なに?ワシが提督じゃと?   作:瞬-setsuna-

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更新遅れてしまい大変すみませんでした。ネタを考えるのと仕事で書けませんでした、本当に申し訳ありませんでした。
まえがきに入ります。

その日は修行のない日。各々がどう過ごしているか見て見たくないですか?
この明石が皆さんの私生活をのぞいてみようと思います。そして、久し振りの建造もあるみたいなので楽しみですねぇ。さ、のぞいて見ますか。


10話 鎮守府の日常

明石「久しぶりに工廠と食堂以外のところに行く気がしますねぇ、少しワクワクしますね」

 

明石がつぶやきながら廊下を歩いていると東方不敗の私室前を通りかかったとき、中から暁と東方不敗の声が聞こえた。

 

明石「おや、今日は暁さんと提督が一緒みたいですねぇ、お休みの日は誰かと一緒にいるみたいですし。皆さんから慕われているみたいですし、本当にいい提督に巡り会えたみたいですね。色々と規格外ですけど」

 

一人つぶやいていると中から声が聞こえて来た。

 

暁「ねぇ司令官、今日こそ一緒に遊んでよね」

 

東方不敗「む、ここのところ修行ばかりであったな。よし今日はとことん付き合ってやろう」

 

暁「わーい」

 

明石「こういう話を聞いていると仲のいい祖父と孫みたいで和みますねぇ」

 

暁「なら鬼ごっこしたーい」

 

東方不敗「うむ。なら久しぶりに海でやるとするか」

 

暁「なら艤装取ってこなくちゃ」

 

明石「海で鬼ごっこ?砂浜ならわかるけど艤装?提督泳ぐのかしら」

✳︎明石は東方不敗が海を走れるのを知りません。

 

東方不敗「フハハハハ!!暁よこれに追いつけるか?」

 

暁「司令官、速すぎよー!!」

 

明石「何あれ、海の上走ってるし。駆逐艦のスピードより早いし、島風ちゃんが見たら喜びそうな状況だけど規格外過ぎますよあの人」

 

規格外なのは知っていたけどここまでとはとある意味付いて来たことを後悔することになった。

次に明石が向かったのは演習場。そこには加賀が提督から教わった奥義の練習をしていた。

 

明石「あら、加賀さん。お休みの日でも訓練ですか?」

 

加賀「ええ、あの奥義、我が物にしたいですから」

 

明石「奥義ですか?」

 

加賀「ええ、形はできているのだけど持続が長く持たないの」

 

明石(あの提督の奥義ですか?艦娘が規格外になるような気が...)

明石「み、見せてもらってもいいですか?」

 

怖いもの見たさで加賀にお願いするとすんなりと了承を得た。

 

加賀「艤装に関して詳しい明石の意見も欲しいわ」

 

明石「ではお願いします」

 

加賀「ええ、行くわ」

 

そう言い終わると艦載機を構え気を静かに練り上げる。それはまるで研ぎ澄まされた刃のように鋭く集中する。

 

明石(凄い、加賀さんの集中力がこちらまで伝わってくる)

 

そして加賀は艦載機を放つ。

 

加賀「超級覇王電影弾!!」

 

艦載機は加賀の高めた気を機体に纏い高速回転し的目掛け突撃する。

 

明石(何これ、え?どうすればこんな威力になるの!!てか艦載機の先端になんで妖精さんの顔が?)

 

的目掛け飛んでいた艦載機だが途中で普通の艦載機変わる。

 

加賀「またダメね。的にすら届かないわ。で、明石どうだっ...何アホヅラしてるの?」

 

明石「だ、だって艦載機が回転して妖精さんの顔が出て来て、何あれ?」

 

加賀「奥義ですが?しかし明石が驚いているところを見るとアドバイスなどもらえそうにありませんね。やはり提督にアドバイスをいただくとしますか」

 

加賀はそう告げると残念そうな顔を浮かべ演習場を後にした。

 

明石「こ、ここの鎮守府の人たちはみんなあんな技を会得してるっていうの?大淀大変そう。報告書とかその辺」

 

明石は同情の念を浮かべつつ次の場所に移動した。

 

 

−図書室−

明石「ここには誰かいるでしょうか。霧島さん辺りがいそうな気がしますけど」

 

木曾「ん?明石じゃねぇか。珍しいなこんな鉄も油もないところに」

 

