オリジナル主人公は提督、ストーリーはアニメ沿いです、アニメ本編開始の少し前。
その少年は“光”を見た。とても温かく、優しい光をーーーーーーー
『武志・・・・・・』
光は『青い巨人』となり、その少年『春日野 武志』に呼びかけ、人差し指を伸ばし、武志に『小さな結晶体』を与えた。
「・・・・・・・」
武志は『巨人』に向かって手を伸ばす。
ムニュッ
「ん? ん~ん・・・?」
ムニュッムニュッムニュッムニュッ・・・・・・・
鎮守府提督『春日野 武志 “大佐”』は掌に感じる柔らかくも弾力のあるゴム毬のような感触に目が覚めると、目の前に艶やか黒髪の長髪にヘッドギアを付け、凛々しい目元に鍛えられたスポーツ系のナイスバディの美女が目を閉じ、こめかみをピクピクさせている姿と、その隣で茶髪のショートヘアーで黒髪の美女と少し形の違うヘッドギアを付け、黒髪の美女に負けず劣らずのナイスバディの美女が苦笑いしているのが映った。武志の手が黒髪の美女の豊満なバストを掴んでいた。
「おお~、“長門”に“陸奥”、おはよう・・・」
「おはようございます提督、何か言う事は・・・!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
「・・・・・・長門、今日も良いボインだな!(グッ)」
「涅槃へ行けーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!」
ドゴーーーーーーーーーーーーーーンっ!!!
爽やかな笑顔でサムズアップするスケベ提督に長門と呼ばれた美女の鉄拳が落ちた。
別棟を歩いていた赤を帯びた茶髪を肩口まで伸ばした緑のスカートのセーラー服を着た中学生位の女の子とプラチナの長髪に黒いセーラー服を着た中学生位の少女が炸裂音が聞こえ立ち止まる。
「“夕立”ちゃん、今の音って・・・」
「提督っぽい、多分長門さんの逆鱗にまた触れたっぽい・・・」
この鎮守府では日常茶飯事な事?なので冷静に二人はまた歩き出した。
「そう言えば“睦月”ちゃん、もうすぐ新しい艦娘が来るっぽい?」
「うん、着任するのは一週間後みたいだね」
他愛無い話をしながら、二人の少女は教室に向かった。
その世界は『2つ』の問題を抱えていた。
『1つ』は、海の底から出現する謎の艦艇軍、人類はそれらを『深海棲艦』と呼称した。駆逐艦から超大型戦艦まで多彩を極める『深海棲艦』の猛威によって人類は制海権を喪失した。
『もう1つ』はこの地球に異常進化した巨大生命体、通称『怪獣』。彼等は古代から生息しており、その巨体は人類の生活圏において脅威とされ、人類は彼等を畏れた。
『深海棲艦』の脅威に対抗できるただ1つの存在。それが、在りし日の戦船の魂を持つ娘達ーーーーーーーーーーーーーー『艦娘』である。
『武装』と言う武器を装着し、生まれながらにして『深海棲艦』と互角に戦う彼女達。
『怪獣』達は巨体以外は穏やかな性質を持った存在が多数におり、彼等は国連軍によってシールドに覆われた『怪獣保護区域・鏑矢諸島』にて保護管理され、その島を生活の場としていた。
ー武志sideー
そしてこの『深海棲艦』と戦う他に『特殊な任務』を持った鎮守府の『提督』、春日野武志は顔を洗い、歯を磨き、身だしなみを整えると軍服に袖を通し、子供の頃から大事にしている『結晶体』を首に下げ。
長門型一番戦艦 秘書艦“長門”。
長門型二番戦艦 秘書艦補佐“陸奥”。
二人の艦娘を連れて提督室に向かう。ちなみに帽子は頭にできたタンコブが引っ込むまで被らずに持っていた。
