を姫川に咎められて火花を散らせたが、担任が来たことにより話が終わった、だが、愛音の表情は険しくなっていた。
学校が終わり、部屋に戻った傷無はベッドに横たわり一息付く。
「ふう・・・(『フォトン・エロス』、姉ちゃん達はエロスに隠されていた機能って言ってたけど・・・)」
傷無は枕元に置いたエスプレンダーを眺める。
「(あれもきっとガイアが俺に与えてくれた力。俺は、この力の使い方を誤っちゃいけないんだ・・・!)っ、誰だ!?」
ガイアとして数年間戦い続けて来た傷無は力の使い方を理解している。ふと誰かの気配を感じて上体を起こすと。
「あら、気づいていたの?」
「千鳥ヶ淵!!」
何と愛音が傷無の部屋に来ていた。何でもシルヴィアを言いくるめてスペアキーを借りて入ってきた。傷無の生活の唯一の癒しであるシルヴィアを騙した事を怒る傷無を無視して、愛音は服を脱ぎ、『背徳武装(接続改装を激しくする事で得ることが出来る武装)』を手にするために傷無に迫るが。
自分と気持ちが通じてない異性と『接続改装』なんて出来ないと言われてしまい愛音は去っていった。その寂しそうな後ろ姿を傷無は訝しそうに見つめた。
後日、ユリシアと京都フロート、沖縄フロートでデートをした傷無は愛音の事を聞いてみたが、ユリシアも知らないと言われ、数日間愛音を尾行し、姫川にも聞いて調べたが、何も分からなかった。
そして遂にケイの所に行き、愛音に関する情報を聞こうとしが、その権限があるのは怜俐だけと言われ、怜俐からその場に来た怜俐に聞く。
「あいつ<愛音>は他人も自分も死ぬことなんて何とも思っちゃいない、あいつの頭の中にあるのはより強力な武器を手に入れることだけで、俺たちの悩みなんかくだからないと思っている、戦闘能力を上げて生き残りたいのかと思ったらそうじゃないんだ、訳が分からない、だから俺はあいつの事が知りたいんだ!」
「・・・・・・いいだろう、教えてやる」
怜俐の話しによれば、7年前本土の東京の皇居の周りを囲む堀に『千鳥ヶ淵』と言う名の堀があり、そこに浮かんでいる少女がいるとの通報が入り、保護された少女それが『千鳥ヶ淵愛音』だった。病院に送られ目を覚ました少女は自分が何者であるのか、どこから来たのか、名前すら分からない有様だった。家族からの捜索願いは無く、日本中の学校や入国監理局にも問い合わせたが手がかりは無かった。
ただ一つ、HHG<ハート・ハイブリッド・ギア>の適合性が異常になほど高かった。たが、ゼロスは近接戦闘専門のギア、ギアの特性の差が、 ユリシアや姫川に遅れをとっている。それが彼女の戦闘能力を上げたい理由。
だが、話はそれで終わらなかった。保護されて間もない愛音を引き取ったのが、怜俐と傷無の母、『飛騨那由多』だった。『千鳥ヶ淵愛音』の名も彼女が付けた。那由多博士は愛音をHHGの研究開発に従事させ、丸一日実験台にさせられ、学校に通い始めたのは高等部に入ってから、それまでラボの実験室に閉じ込められ孤独に過ごしていた。
あるのはHHGと那由多博士だけ、優れた才能はライバルに追い抜かれ、那由多博士も行方不明になってしまい、本当に孤独になってしまった。
傷無が愛音の身の上話に愕然とすると突然敵襲警報がラボに鳴り響く。
アタラクシアから二百キロ先に二千メートル級の戦艦と千メートル級以下の艦船が30隻、うち半分は空母、残りは護衛艦。今までよりも大艦隊にアタラクシアは防衛体制をとり、天地穿女神<アマテラス>各員は出動する中、傷無だけは怜俐に待機を命じられた。
「今お前が行っても意味はない、今はまだ待て」
「意味がないって何だよ!? 俺だって『フォトン・エロス』を使えば!」