明石「まぁ、確かにそうですけど。木曾さんはよくここへ?」

 

木曾「いや、提督に奥義を授かってからだな」

 

明石「き、木曾さんもあんなぶっ飛んだことを?」

 

木曾「んあ?知ってたのか。まぁ俺はそのための基礎知識を得るためにここに通ってるようなもんだ」

 

明石「加賀さんのを見ましたので。どんな技なんですか?」

 

明石は怖いもの見たさで木曾に確認をした。

 

木曾「俺のはまぁ剣技だ、だからその為に剣技についてまず資料から漁ってるってわけだ」

 

明石「剣技ですか。確かに木曾さんが改装を積み重ねていけば帯刀しますからね」

 

木曾「まぁそうなんだが提督に確認したら現状でも帯刀を許された。だからほら」

 

木曾が腰に入れた日本刀を見せる。

 

明石「あれ?サーベルじゃないんですか?」

 

木曾「提督にもらった。こいつで出来ることをやれってな」

 

明石「確か、これとこれと、それからこれね」

 

おもむろに明石が資料を取り出す。

 

木曾「なんだこれ」

 

明石「剣技の資料、必要でしょ?これだけあれば大体のことはわかるはずよ」

 

木曾「助かるぜ、俺1人で探すにはここは広すぎる」

 

明石「いえいえ、みなさんがどういう形であれ強くなることは良いことですから、では私は行きますね」

 

木曾「あぁ、この借りはきっと強くなって返して見せるからよ」

 

明石「ええ、期待してますよ」

 

そういうと明石は図書室を後にした。

 

次に明石は食堂へ向かった。食堂近くを通った時にいい匂いが漂って来たからだ。

 

明石「どなたかいらっしゃいますかー?」

 

霧島「明石さん?どうされましたか?」

 

明石「いえ、いい香りがしたものですからつい」

 

霧島「今ちょうど紅茶を入れていたんです。飲まれますか?」

 

明石「いいんですか?でもどうして紅茶を?紅茶は金剛さんじゃないんですか?」

 

霧島「ええ、お姉様がここに来られた時にふるまおうと思って」

 

明石「本当に金剛型の皆さんは金剛さんが大好きですね」

 

霧島「ええ、素晴らしいお方ですから。さ、どうぞ」

 

明石の目の前に置かれた紅茶は優しくいい香りだった。

 

明石「ではいただきますね。あぁ、疲れが取れるような香り、味も優しい味」

 

霧島「ふふ、明石さんに褒められればいい出来だと思います」

 

明石が紅茶を飲んでいた時に霧島に質問してみた。奥義についてだ。

 

明石「霧島さんも提督より奥義を伝授してもらったのですか?」

 

霧島「ええ、でもあの技は今の私では扱えない、まだまだ未熟だわ」

 

明石「霧島さんでも難しい技なのですか?」

 

霧島「気の練り方がね、確かに純粋な物理なら問題ないのだけれど。私は気の練り方が少し苦手みたいでね。こうして集中力をあげるようにしてるわけよ」

 

明石「なるほどねぇ、紅茶は寸分の狂いでも味が変わる。これを修行の一環として取り入れてるわけね」

 

霧島「そ、なんとなく感覚になりつつあるわ。このまま行けるところまで行ってあの背中を追いかける」

 

明石「あの背中はきっと遠いですよ」

 

霧島「望むところよ」

 

明石「頑張ってね、私で出来ることがあればいつでも相談にのるからね」

 

霧島「助かるわ」

 

こうして紅茶をご馳走になり食堂を後にする明石、次に向かったのは摩耶の私室だった。

 

明石「摩耶さーん、いらっしゃいますかー?」

 

摩耶「ん、明石か。珍しいこともあるもんだな」

 

不知火「摩耶さん、どうかなされたのですか?」

 

明石「あら、不知火ちゃんも一緒でしたか。お邪魔してもいいですか?」

 

摩耶「あぁ、上がりな」

 

摩耶の部屋へ上がる明石、何をしていたのか尋ねると。

 

摩耶「不知火が対空について聞きたいっていうもんだからよ」

 

不知火「ここに空母は加賀さんしかいませんし。少しでも力になれればと」

 

明石「だったら対空砲、対空電探などですかね、提督開発に来ませんので私が開発していますが。今度試してみます?」

 

不知火「ありがとうございます。今度試してみます」

 