「いててて、もう少し優しく起こして欲しいなぁ」
「ならば起き抜けのセクハラは控えて欲しいのですが?!」
「聞いた陸奥? 君のお姉さん結構辛口じゃない?」
「そうは言っても提督、さすがに毎度毎度、ラッキースケベは控えた方が良いわよ。この間なんて私のスカートの中に顔を突っ込んでいたし・・・」
「イヤ~、俺もわざとやっている訳ではないんだ、運命の女神が俺をラッキースケベに導いてしまうんだ・・・!」
「ならばその運命の女神は随分と如何わしい女神なのでしょうね!」
「(ヒソヒソ)ひどいよな、長門ってば、昨日の夜はあんなに可愛かったのに・・・」
「(ヒソヒソ)あれも姉さんの照れ隠しなのよ♪ 昨日の夜は提督だけでなく私にまであんなにアンアン言ってる姿を晒しちゃったんだから♪」
「(ヒソヒソ)久しぶりだからって結構がっついていたなぁ・・・」
「そこ! ヒソヒソ話をしない!!///////」
ヒソヒソ話をしながら意地の悪い笑みを浮かべる提督と妹に顔を赤らめた長門がツッコむ。そんな漫才を繰り広げている内に『提督室』とプラカードが立てられた提督の執務室に入ると、黒髪の長髪にメガネを掛け、セーラー服を着た才女がいた。
「おはよう“大淀”」
「はい、おはようございます。提督」
任務艦にして大淀型一番艦軽巡洋艦 “大淀”はにこやかに武志に答える、武志は執務机に座ると長門と陸奥が大量の書類を机に置き、書類の山を作った。
「うへぇ、こんなにあるのかよ・・・」
「ここ数日サボっていたツケです。さっさと終わらせてください!」
ゲンナリとする武志に長門が一喝を聞くと、武志は首と肩を鳴らす。
「しゃあないか・・・(コキコキ)」
そして書類に手を伸ばすとーーーーーーー
~三時間経過~
「おし、終わった~♪」
「(ヒソヒソ)普通、三日は掛かる仕事を三時間で終わらせちゃったわね・・・」
「(ヒソヒソ)提督は普段からやる気を出せば長門さんもガミガミ言わないんですけどね・・・」
「お疲れ様でした提督。では次の・・・」
「さ~て! 他の艦娘の皆の所に行ってこよ~っと♪」
「どこに行くこの不良軍人ーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!」
スタコラさっさと提督室を出る武志に怒鳴りながらドタドタと追いかける長門をやれやれと苦笑いを浮かべる陸奥と大淀。
ーside outー
ブーン!ブーン!ブーン!ブーン!ブーン!
けたたましく警報が鳴り、鎮守府に所属する艦娘達に緊張が・・・・・・全く走らなかった。警報の音から『敵襲』ではなく『いつものドタバタ』と判断したからだ。
「この警報って・・・」
「ハイなのです、提督が脱走したのです・・・」
《全艦娘に告げる! アホ<提督>が逃げた! 直ちに捕獲して提督室に連行せよ!! 抵抗する場合は砲撃しても構わん!! 殺さず生け捕りにせよっ!!!》
「長門さんも過激な事言うわね・・・」
「まぁ、いつもの事だね・・・」
「よう、雷、電、暁、響♪」
「「「「あ、提督」」」」
第六駆逐隊(通称 暁四姉妹)
一人前のレディを目指す黒髪ロングのロリっ娘、暁型駆逐艦 “暁”。
銀髪ロングのCOOLな性格の僕っ娘ロリ、暁型駆逐艦二番艦“響”。
明るい茶髪を肩口まで伸ばした頼りにされたいロリっ娘、暁型三番艦“雷”。
同じく茶髪のロングを後ろにアップした内気な性格の正当ロリっ娘、暁型四番艦“電”。
我が鎮守府の癒し担当とも言えるチミッ娘艦娘である。
「提督! お仕事をサボるなんていけないわよ! 暁がレディとして捕まえちゃうんだから!」