「『フォトン・エロス』は一日に一度、しかも使えるのは一分のタイムリミットがあるだろう、当面C級以下の魔導兵器は出てこない。敵の降下部隊が出てきたらお前の出番だ。それまで調子を整えておけ」
「くっ・・・」
怜俐の言葉に反論できない傷無は歯噛みしながらポケットの中のエスプレンダーを握りしめた。
戦況を見ていた傷無は愛音が無茶な戦いをしているのが映った。敵艦隊の射程範囲にアタラクシアが入ろうとし、艦砲射撃が始まり、アタラクシアの外壁が破壊される。愛音達が何とか旗艦らしき艦を攻撃しようとするも、砲撃に阻まれ動けずにいたが、愛音が単独で飛び込み、攻撃範囲のまで後少しの所で横から護衛艦からの砲撃で撃墜された。
「千鳥ヶ淵いいいいっ!!!」
「待て傷無!」
止める怜俐の言葉を振り切って、傷無は指令室を飛び出す。
「待ってろ千鳥ヶ淵! 『フォトン・エロス』!!」
ー愛音sideー
「(ここはどこ・・・? あたしは・・・誰なの・・・? )」
暗闇に一人佇む愛音の目の前に光が見える。
「(光・・・? そっちへ行けばいいの?)」
「千鳥ヶ淵!」
「・・・・・・飛騨・・・くん?」
目を覚ました愛音の目の前に自分の名を呼ぶ傷無がいた。撃墜された愛音は傷無に助けられラボの調整室にいた。
敵艦隊はアタラクシアかる五十キロ程度の距離におり、砲撃は止んだが魔導兵器が降下された。ユリシアと姫川は戻っているが、それでも戦場に行こうとする愛音を傷無は止めた。だかーーーーーーー
「あたしにはHHGしかないの! HHGであたしが他の人より劣る事なんて許されないのよ! それが・・・戦うことすら出来ない? ギアを着装することすら出来ないですって? そんなのもう・・・存在価値がない、あたしが存在する意味なんかない・・・だったら、生きてる意味もないじゃない!」
「千鳥ヶ淵・・・」
「あたしには何もない・・・何もないのよ・・・自分がどこの誰か知らない、名前も家も家族も何も覚えてないのよ、あたしはこのラボに連れてこられた、それからずっと那由多博士の実験台となって手伝っていたわ、それより昔のことは知らない記憶にあるのはここで実験台をしていたことだけ、それがあたし全てよ」
傷無は愛音の姿にかつて母親しかいなく、その母親に必要とされたかった自分と重ねる。話を続ける愛音は昔那由多博士に自分には背徳武装と言う武器があると言われ、それを手にするために傷無に近づこうとしていたと話すが。
「お前自分が可愛いだけじゃねえか自分がちやほやされてないと不安なんだろ!! 理想の自分と現実の自分のギャップが受け入れられないだけだ!! 自分よりも優れた人間がいるからって拗ねてるんじゃねぇ!」
「・・・っ知った風に聞かないでよ」
「いいか! 自分に能力がないと思うならそんな自分に何が出来るか? どうしたら役に立てるか? そういう考え方をしろよ! そうしたらこの世に必要のない人間なんて存在しねぇ!!」
「ああうるさい!! 口先だけの説教なんて聞きたくないわ! 早くそこを退きなさい! この場で殴り倒すわよ!」
「最後のエネルギーを振り絞ってやることがムカつく男一人を撲殺することか? 大したもんだな最強を目指した落ちこぼれ様は」
「本当に死ぬわよ」
「好きにしろ」
傷無を殴り飛ばそうと拳を伸ばした愛音は寸前で拳を止めた。傷無が無抵抗に立っていたからだ。実は傷無は撃墜した愛音を助けるために『フォトン・エロス』を使ってしまい。エネルギーは二%しかなく、『絶対領域』も展開出来なかった。愛音はポロポロ涙を流しながら傷無の胸元を叩く。