摩耶「装備があっても心得ってのがあるからよ」

 

明石「そうですね、確かにそういう点では摩耶さんに聞くのが一番ですね。ここにいる艦娘の中では一番対空が得意ですものね」

 

摩耶「おうよ、私の対空と提督直伝の奥義が合わされば空は私のもんだぜ」

 

明石「やっぱりあなた方も提督より奥義を?」

 

不知火「はい、1人1つづつ授かりました。ですが私はまだ基礎的に心配がありますので奥義の訓練は行なっていません」

 

摩耶「私もよぉ〜、理屈が理解できねぇんだよなぁ。なんで分身してんだっつー話だよな」

 

明石「ぶ、分身ですか。それはまた規格外の技ですね」

 

摩耶「ほんとだよな、しかし明石がなんでそれを?」

 

明石はこれまでの経緯を話た。

 

摩耶「加賀ねぇもうそこまで形にしてるのかぁ。さすが一航戦だぜ」

 

不知火「ええ、加賀さんの努力は凄まじいものでしたからね」

 

明石「皆さんの技も完成したら私にも見せてくださいね。それが艤装に応用可能なら応用させますんで」

 

摩耶「お、サンキューな」

 

不知火「ありがとうございます。その時はお願い致します」

 

明石「あ、もうすぐ時間ね。今日はみんなのお話が聞けて楽しかったわ」

 

摩耶「艤装いじるのもいいけどたまには遊びに来いよな。次はお茶ぐらいだすからよ」

 

明石「ありがとうございます。では提督のところに行って来ますね」

 

不知火「はい、新たに来られた方にもよろしくとお伝えください」

 

こうして建造の時間になったので執務室に向かう。

 

明石「あーあ、結局響ちゃんのところには行けなかったわねぇ」

 

響「私がどうかしたのかい?」

 

明石「うわぁ、びっくりした。響ちゃんいつからいたの?」

 

響「明石が摩耶の部屋から出て来た時にたまたま見かけてね」

 

明石「そう、なら一緒に建造に立ち会いませんか?」

 

響「いいのかい?」

 

明石「たまにはいいでしょ。さ、行きましょう」

 

明石は響と執務室にいる東方不敗を呼び工廠にて建造を行なった。

 

−工廠−

明石「ではどの艦種狙いで回しますか?」

 

東方不敗「軽巡、重巡を1隻ずつ頼む」

 

明石「わかりました。では建造を行いますね」

 

資材を入れ建造を開始する。するといつも通り数値が決まる。

 

01:20:00

01:00:00

 

明石「狙い通りみたいですね、では高速建造材を使います」

 

高速建造材を使用し艦娘が現れる。

 

羽黒「羽黒です。妙高型重巡洋艦姉妹の末っ娘です。あ、あの…ごめんなさいっ!」

 

北上「アタシは軽巡、北上。まーよろしく」

 

東方不敗「うむ、よろしく頼むぞ。お主達も明日より修行を開始するが構わぬか?」

 

羽黒「あぅ、ここの決まりであれば従います」

 

東方不敗「強制はせぬ、修行は嫌々やっても意味がない。心身を鍛えたいと本気で思わなければやる意味がない」

 

北上「なら私は遠慮しとくねー」

 

響「でも妹の木曾さんは強くなってるよ」

 

北上「へぇ、木曾っちもしてるんだ。ならやってもいいかなぁ。自分のペースでいいんだよねぇ」

 

東方不敗「うむ、自分の身の丈より少し上が良いんじゃがまぁいいじゃろ」

 

羽黒「な、なら私だってやります。いつかはこの性格も変えたいと思って生まれて来ましたから。私を変えます」

 

東方不敗「その意気やよし。では本日は鎮守府内を見学しその体を休めるが良い。北上は木曾と、羽黒は摩耶と同じ部屋で過ごすが良い」

 

羽黒・北上「了解」

 

東方不敗「響よ、案内頼めるか?」

 

響「もちろんだよ。さ、案内するよ」

 

こうして新たな仲間も増えどんどんと鎮守府として機能し始める東方不敗鎮守府。今後どのような成長を遂げるのかと、東方不敗は内心楽しんでいた。




1日休息を取った艦娘達。今後もさらなる成長を遂げるため修行に出る一行。そこでとある物を見つける東方不敗。その物体とは一体。

次回、11話 東方不敗の艤装?
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