なに?ワシが提督じゃと?   作:瞬-setsuna-

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演習場にて激突する摩耶と東方不敗。しかし摩耶と不知火は一週間前にあった出来事を知らないのである。


4話 流派東方不敗

東方不敗「さて、摩耶よ、早速だが始めるとするか」

 

摩耶「いいぜ?ま、ハンデくらいくれてやるよ」

 

東方不敗「ハンデ?ふん、笑わせよる。むしろこっちがハンデをくれてやろうか?」

 

摩耶「ほざけ!!痛い目に合わないとわからないらしいな」

 

東方不敗「摩耶よ、艤装はせんで良いのか?」

 

摩耶「んなもんなくてもあんたにゃ負けねぇから」

 

摩耶は完全に油断していた。目の前の老人が何者かわからないからだ。もし暁が戦っていたら艤装なしなんてことはなかったであろう。(修行の際は艤装なし)

 

−観客席−

暁「摩耶、完全に舐めきってるわね。あれじゃ何もできないまま終わりそうね」

 

不知火「どういうことですか?艤装がなくとも重巡が老人に負けるとは思いませんが」

 

暁「不知火と摩耶は知らないものね。1つだけ教えてあげるわ」

 

そういうと暁が鎮守府前の攻防戦のことを話した。しかし、

不知火「そんなことあるわけないじゃないですか、そもそもそんなことができるなら艦娘は要りませんよ」

 

暁「まぁ、この試合を見ればわかるわよ」

 

そうこうしているうちに試合が始まった。

 

摩耶「んじゃ始めようぜ。どっからでもきな」

 

東方不敗「初手は貴様にくれてやる。来るがよい」

 

摩耶「へッ、後で泣き言ってもしらねぇぜ?」

 

そういうと摩耶は真正面から東方不敗に突撃し、拳を振るう。しかし当たったと思われた拳は空を切る。

 

摩耶「な?!」

 

その場に東方不敗はいなかった。

 

摩耶「ど、どこに行きやがった!!」

 

摩耶は完全に見失ってしまった。

 

暁「完全に遊ばれてるわね。てんで話にならないわ」

 

不知火「し、司令はどこに?消えてしまいましたよ?」

 

暁「不知火も見えなかったのね。まぁそりゃそうよね」

 

不知火「暁には見えているのですか?」

 

暁「完全にではないけれどどこにいるかはだいたいわかるわよ?」

 

東方不敗「暁よ、まだまだ修行が足りとらんぞ?」

 

不知火「し、司令?どこにいらっしゃるのですか?」

 

暁「後ろよ、不知火」

 

不知火「ヌイ!!」

 

不知火が後ろを振り向くと東方不敗が立っていた。

 

東方不敗「む、暁よ、よく気がついたな」

 

暁「完全に見えないって言ったわけじゃないのよ?だいたいの場所がわかるって言ったじゃない。ずっと司令官と修行してるのよ?これくらいできなきゃ」

 

東方不敗「ふふ、言うようになったではないか。じゃがこれくらいであれば確実に相手の位置を把握できるようにならんとな」

 

暁「こ、これからよこれから!」

 

不知火から見て見ればどちらもバケモノクラスの実力なのではと思ったが声には出さなかった。

 

東方不敗「では戻るとするか」

 

そう言うと東方不敗はまたその場から消えた。

 

摩耶「この!どこに行った!!」

 

東方不敗「どこを見ておるかこの愚か者め!」

 

摩耶「!!」

 

摩耶が振り向くとそこにはいなくなったはずの東方不敗の姿があった。

 

東方不敗「これで実力の差がわかったであろう。まだやるのか?」

 

摩耶「う、うるせぇ!」

 

摩耶は動揺しつつもまだやるようだ。あれだけの啖呵を切った後だけに最後までやるしかないようだ。

 

東方不敗「その心意気やよし。さぁ、来るがよい」

 

摩耶「くっそがぁ!!」

 

摩耶はまたしても拳を振り抜く。その拳は東方不敗に弾かれてしまう。

 

東方不敗「腰が入っとらんぞ?そのような拳がワシに届くと思っておるのか?」

 

摩耶「これでどうだぁ!!」

 

摩耶は連続して拳を繰り出す。しかしそれも弾かれてしまう。

 

東方不敗「これでも実力差がわからんか?」

 

摩耶「くっ」

 

東方不敗「実力差がわかるようにしてやろう。見ておれ」

 

そう言うと東方不敗は壁に向かって掌を全面に突き出し大きく縁を書くような動作を見せる。そうすると空中に梵字が現れる。

 

東方不敗「十二王方牌大車併!!」

 

そうすると東方不敗の分身が現れ壁に向かう。すると壁が騒音を立てて崩れる。

 

摩耶「は?え、いや、は?」

 

不知火「は?」

 

暁「はぁ、また大淀に怒られるわね」

 

東方不敗「む、やりすぎてしもうたか」

 

多種多様な反応を見せる。そして東方不敗は摩耶に振り向き、

 

東方不敗「摩耶よこれでわかったか?」

 

摩耶「な、なんだよ今の、なんか出たと思ったら飛んで行って、飛んで行ったかと思ったら壁が壊れて。わけわかんねぇよ」

 

東方不敗「これが流派東方不敗よ」

 

摩耶「なんだそりゃ?」

 

東方不敗「わしの納める流派よ」

 

摩耶「は、はぁ」

 

暁「ちなみに私も流派東方不敗よ?」

 

摩耶「弟子にでもなったってのか?」

 

暁「その通りよ。ものすごく強くなってきてるんだから」

 

東方不敗「まだまだではあるがな」

 

暁「も、もうそれは言わなくていいの!」

 

不知火「し、不知火も。不知火も司令のようになれますか?」

 

東方不敗「厳しい修行に乗り越えることができればなれるやもしれん」

 

摩耶「正気かよ!不知火!」

 

不知火「私は強くなりたい。陽炎を守るためにも強くなっておきたいのです」

 

東方不敗「その思いがあれば強くなれるだろう。しかし修行は一切手を抜くでないぞ」

 

不知火「はい司令」

 

東方不敗「摩耶はどうする?」

 

摩耶「提督を超えれるならなんでもしてやるぜ」

 

東方不敗「うむ、励むがよい。さすればこのワシをも超えれるやもしれん」

 

こうして新たな仲間も流派東方不敗に入ることとなった。しかし壁を大きな音を出して壊したことを4人はすっかり忘れており、そこには深海棲艦すら逃げてしまうんではないかと言うくらい恐ろしい顔をした大淀が立っていた。

 

大淀「て、い、と、く〜?この壁は何ですかぁ?」

 

東方不敗「うむ、壊れておるな」

 

大淀「壊れてるじゃなく壊したんでしょ!!どうするんですかこれ!」

 

東方不敗「いつものように頼むぞ」

 

大淀「はぁ、また胃痛が...」

 

こうして大淀の胃痛の種が増えてしまった。

 




こうして新たな仲間も流派東方不敗に入門し戦力の強化が促進された。
そして、ある知らせが東方不敗の元に入る

次回、5話 初めての演習。

更新遅れてしまい申し訳ありませんでした。
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