なに?ワシが提督じゃと?   作:瞬-setsuna-

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マスターガンダムを発見した東方不敗。一方で鎮守府には暁ら4人が残り修行をしていた。東方不敗の期待を裏切らないように修行についていた。


12話 暁の教え

−鎮守府−

暁「司令官たちが留守の間私たちも頑張って特訓よ」

 

響「そうだね、早く私達もあの中に入りたいからね」

 

羽黒「負けてられませんね」

 

北上「まぁ、怪我しないように気楽に行きましょ〜」

 

東方不敗たちが出発した後、残り組も訓練に入った。

 

北上「でも訓練っていつも提督と手合わせしてきたけど今回はどうするの?」

 

暁「私が相手になるわ。これでも司令官の元で一番長く修行してるんだから」

 

羽黒「でも暁ちゃん怪我をしちゃうんじゃ...」

 

響「私は賛成だよ。むしろ私達が怪我をする方が確率的に高いだろうしね」

 

北上「んじゃま、始めましょうかね〜」

 

暁「私を倒すつもりで来なさい。でないと大怪我するからね」

 

こうして暁たちの特訓も始まった。

 

−演習場−

暁「響、狙いがバレバレよ。目の動きだけですぐ読めるわよ」

 

響「わかるのは暁と司令官くらいなものだよ。くっ、相変わらず鋭い打撃だよ」

 

暁「羽黒、攻撃を焦りすぎ。そんな攻撃じゃまず当たらないわ。じっくり確実に来なさい」

 

羽黒「確かにこのままじゃ怪我をするのは私達ですね。避けきれない!」

 

暁「北上、やる気出しなさい!本当に大怪我するわよ」

 

北上「やる気出してなかったら既に沈んでるって。うお、危な!!」

 

東方不敗には見劣りするものの暁の動きは格段に良くなっている。

 

暁「一旦休憩にしましょう」

 

響「そうだね、流石に朝からお昼まで通しての訓練はきついね」

 

北上「くたくただよぉ」

 

羽黒「では、シャワーを浴びて昼食にしましょう」

 

こうしていつもより長い時間訓練を行った暁達。成長は目に見えてしている。

シャワーを浴びていると響がとあることに気がついた。

 

響「あれ?暁はどこだい?」

 

羽黒「そういえばシャワールームに入ってからみてませんでしたね」

 

響「まだ演習場にいるのかな?ちょっと呼んでくるよ」

 

北上「よろしくねぇ」

 

−演習場−

響「暁はっと、いた。でも何をしているんだろう」

 

暁は演習場の真ん中で座り目を瞑っていた。

 

暁(あの時の司令官が見せてくれた技。出せるようになったけどもう1つの境地、明鏡止水。あの技をやっぱり使えるようになりたい。あの時の私はスーパーモードになったらしい。あの時は負けたくないという一心で無理やり引き出したもの。明鏡止水には程遠い。澄んだ心で一切の邪念を消し去る。何も考えず、そして心を研ぎ澄ます。)

 

するとあたりの空気が変わる。

 

響(暁から出てる雰囲気が変わった?なんだか安らぐような暖かな雰囲気だ)

 

響がそう感じていると暁が纏う気が視覚できるようになって来た。

 

暁(少しづつだけどわかって来た。心を無にするということは何も考えないのではなく呼吸に集中したりする事。今の状態ではダメね。もっともっと)

 

すると暁の体に変化が起こる。

 

響(暁が光り出した?!これって司令官が言ってた明鏡止水なのか?)

 

暁(見えた!心の一雫が)

 

暁が目を見開く。すると暁が黄金に輝く。それは以前のスーパーモードのように刺々しい感覚はなく、みているものまで心安らぐ光だった。

 

暁「これが明鏡止水...。これが流派東方不敗の境地」

 

響「暁、本当に明鏡止水を発動させたのかい」

 

暁「響、今ようやくわかったわ。この境地がどのようなものか。どのようにして成し得るかを」

 

響「でも早すぎないかい?どうしてそこまで先を急ごうとするんだい?」

 

響の質問は最もである。この艦隊には屈強なツワモノ揃い。そうなると確かに強くなることを急ぐ必要はない。

 

暁「響には話しておくべきかしら。ここに今の司令官が来る前の状態を。これは私が教訓として忘れず持っているもの。いわば私からの教えってことね」

 

暁は響に壮絶な過去の話を話す。暴力など悲惨な状況の鎮守府を。艦隊にいたみんなから守られていた頃の自分を。

 

暁「だからこれは今まで私を助け、支えてくれた人たちへのお礼、恩返しなの。みんなのおかげで私はここまで強くなれた。心身ともに大きく成長したよって。そして今度は私が助ける番、それが私の意思」

 

響「そうか。でもこれだけは覚えておいて欲しい。暁は1人じゃないってことを。もう皆んなを沈めないあの時のようになるのは私も嫌だからね。暁みたいに言うとこれが私の意思だよ」

 

響の言うことは過去の話、自分たちが軍艦の時の話だ。

 

響「だからこれからもよろしく頼むよ、ねぇさん」

 

暁「そうね。私の方からもよろしく頼むわ。後私が明鏡止水を発動できるようになったことは内緒にしておいてね。余計な心配をさせたくないから」

 

響「わかったよ、姉妹の秘密にしておこう」

 

こうして響と合流した暁はシャワーを浴びて昼食をとった。

しかしこの様子を見ていたのは響だけではなかった。

 

大淀「暁ちゃんが提督と同じ輝きになってたわね。でも秘密って言ってたから早々使うことはないわよね。でも使った時の報告どうしよう。うぅ、考えただけでまた胃が」

 

大淀はまた胃痛の種が増えてしまった。

 




暁が明鏡止水の境地にたどり着きさらなる飛躍を見せた。他の艦娘のレベルもどんどんと上がっている。
舞台は戻り島で修行をしていた艦娘達にも動きがあった。

次回、13話 伝承される奥義

追伸
今回更新が大幅に遅れてしまい本当に申し訳ありませんでした。小説を書くことの難しさを改めて実感しております。今後も遅れるようなことがあると思いますが、根気強く執筆して行く所存です。
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