「もう! バカバカ、無能、間抜け、役立ず! 一日一回しか使えないモードを何無駄遣いしてんのよ! 何でもう戦えないあたしのためにそんな・・・ことするのよっ・・・あたしはもう死ぬくらいしか・・・することが ないのに・・・」
傷無は優しく愛音を抱き締めながらある事を話す。自分がかつてラボにいた事、愛音がやって来て母親に捨てられた事を、愛音も男の子を覚えていたがそれが傷無で、自分が間接的に追い出した事に驚く。
「本当に誰かさんと同じだぜ、でも過去や能力は問題じゃない、これからどう生きるかが問題なんだ。俺たちはいつだってやり直せるし、いつだって再スタートを切れる」
『「傷無、人間の価値とは能力が高いか低いかではない。どう生きるかが問題なのだ」』
「(あの時の姉ちゃんがああ言ってくれなければ俺は今頃・・・ーーーーありがとうな姉ちゃん)」
愛音は改めて傷無に頼む。
「傷無・・・あたしとその、接続改装を・・・してくれないかしら?」
「でもお前・・・」
「あたし、やり直せるんでしょ?恥ずかしいけど・・・あなたにならあたし・・・//////」
「分かったよ・・・愛音」
そして傷無は愛音の身体を愛撫する、すると傷無のピンク色の光と愛音の青色の光が混ざり合い、ゼロスが姿を変え、傷無のエロスも回復する。これが『絶頂改装』。そしてそれにより愛音の背徳武装『全時空粉砕<パルバライザー>』が装備された。外に出た二人は空を飛び、旗艦に向けて愛音が『全時空粉砕』を構えエネルギーをチャージする。魔導兵器が襲いかかるが。
「『フォトン・エロス・モードゼロス』!!」
『フォトン・エロス』に青いラインが追加された姿になり、持続時間が長くなり、更に圧倒的なパワーとスピードで魔導兵器を粉砕する。
「(エロスとゼロスのハイブリッド、絶頂改装において相手の能力を複製する、それこそがエロスの真の能力!! 『フォトン・エロス』で更に強化することができる!!)」
エネルギーチャージが終わった愛音は通信で旗艦に接近していたユリシアと姫川を射線上から退避させると。
「好き放題やった報いよ、地獄を見せてあげる!」
全時空粉砕<パルバライザー>!
圧倒的なエネルギーの奔流に飲まれた旗艦が粉砕された。愛音は残った艦隊にも『全時空粉砕』を放ったが、“何かに”阻まれた。
艦隊の頭上に誰かがいた。
「まさか・・・人間? けど身体の周りに武装のような・・・それじゃまるで・・・HHG・・・じゃないか・・・!」
緑色の長髪に芸術品のようなプロポーションをした女性が手をあげると、艦隊はアタラクシアから去った行った。だが、艦隊が去って直ぐに、海が突然沸騰したように泡立つ。
「何だ・・・!」
「海が沸騰しています・・・」
「嫌な予感・・・」
「まさか・・・」
沸騰した海から赤く光る獰猛な目をし、アンコウのような頭部と、ゴツゴツした体皮をした四本足の怪獣が現れた。
『マグマ怪地底獣 ギール』
『グバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアっ!!!』
「怪獣っ!?」
「敵艦隊から出たのでしょうか!?」
「いいえ違うわ! あの怪獣、海の中から出てきたのよ!」
「なに? てことは“地球産の怪獣”って事!?」
異世界衝突とそれにより異世界の怪獣が現れてからと言うモノ、地球の環境に変化が現れたのか、地球上の生物が異形に変化・巨大化するのがここ数年で確認された。
「《天地穿女神<アマテラス>各員聞こえるか?》」
「姉ちゃん、一体どうする?」
「《・・・・・・今、アタラクシアの市民に避難命令を発令しだが・・・最悪、アタラクシアを放棄しなければならないかもしれん》」