「提督! お仕事が大変なら私を頼っても良いのよ!」
「ハハハハハハ、捕まえてごらん♪」
「アワワ! 暁ちゃんも雷ちゃんも行っちゃったのです。どうするのです響ちゃん?」
「まぁ、追いかけよう、提督を捕獲せよと言われてるしね・・・」
ー鎮守府・弓道場ー
ここに弓矢を構える下はミニスカートの改造巫女服のようなのを着た二人の少女がいた。
一人は白銀の長髪を靡かせた赤いヘアバンドをしたおしとやかなな雰囲気の美少女、五航戦の翔鶴型航空母艦 一番艦“翔鶴”。
もう一人は黒髪をツインテールにした勝ち気そうな雰囲気の五航戦の翔鶴型航空母艦 二番艦“瑞鶴”。
二人は構え、弓を引くと放たれた矢は的のど真ん中に突き刺さる。
「よう♪ 翔鶴・瑞鶴♪ 相変わらず良い腕ねん♪」
「あ、提督。ありがとうございます」
「アンタ、また仕事サボってウロチョロしてんわね・・・」
「アハハハハ♪ 何を今さら♪」
「胸を張るんじゃないわよ・・・!」
「瑞鶴! 提督に対してそんな言い方は・・・!」
「翔鶴姉ェは甘いのよ、このアホにはもっと厳しく・・・・」
すると、弓道場に突風が吹き、翔鶴と瑞鶴のスカートが捲れる。
「「キャア!/ひゃあ!」」
「(ギュピーン)むっ!」
スカートを抑える翔鶴と瑞鶴だが、武志はバッチリ二人のスカートの中身を目に焼き付けた。
「////////」
「提督・・・見た?///////」
「・・・・翔鶴、麗しい白だな。瑞鶴、青と白の縞パンだなんて、良く分かっているな!(グッ)」
サムズアップする武志に瑞鶴は弓矢を構えて。
「言いたい事はそれだけか!? このエロ提督!!」
「(ボソボソ)わ、私は、提督がお望みでしたら・・・/////」
顔を赤くして小声で大胆発言する翔鶴を無視して、瑞鶴と武志の追いかけっこが始まった。
ー鎮守府・廊下ー
鎮守府の廊下を二人の女性が歩いていた、翔鶴と瑞鶴と同じ改造巫女服(一人はスカートが赤、一人は青)を着ており。
黒髪ロングをストレートに伸ばした、一航戦の空母機動部隊の旗艦を務める正規航空母艦“赤城”。
黒髪をサイドテールに結んだ、同じく一航戦の正規航空母艦“加賀”。
鎮守府で最も頼りにされる二人の目の前に突如爆発が起きる。
ドカーーーーーーーンっ!!!
「「っ!?」」
何事と身構える二人に武志提督が吹っ飛んでくる。
「「提督!?」」
「赤城に加賀!?」
吹っ飛んできた提督は赤城の方にぶつかり。
「どへっ!」
「キャッ!」
「赤城さん!」
「いてて(ムニュッ)、ん、なんだ? この揉み覚えのある感触は・・・・?(ムニュッムニュッムニュッムニュッ)」
「て、提督、そんな、ん♥! こんな昼間からあ、あん♥//////」
目を開けると、赤城を押し倒した態勢で赤城の大きな胸を揉んでいた。
「あ、赤城・・・って事は・・・・」
「何をしてるのですか、提督・・・・?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
底冷えする冷徹な声に反応して武志が顔を向けると。
「嫌、加賀! 今回は決してワザとではなく(パフッ)ふが?」
顔を向けた武志の眼前に紫色のパンツが目の前にあった。
「提督! 何をふぁっ! んん!」
「ふがふがふがふがふがふが!(待て加賀これもワザとではないぞ!)」
「ちょっと提督! 喋っちゃんあっ♥! はぁっ♥! あぅん♥! あぁぁんんっっ♥♥!!」
色っぽい声を上げる加賀の股から顔を離した武志。
「はっ♥・・・あぁ・・♥!」
