光に選ばれし勇者達   作:BREAKERZ

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ウルトラマンオーブと天華百剣です。

オリ主です。


天華百剣ーオーブーⅠ

夜の闇と降り積もった雪に覆われた深い森で、光り輝く巨人と、禍々しい光を放つクリスタルを顔面の中央に埋め込んだ黒い怪物が激しく戦っていた。

 

『ゼットォーン・・・・!』

 

『テヤッ! オリャアッ!』

 

人智を超えた巨大の生物同士による、超常的な争いを、刀を持った一人の若武者が、じっと見上げている。

 

『グッ・・・・ウゥ・・・・!』

 

若武者は固い面持ちで、黒い怪物の前に劣勢に立たされる光る巨人に対して何かを叫ぶ。

 

『ゼットォーン・・・・』

 

黒い怪物は顔面のクリスタルから膨大な熱量を持ったの光弾を生み出し、それを光る巨人に向かって放った!

 

『オワアァァァァァッ!』

 

光弾の直撃を食らった光の巨人が吹っ飛ばされる。だが被害はそれで留まらなかった。

 

『うわああ――――――っ!!』

 

戦いを見つめていた若武者が、光弾の爆発の余波を浴びたのだ。若武者の姿が、爆炎の中に呑まれて見えなくなる。

 

『アッ!?』

 

それに気がついた光の巨人は、黒い怪物に対して激しい怒りを向けた。

 

『ドゥウウアッ!』

 

そして激情のままに光る剣を手にして、頭上に円を描き、剣の軌道が光の線となって残り、そして剣自体に集中していく。

 

『デヤァァァァァァッ! ドゥアアアアアアアアアッ!!』

 

黒い怪物に向けられた剣から、光線が荒れ狂う暴風のように放たれた。

 

光線が黒い怪物に直撃し、光の巨人はそのまま剣から光線を発し続けたが、剣自体がその手の内より抜け出てしまい、黒い怪物に突き刺さった。

 

ドガァアアアアアアアアアンンッ!!

 

黒い怪物は剣ごと爆発し、その規模は尋常ではなく、周囲の広大な森を丸ごと呑み込んでいった。

そして、一瞬にして焼け野原に変わった森の中で、光るリングを片手にした男性がよろよろと起き上がり。

男性が降ってきた一つの光の塊にリングをかざすと、光はそのリングの間を通って、赤と銀の超人が描かれたカードへと変化した。

男は超人のカードを腰に提げているホルダーの中に収め、必死に辺りに目を走らせる。

しかし、視界をさえぎるようなものがほとんどなくなったにも関わらず、先ほど戦いを見つめていた若武者の姿は、どこにも無く、若武者が持っていた『刀』だけが、地面に刺さっていた。

 

「うわああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」

 

その事実を理解した男性は、焼け焦げた森と暗い夜の空に慟哭を轟かせる。

その男性の姿を、若武者の『刀』の刀身に映っていた。

 

 

 

それから幾星霜の時が流れーーーーーーーーー。

 

 

 

その世界の時代は、戦乱と刀の時代が終息を迎えて、『銘治』と言う新たな時代の夜明けを迎えていた。時代はまさに文明開化と言わんばかりに日本は変わっていく。

 

しかし、関ヶ原の大戦が終わって三百年。現世をかき乱さんとする『災いの影』と『空の向こうの世界』からやって来る『侵略の影』、そして『古の大厄災』が平和な『銘治』の世界を覆い尽くす『闇』となった。

 

 

 

そして、黒い軍服に軍帽を被り、腰には日本刀を携え、黒い外套を付けた1人の青年が街を見て歩いていた。

 

「東京も、随分と町並みが変わったな。血みどろの戦国、安寧の江戸、動乱の幕末、時代が流れれば人並みも変わるって訳か・・・・」

 

その青年は町行く人々の出で立ちと、町並みに僅かに西洋の要素が入った様子に、時代の変化を感じていた。

 

「(この街に来てから数ヶ月、士官学校を卒業してすぐに配属となり、それなりに過ごしては見たが、奴らはまだ現れないか・・・・)」

 

「あっ、いた! 『あるじ』!!」

 

赤い長髪に両サイドにツインテールにした、和装給士服をきた気の強そうな雰囲気をした可愛らしい少女が、青年を“あるじ”と呼んで近づく。

 

「ん? 『城和泉正宗』か、どうした?」

 

「どうした? じゃないわよ! 仕事ほっぽりだして何してるのよ!」

 

「まあそんなにカッカするな。せっかくの可愛らしい顔が台無しになるぞ」

 

「もう! そう言って誤魔化されないわよ! 早く行くわよ!」

 

青年は『城和泉正宗』と呼ばれた少女に手を引かれて、大きな洋風館へと向かった。

 

「いらっしゃいませー。珈琲とお食事はいかがですかー?」

 

「洋風茶房めいじ館。すぐにお席をご用意できまーす」

 

洋風館の前に、城和泉と同じ和装給士服を着た、ピンクの短髪に一本のアホ毛がピョコンッと伸びた少女と、黒いおかっぱヘアの少女が呼び込みをしていた。

 

「『不動行光』、『加州清光』、呼び込みお疲れさん」

 

「「“主”!」」

 

『不動行光』と『加州清光』と呼ばれた二人は、青年に近づく。

 

「二人ともごめんね。あるじは仕事があるからまた後でね」

 

青年は城和泉に引かれ、『めいじ館』の中に入ると、黒い長髪を後ろに巻いて垂らした、淑やかさで優しい大和撫子のような雰囲気をした給士服の上からでも分かる豊満な胸元をした少女と、小柄で亜麻色の長い髪の両サイドに動物の耳のように横に伸びた髪に、牛の角のような髪飾りを付けた少女がいた。

 

「あっ、“主様”! おかえりなさいませ! 城和泉さん、お疲れ様です」

 

「やあ“隊長くん”。散歩は終わったのかい?」

 

「ああ、『桑名江』、『牛王吉光』、少しだけ街を見て回っていただけなんだけどな」

 

「そんな事を言っても、仕事はしなくちゃいけない」

 

♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪・・・・

 

城和泉が何か言おうとすると、青年はハーモニカのような楽器を取り出すと、美しく、それでいてどこか悲しみが混じった旋律を奏でた。

 

「もう! すぐハーモニカで誤魔化すんだから」

 

「ですが主様の奏でる音楽はとても素敵ですよ」

 

「ま、ウチの名物みたいなものだね」

 

『城和泉』と『桑名江』と『牛王』、古の刀剣が乙女の姿となった少女達、『巫剣』達は、音楽を奏でる青年、『ツルギ・ガイト』を見つめていた。

 

 

 

 

そして、ある海岸で、黒い燕尾服を着た青年が、海の向こうからやって来る竜巻を見つめて、ニヤリと笑みを浮かべた。




ー『ツルギ・ガイト』ー

CV.鳥海浩輔(刀剣乱舞・三日月宗近 うたの☆プリンスさまっ♪・愛島セシル)

性格はニヒル。

容姿はツキウタの睦月始の髪を銀色にした感じ。
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