「「「「っ!?」」」」
怜俐の言葉に傷無達は息を呑む、このままでは動きの遅いアタラクシアがギールに襲われる可能性がある。可能な限り人命を脱出させてアタラクシアを放棄する怜俐の判断は間違っていない。
「《天地穿女神<アマテラス>は可能な限り怪獣の足止めをしろ! こちらは避難を急がせる・・・!》」
「・・・・・・了解!」
傷無達はギールに向かう、姫川とユリシアが牽制をし、愛音が再び『全時空粉砕』を放つが。
『グバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアっ!!!』
ギールの身体をエネルギー奔流が襲いかかるが、ギールは多少のダメージを食らった程度であった。
「たくっ、怪獣ってのはある意味魔導兵器より質が悪いわね!」
「アイツら無駄にタフなのよね!」
「無駄口叩いてないで攻撃を続けましょう! 私達が退いたらアタラクシアが・・・!」
「所で傷無は・・・?」
「あ、あそこ!」
傷無はギールの周りを旋回し、ギールを翻弄し、正面まで飛ぶ。すると。
『ギュワァッ! ギュワァッ!!』
ギールは二本足で立つと腹部が開き、赤く発光する発光体から火炎弾を無数に辺り構わず発射する。
「うわああああああああっ!!」
「キズナっ!」
「飛騨君っ!」
「傷無あああああああああああああっっ!!!」
『絶対領域』を展開して防御する愛音達だか、近くにいた傷無は火炎弾を防いだが衝撃で海に落ちる。
だがーーーーーーーーーーーー
「(ここなら見つからないな・・・)」
海の中で傷無はエスプレンダーを取り出して構える。
「(行くぜ、ガイアァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアっ!!!)」
エスプレンダーが光ると傷無は光となってギールの後方に移動すると、光の巨人となる。
『デュワっ!』
ーアタラクシア指令部ー
『怜俐、ウルトラマンガイアを確認した』
「わかった、天地穿女神<アマテラス>は傷無の捜索!怪獣はウルトラマンに『怜俐・・・』なんだケイ?」
『ウルトラマンガイア・・・』
「ああ、そう言えば学生達の間でそう呼ばれていたな・・・ウルトラマンガイアに任せろ!」
ー愛音sideー
「指令! ウルトラマンに任せると言うのですか!?」
「落ち着きなさいよハユル、怪獣の相手ならウルトラマンの方がなれているわ、わたくし達は撃墜された隊長の救出に向かいましょう・・・」
「しかし!」
「ほら、愛音なんてもう向かっているわよ」
既に愛音は傷無の救出に向かって行った。
「(傷無・・・傷無・・・!)」
ーウルトラマンガイアsideー
『ギュワアアアアアアッ!』
『ダァ!』
ガイアはギールの頭部を掴むと上にあげ、顎に膝蹴りをし、ギールの後ろに飛ぶと尻尾を掴むが、逆に振り払われた。
『デワッ!』
『ギュワアアアアアアッ!』
ギールはガイアに突っ込むがガイアはギールの首を絞めて頭部を殴る。ギールはガイアは払い、再び突っ込みガイアの腹部に頭突きをする。
『グワッ! ウワッ!』
横たわったガイアにギールは頭突きで攻撃を繰り返す。
『ギュワアアアアアアッ!』
ギールは立ち上がったガイアの足に噛みついた。
『グワアアアアアアッ!!! ウワッ!』
ギールは噛みついたままガイアを投げ飛ばす。投げ飛ばされたガイアを巨人な水飛沫を上げて倒れる。
『ギュワアアアアアアッ!』
『デワッ!』
ギールはガイアに突っ込むがガイアは頭部を掴んで力比べに入った。ガイアの近くに愛音達がいた。
『(まずい、このままじゃ愛音達が・・・!)』