加賀は顔を蕩かせ、口元に一筋の涎を垂らしてへなへなと尻餅を付く。
「あの~、加賀さん・・・?」
「あの提督、私の胸からも手を放してんあっ♥」
「うわっとすまない!」
赤城から退いた武志に、正気に戻った加賀は涙混じりに頬を僅かに紅らめた怒り顔を浮かべ、いつの間にかフル装備になり。
「提督! 許しません!///////」
「いたわ! エロ提督! 覚悟なさい!」
「げっ! 瑞鶴!?」
今度はフル装備の瑞鶴が現れたので撤退する。
「待ちなさい! 今日と言う今日こそ息の根を止めてやる!」
「五航戦は邪魔よ、提督は私が始末するわ・・・!」
「何よ! 一航戦!」
「見つけたぞ提督! お覚悟ッッ!!!」
「ゲェッ!? 長門!」
今度は暁達を引き連れてフル装備の長門をやって来て、長門の砲撃と加賀と瑞鶴のが放った矢が戦闘機になり提督に弾幕の雨が降り注ぐ。
ドカン! ドゴン! バカン! ドタン! バタン!ドゴーーーーーーーンっ!!
「ギョエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエっ!!!」
提督の悲鳴が鎮守府に響いたーーーーーーー
ー提督室ー
ズズズズ・・・・×2
『ギョエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエっ!!!』
「今日も平和ね~」
「そうですね~」
提督室では陸奥と大淀が提督の悲鳴を聞きながらまったりとお茶を飲んでいた。
「昨日の夜は長門さんと陸奥さんが?」
「えぇ、一昨日は“愛宕”と“高雄”、その前は赤城と加賀、更にその前は“足柄”と“羽黒”で、その更に前は“金剛四姉妹”ね。大淀も間宮さんを誘ってみたら?」
「・・・・そうしたいのは山々ですが、中々・・・・」
「全く、提督って普段はアホなのに罪作りよね・・・」
「えぇ、ですが、“惚れた弱み”と言うヤツでしょうかね?」
「フフフ、そうかもね」
普段はアホの提督、でも鎮守府の艦娘全員が知っている、春日野武志提督が『特殊な鎮守府』で本当に頼りになる司令官である事を・・・。
そしてその夜、人々は美しい『不思議な光』を見た。まるで満天の星光が降りてきたような『光』に人々は魅了された。
しかし、それが『人類の更なる厄災』であることを誰一人知るよしもなかった。
《オリジナル主人公》
『春日野 武志』CV細谷佳正(テニスの王子様 白石蔵ノ介、ハイキュー!! 東根旭)
階級:大佐
容姿:青色の長髪を後ろに結わえた端麗な顔立ち(全艦娘曰く、黙っていればイケメン)。中肉中背だが、引き締まった体格(全艦娘曰く、提督は脱いだらエロ凄い)。
性格:エッチなラッキースケベ体質にして自身もスケベな女の子大好き(15歳~40歳まで)。仕事や指揮能力は超優秀なのだが、デスクワークは良くサボる。艦娘との信頼関係の為と言ってサボっては艦娘達と遊んでいる。一見チャランポランなアホに見えるが、艦娘達全員心から大切に思っており、艦娘達も信頼と愛情と恋慕を抱いている(実は武志は知らないが艦娘達の間に協定が結ばれ、抜け駆け厳禁とされ、アダルト組は夜戦は二人以上とされている)。
いつか『深海棲艦』や『怪獣』と共存する世界を目指している。
能力、指揮能力は天才的で『深海棲艦』との戦いや『怪獣』の保護の指揮と八面六臂の活躍をする。だが、銃火気の扱いはド下手(真っ直ぐ打った弾が明後日の方角に飛んでいく程)。しかし素手の戦闘は艦娘達も敵わないほど、柔術、合気道、太極拳の達人。特技は空気投げと一瞬で艦娘のブラを抜き取るスケベ技。