ガイアはギールの頭部を上に上げて下顎を殴り、更に連続でバク宙蹴りをギールの顎に叩きつけ、回し蹴りをおみまいする。
『ハアッ!』
二本足立ちでヨロヨロになるギールを抑え込むとギールの腹部がまた開く。
「っ! またあの攻撃が!」
「だったら・・・!」
「おみまいしてやるわ!」
姫川とユリシアと愛音がギールの腹部を攻撃すると、ガイアはバク転で回避し、愛音達の攻撃がギールの腹部に当たる。
『ギュワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!』
腹部への攻撃で悶えるギールを見て、ガイアは必殺の構えを取る。
『ハアッ! ハアアアアアアアアアアアァァ、デヤッ!!』
『ギュワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッ!!!!!』
ガイアの必殺技『フォトンエッジ』がギールに炸裂するとギールの身体は粉々に粉砕された。
『デュワっ!』
ギールを倒したガイアはそのまま空の彼方に消えていった。怜俐がケイにトレースをさせてみたが、途中でロストした。
「行っちゃったわね・・・」
「・・・一体、あの巨人は・・・!」
「・・・・・・って傷無は?」
愛音が海を見ると、傷無が海から出てきた。
「ぷはぁっ! 死ぬかと思った・・・」
「傷無っ!」
「キズナ!」
「飛騨君!」
* * *
そしてその夜、人類が初めて異世界艦隊を撃退した祝勝パーティーがアタラクシアで大々的に行われた。主賓の傷無はバルコニーで一息付くと、各フロートのお偉いさん達を相手に辟易した怜俐が来る。
「お前はいい気なものだな! 小娘共とイチャイチャと!」
「誰がやらせたと思ってんだよ!」
「好きでやらせているとでも思っているのか!」
ブラコンの怜俐(傷無もシスコンだが)からすれば大切な弟を乳臭い小娘共にくれてやらねばならない事にストレスを貯めていたのだ。各地方フロートの知事と懇親会があるので(かなり嫌々)バルコニーを離れる怜俐と入れ替わるようにドレス姿の愛音が現れ、絶頂改装した時に記憶の一部が戻った事を告げる。
「もしかしたら絶頂改装は記憶の封印を解放してくれるのかもしれないわ・・・だから傷無、あたしとーーーーーーー」
「ああーっこんなとこに! まぁったく油断も隙もないわねー」
傷無の腕を豊満な胸の谷間に挟みながらドレス姿のユリシアが来た。
「こらぁ!!なにをやってるのですか!あなたたちは!」
晴れ着姿の姫川が日本刀で傷無に斬りかかるが白羽取りをする傷無。
「まて 落ち着け姫川・・・!」
「これが落ち着いていられますか! 今すぐ離れて下さいっ、死刑にしますよ!」
すると愛音が傷無のもう片方の腕に抱きつく。
「ではこうするとその死刑がより確実になるということかしら?」
「おい、愛音まで! は、放せって」
慌てる傷無を見ながら愛音の顔には満面の笑みが浮かんでいた。
傷無と愛音は知らない、この先、二人に訪れる運命を・・・。
傷無は知らない、自身と共に戦うもう一人の“光の巨人”を・・・。
『大地の巨人』と『大海の巨人』と共に、彼は、『英雄』になる。
ー『魔装学園H×G<ハイブリッド・ガイア>』ー
ピンチの連続が彼等に襲いかかるが、彼等は頑張って踏ん張って戦う。
だがそれでもどうにもならない時、彼の名を呼ぶ。
「ガイアァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアっ!!!」
アグル編はいずれ書きます。
次回はコスモスと海の少女達(ヒント艦隊)が共に戦います。オリジナル主人公です。